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セルフイメージと競技パフォーマンスの関係

セルフイメージと競技パフォーマンスの関係


7月に入りました。

来月は夏季オリンピックの開催も控え

本格的な夏シーズン到来ですね。

 

私が携わる競泳では、学生の主要大会にむけて

各地域での予選会が始まりました。

 

先日は大阪、京都と高校の大会が行われ

順当にインターハイ予選となるブロック大会に

進んでおります。

 

所属の選手達は厳しいトレーニング期でもある中

それぞれハードなレーススケジュールをこなし

疲労を感じさせます。

 

ケアで携わる選手、学生も

実力を発揮出来た選手もいれば

一歩およばずに悔しい思いをした選手、

本来の力を発揮出来ずにいた選手、

ケガや故障のアクシデントがありながらも

大会に向けてしっかり状態を取り戻した選手など

結果は様々でした。

 

良いパフォーマンスが発揮できるかどうかに

コンディショニングが上手く出来たかどうかが

影響するのは言うまでもありません。

 

コンディショニングが順調に行ってたのに

本番で体が動かなかった。。。

練習では良かったのに、レースは上手く行かなかった・・・

持っている力が発揮出来ない。。。

そんな反省を聞くケースがよくあります。

一体何が影響しているのでしょうか???

 

” セルフイメージ ” を変える!


パフォーマンスに影響する大きな要素に

メンタルスキルという分野があります。

よく メンタルが弱い!

自信を持ってやれ!

気合いが足りない!

など 一言でコーチ陣に一喝されている選手がいます。

ではどうすればメンタルは強くなるのでしょうか?

 

陥り易い勘違いが一つあります。。。

このメンタルは 「厳しいトレーニングや訓練を耐える事で強くなる。」

というスポーツ現場に深く残る根性論の様な存在。。。

 

この根性論を否定する気持ちはありません。

もちろん数をこなす事で、意識的に行っていた動作が

無意識でも出来る様になった、というスキルの獲得や

『あれだけ練習したんだから』という経験から与えられる自信は存在します。

そしてその事は絶対に必要な要素であります。

 

しかし、これでは良いトレーニングが出来ていなかったり

様々な要因で練習量を確保出来なかったりすると

それらから裏付けされる自信は生まれません。

 

トップレベルの選手の中でも、心地一番で強い選手は

大事な場面までに至る経緯や状況、状態などに

影響を受けたり、調子を左右される事がありません。

全く別次元のところへ自身のメンタルを持って行っている様に

感じます。

『勝つことだけ』に集中して、目の前の課題に立ち向かう。

・ 相手が誰だから・・・

・ 今日4本目のレースだから・・・

・ 調整が上手くいってなかったから・・・

そんな事は考えていません。

 

プラスなイメージで作られた”最高の自分”をイメージし

目の前のレースに挑んでいるのです。

 

これは常に高いパフォーマンスを発揮し

大事な局面、一番誰しもが緊張し、逃げたくなるような局面で

しっかり結果を出す選手の特徴です。

 

つまり ” セルフイメージ ” がしっかり確立されている。と言う事

これはメンタルスキルであるので、メンタルのトレーニングや

訓練で強化されるのです。

 

自分自身をどの様に評価しているのか。

・ 練習が弱いので。。。

・ 短距離専門なんで。。。

・ 後半はいつもバテるんで。。。

 

自身を狭い範囲で決めつけていたり

ネガティブなイメージを自身に刷り込んでいたり

そんなセルフイメージでは、自分では分からないところで

脳が勝手に心理的ブロックをかけて、からだを動かなくしてしまいます。

もちろん大事な局面で、ベストパフォーマンスを発揮出来ないでしょう。

 

短距離型だとずっと思っていた人が

科学的な検査で筋細胞を調べてもらうと

実は長距離に向いた筋肉だった、というケースは

よくある事です。

 

人間、本当のところは自分自身を良く分かっていない。

結局はセルフイメージなんて、勝手な思い込みや勘違いなのです。

 

どうせ勘違いするなら、ポジティブなプラス思考のイメージで

勘違いした方が、スポーツで好結果を残す事ができるのです。

 

今回も、あるレースを切っ掛けに自身のイメージを払しょくし

ベストタイムを久しぶりに更新した選手がいました。

結果が出ると、新たな良いイメージが生まれ、好循環を生み出します。

また良いイメージを持つトレーニングを積めば、

どんなコンディションであっても、レースに挑む時は

” 最高の自分 ” = セルフイメージ

を頭に描くことができ、ネガティブな心境に体がストップしてしまう事は

少なくなるでしょう。

 

良いセルフイメージは、そうなりたい!と思わせる目標イメージであります。

人間は頭に描いた風景や映像に、心や体が動く動物です。

目標イメージにたどり着くために、何をすべきなのか?

行動や課題が具体的になります。

日頃からの心構えで、セルフイメージは大きく改善出来ます。

大事場面で最高のパフォーマンスが発揮出来る様に

まずは最高の自分のイメージをしっかり描きましょう。

 

 

 

 

 

パフォーマンスアップのヒントは身近なところにあった!

パフォーマンスアップのヒントは身近なところにあった!


アスリートはもちろんのことですが、

最近ではビジネスで活躍される方々の中でも

パフォーマンスアップに対する質問や要望が増えており

その必要性と、効果を多くのビジネスパーソンに体感いただいています。

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パフォーマンスアップには体や脳の疲れなどが大きく関係しますが

疲労によって、集中力が低下してしまう事が最大の要因であります。

 

短時間でしっかり成果をあげるための集中力。。。

難しく手間のかかる作業を集中してやりきりたい。。。

集中力が切れて、すぐに他の事に意識がいってしまう。。。

仕事や作業中の集中力には様々な課題の声をよく聞きます。

そんな集中力を高める方法が、ものすごく身近なところで!!

あなたのパフォーマンスを飛躍的に高めるヒントがありました。

 

常日頃からあなたが無意識にやっていたこと

ちょっと意識的に取り組む事で、

あなたの集中力とパフォーマンスは必ず上がります。

 

その答えは “呼吸” です。


 

「何だ!今更そんなことか!」と思われたかもしれませんが

まあ最後まで是非読んでください。 m(__)m

 

呼吸には意識的な面と無意識な状態でも行われる2面性があります。

自分の意思で止めたり、沢山吸ったりとコントロール出来ますが

寝ている状態でも呼吸は休む事なく働いています。

 

この呼吸は“呼吸筋”という筋肉の働きで行われているのです。

(各関連する骨格筋、横紋筋、横隔膜など)

 

ではその“ 呼吸 ” がどの様に

パフォーマンスを高めてくれるんだ??


 

先ずはこの方法で、普段は無意識に取り組んでいる呼吸を

意識的に取り組んでみてください。

 

呼吸法

  • 肩の力を抜いて、リラックスした姿勢で行いましょう。

  • 鼻から息を大きく一気に吸い込みます。(3秒)

  • 息を止めます。(2秒)

  • 口から細く、長く、ゆっくりと息を吐きます。(15秒)

  • 一連の呼吸を5~6回程、目をつぶり繰り返しましょう。

         (約2分間)

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この呼吸法は “腹式呼吸” と言われており

“吐くこと”に意識を向けた、リラックス効果の高い方法です。

 

リラックス ⇒ 集中力がUP


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腹式呼吸により副交感神経が働きます。

 

特に”息を吐く”という事が副交感神経の働きを促し

自律神経を整えてくれます。

 

副交感神経の働きは、心身をリラックスさせるので

心拍数を下げ、血圧も下がる働きがあります。

そして脳を休めてあげる事で、気持ちはリフレッシュ出来ます。

 

常日頃から緊張感が高く、頭が回転し続けていると

交感神経有意となり、寝ても疲れがとれない・・・

という慢性疲労の原因にもなります。

 

意図的にリラックスすることで、脳と心が休まり

リフレッシュした脳と体で、再び仕事にリスタートできるのです。

身近で効果的な方法が”呼吸法”です。

是非作業の休憩時間や煮詰まった時の切り替えにいかがだしょうか?

 

 

 

競泳:大阪府選手権 【国体選考会】

競泳:大阪府選手権@東和薬品RACTABドーム

(旧なみはやドーム)


先日11日は大阪府選手権(国体代表選手選考会)に

所属チームの帯同をしてまいりました。

 

9月に岩手で行われる国体の代表選手を決める大会で

大学生はチーム内でのレギュラー争いをかけたレースでも

ありました。

 

特に調整も無い、鍛練期の中のレースでしたので

選手の体も疲労が残る状態で、如何にして

ハイパフォーマンスを発揮できるかが問われました。

キツイ体の中、選手は高い集中力で挑んでいたと思います。

 

いよいよ学生は全国大会に向けたレース期間に入ります。

それぞれに先の大きな目標はありますが

直面するステップとなるレースでしっかり結果を出して

課題をクリアしていってほしいと思います。

 

 

からだは、自分が思った様に動いてしまう。。。


 

トレーニング期だから、からだがキツイ。。。

調整していないから、からだが思い。。。

スピードのトレーニングをしていないから、今はスピードが出ない。。。

 

選手はレースや試合を前に

様々なネガティブな要因が頭をよぎります。

 

これはスポーツ心理学でも実証されている一種の防衛本能であり

結果がダメだった時に自分自身が受けるショックを緩和するためだそうです。

 

「~が相手なら負けても仕方ない・・・」

「~だから遅くても仕方がない・・・」

「~だから上手くいくはずがない・・・」

 

予め、ダメだった場合を想定して、理由を付けて自分を納得させておく事で

本当にうまく行かなかったときに、自分の受けるショックを減らすのです。

 

こういった言葉が選手から出ている時は、選手の調子が悪い時。。。

では無いのです。

 

からだは調子が良いのに、本人のメンタルが一人ネガティブな方向へ歩いている・・・

 

心もちで、自身を取り巻く世界や環境は大きく変わるものです。

 

しかし上手く行かなかったレースや試合を多く重ねたり、

その事を後悔や反省ばかりしていると、マイナスやネガティブな考えが

定着化してしまいます。  レース ⇒ 緊張 ⇒ 不安 ⇒ ネガティブ 

といった具合に連鎖反応を起こしているように思います。

 

長年あらゆるスポーツの選手や学生スポーツでトレーナーをしていると

こういった選手をよく目にします。

実力はもっていて、センスもある。 練習でも強いし、速い。

でもレースで結果を残す事が出来ない。。。

非常にもったいない話だとは思いませんか?

 

先日長年の付き合いになる選手がケアの最中に

「後半になると絶対バテるんです・・・」

とレースの前日に不安を口にしていました。

 

体を数週間前より断然に良いはず。 脂肪も落ちて、筋肉の張りも良い。

練習での状態も良くなってきている。

なのに、レースを前にすると弱気になってしまう。。。

非常にもったいない。。。というより、喝を入れたくなり。。。

領域侵犯でありますが、「そのメンタルを克服しなあかん!」と

選手のレースに挑む心理状態をアドバイスしてしまいました。

しばらくレースで良い結果を出せてなかったので、私も責任を感じていたし

選手もレースに対する自信を失っていました。

レースへの自信はレースでしか取り戻せないと思います。

しかしそこに至るまでのプロセスを変える事で、レースや試合での

気持ちや心の在り方は大きく変えられると思います。

 

翌日のレース後に選手から久々に手応えがあったとの

報告をうけました。 この出来事を期に強い精神力を

持つことの重要性を学んでくれたと思います。

 

 

 

ここ一番の局面でしっかり集中して、結果を出す選手に共通している事は

こういったネガティブな考えを出さないし、見せません。

直面するレースや試合に、今そこにいる自分自身がどうやtって

ベストパフォーマンスを発揮するのか。 これだけに集中して

覚悟を決めているのが分かります。

まだ結果の出ていない先の事を不安に思い、

上手く行かなかったときの事を考えるのではなく、、

せっかくなら、上手く行った時や、上手く行く事

プラスやポジティブな事を考えて、前向きに挑む事で

脳や心が、その様に動き、身体も動かしてるのです。

 

 

 

パソコン作業で起こる頭痛が悩みでした。。。原因はそんなところに!【訪問整体:事例】

パソコン作業で起こる頭痛に悩まされていました。。。


 

昨日のお客様の症例を少しご紹介いたします。

 

仕事の8割りはパソコンでの作業なんで・・・

集中すると3~4時間は休憩なくやってしまう・・・

頭痛で集中できないと作業が全然はかどらなくて・・・

 

プログラマーというお仕事の過酷さと

作業におけるパフォーマンス発揮の重要性

その集中を妨げる頭痛や肩こり・・・

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この2週間程は作業を一定時間していると

首やのどが苦しかったり、頭痛がして辛かったりなど

集中して作業が行えず、イライラされていたようです。

 

特に仕事上でのストレスは感じていない。

頭痛や作業がはかどらないことがストレスだ・・・

 

と現在のパフォーマンス低下を何とかしてほしいとご要望いただきました。

 

 

プログラマー、エンジニアというお仕事


私の主観ですが、お話を聞いていたり、作業へ集中している時

の状態など知る限りでは、かなりアスリートと近いなと思いました。

アスリートも一本のレース、一回の打席、一回の演技など

ここ一番の集中力をピークに持っていった時

または、ベストパフォーマンスが発揮出来た時など

通常の自分とはまた別人格の自分が居たような感覚とか

 

時間の感覚がなかった。。。

周りの音が聞こえずに無音状態だった。。。

自分のスピード感がどんどん加速していくのが感じた。。。

気付いたら競技が終わっていたなど。。。

意識が別次元のところにある様な状態

「没頭」という言葉があうのでしょうか?

心理学では 『フロー状態』 とか

アスリートの世界では 『ゾーン』 とか言ったりします。

 

このフローやゾーンの状態に入り込んでいるのかな?

とアスリートと同じ要素を感じました。

 

アスリートも体に不安要素や違和感があると

この集中力が極めて高い状態、ゾーンに入れない・・・

だからパフォーマンスが発揮出来ないというケースが

多くあります。

 

このプログラマーやエンジニアと言うお仕事も同様です。

痛みや不安要素、違和感があると、そこに意識が言ってしまい

作業に没頭、集中する事の妨げになります。

人間は自分のアンテナが向いたところに意識がいってしまいます。

肩が痛い、腰が痛い、首が痛い、頭が痛い。。。

これらのアンテナは、作業への意識をそいでしまいます。

 

パフォーマンスを発揮する上で

からだの不安要素を取り除く、解決しておく

また日々高いパフォーマンスが発揮できる状態に

自身を準備しておくことが大切であります。

 

 

 

原因はこんなところでありました!!


昨日の症例では背中が丸くなり

頭、首の位置や角度に問題がありました。

その結果、頚部~喉付近の筋肉が異常に固くなってしまい

パソコンの作業、その姿勢をスイッチに筋が短縮し

頭に繋がる筋肉や筋膜と連鎖して、頭痛を招いていました。

 

特に胸鎖乳突筋という鎖骨から耳の後ろに着く筋肉が

緊張状態にあり、アゴを前方に引き出すように

首の後ろが詰まった状態にありました。

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※ピンクの色で塗られた部分が胸鎖乳突筋

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※アゴが前方に突き出ると首の後ろがつまります

 

頚部周囲の筋群をほぐし

頚椎~頭部の位置関係や、背骨(胸椎~腰椎)との

連動性の改善を行い、頭やアゴを楽な位置に整える

ようにケアを行いました。

 

今回の場合は首や頭、アゴの位置を理想的な場所に

留めておくには、それに応じた正しい筋活動が必要でした。

※チンインエクササイズ (下写真)

その部分を取り組まないと、また作業をしていると

同じ状況を招きます。

5~6キロある頭を支えるには、正しく筋肉が働かないと

どこかで代償を行います。

その結果今回の症状が起こるのです。

 

今回お客様に指導したセルフケアとトレーニングの一部を

ご紹介します。

 

首のケアを行うだけでも、症状は随分と改善出来ます。

お悩みの方は試していただけると幸いです。

チンイン、胸郭オープン首のストレッチ(斜め)胸鎖乳突筋のリリース

 

 

サポートしている競泳選手が最優秀個人賞をとられました。【訪問整体】

サポートをしている競泳選手が最優秀個人賞をとられました。


3月から関わらせて頂いている競泳選手がこの前の大会で

最優秀個人賞をとられました。

ベストタイムの更新と全国大会の出場を決められ

本当におめでとうございます!!

喜びの声をいただきましたm(__)m

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私との切っ掛けは全国大会を前にして背中の痛みがあり

どうしよう。。。と困られていた時に出会わせていただきました。

現在はケアを担当し、自分で取り組めるセルフケアや競泳の競技力向上に

向けた、トレーニングのプログラム作成、管理をアドバイスしています。

 

選手本人は非常に競泳に対して真面目であり

顔つきはレジェンドスイマーの北〇選手や日本のエース入〇選手を

彷彿とさせる、精神的な発達を感じる非常に良い顔をしています。

 

一番は「水泳が好きだ」という本人の言葉にあります。

今後の競技人生に長くお付き合いさせて頂く事になると思いますが

この先に訪れるハードルや壁、苦難や挫折も含めて

選手が強くなり、水泳がもっと好きになれるように

サポートしていきたいと思います。

 

「緊張 or リラックス」 パフォーマンス発揮に役立つ心理学

トレーナーとしう職業で、アスリートに関わる事で

日常ではあまり遭遇しないような、緊張した局面に対峙ます。

 

選手自身が持つ心理的な欲求や期待から生まれる緊張

「このレースで結果を出して、勝ちたい・・・」

「この試合で勝てば・・・」

「このチャンスでアピールしたい・・・」

 

どんなスポーツであれ、パフォーマンスを発揮する際の

最適な心理状態や緊張状態が存在し、選手により

それぞれの程度やレベルは違います。

 

「めちぇくちゃ緊張して、力が発揮出来ませんでした。。。」

「スタート台に上った時には足が震えました。。。」

「試合中は緊張している自分に余計緊張してしまいました。。。」

 

など 緊張 はベストパフォーマンスの発揮を妨げる要因であります。

では 全く緊張しない、リラックスした状態がパフォーマンス発揮には

最適なのでしょうか??

 

実は心理学ではこの 緊張とリラックスがパフォーマンス発揮に

どう関係してくるのかといった説があります。   逆U字型曲線

逆U字理論

ピークパフォーマンスを発揮するためには

ガチガチに緊張した、「あがり」の状態ではいけません。

 

また逆にリラックスしすぎた、緊張が全くない状態でも

適切なレベルとは言えません。

 

競技の種類や特性によって、適性のある緊張具合は

それぞれ存在する様です。

 

リラックス > 興奮・緊張 

例えばアーチェリーなどの動作が極めて少なく

集中力の必要な競技は、興奮や緊張の要素よりも

落ち着いて、リラックスした状態の方が好ましい様に言われます。

 

リラックス ~ 興奮・緊張

また陸上競泳の様にスタートの瞬間に興奮状態にあっても

ペースが乱れたり、力み動作に繋がります。

リラックスと緊張が適度にバランスのとられた状態が

好ましいでしょう。

 

リラックス < 興奮・緊張

ボクシング柔道などの格闘技ではリラックスしすぎると

力が入らない脱力感があったり、闘争心をかきたてる

興奮状態に導けません。

 

選手個々によっても違いますが、それぞれに

自分はどの位置に精神状態をコントロールすれば

ベストなのかを把握しておく事が必要となります。

 

 

ビジネス現場における緊張


 

ビジネス現場や各専門家、プロフェッショナルなお仕事の

局面でも似たような緊張の瞬間があるのではないでしょうか?

 

「大事なプレゼンでしっかりアピールしたい・・・」

「この商談が決まれば・・・」

「この舞台を何とか成功させたい・・・」

 

様々な立場で、それに見合ったチャンスや局面が訪れます。

誰もが訪れたチャンスをモノにしたいし、誰もが勝負のかかった局面を

何とかして勝ってモノにしたい。

 

強く思う事は大切なことですが、その思いや

手に入れた時の想像、また掴み損ねた時の想像という

得体のしれないモノが、プレッシャーとなり

損失回避の心理が働き、動きを硬くしてしまいます。

 

「これに成功したら、どんなことになるのだろう?」

「この契約が決まれば、きっと周りはこうなる」

「このチャンスを逃したら、どうなってしまうんだろう」

などなど

まだ起こりもしていない、勝手な不安に支配されると

本来の自分を見失い、大切な目の前の事に対峙する事が出来なくなります。

 

スポーツの世界で結果を出す者は

目の前のレース、目の前のプレー、目の前の練習や相手に

集中した(フォーカス)状態に入り込む事が上手い選手だと思います。

 

ビジネスに全く当てはまるかは、ここでは言えませんが

少なくとも目の前の作業や、目の前の仕事に向かう時の

集中力は、アスリートが入り込むゾーンと似た所に

パフォーマンス発揮の要素があると思います。

 

 

競泳 JAPAN OPEN2016 5.19~5.22 @東京

先日22日まで東京辰巳で開催されていました

競泳のJAPAN OPEN2016にトレーナー帯同していました。

この大会は日本選手権レベルの大会であり

海外からも招待選手が多く参加されるなど、レベルの高い大会です。

選手にとっては出場する事が先ず難しいレースであり

日本ランキングの上位50~60名ぐらいしか出れない大会です。

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先月4月の選考会でリオ五輪の代表が決まりました。

今回はその1カ月後のレースであり、選手のパフォーマンスとしては

レースに対する仕上げのレベルや、中にはモチベーションの部分なども

影響してか、まあまあの結果を残せる選手もいれば

それほど高くない結果となっていたレースが有ったように思います。

常に安定した力を発揮する事が如何にして難しいかを感じます。

 

大会の結果からはジュニアパンパシフィック(高校生以下)の代表として

上位選手が選考され、私が帯同する所属チームからも数名選出されました。

 

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毎回大会に帯同する度に、トレーナー目線では

どうすれば選手が持つ本来の力を発揮できるのか?を考えます。

体が良い状態であっても、それだけではベストパフォーマンスは

発揮出来ません。

スポーツは 心・技・体 であります。

人間不安要素があったり、調子が良くない時は

どうしてもネガティブ面、欠けた部分に意識をフォーカスしがちです。

また選手によっては、メンツやプライドもあり

恥をかいたり、敗北感、劣等感を味わう事への恐怖心も多いと

思います。

 

そういった背景から、大会中の選手の言動、行動は

いつもと違う様子になってしまい、パフォーマンス発揮を応援する

立場としては、心苦しい一面に遭遇します。

そこに至るまでの過程や、他の選手やライバルの様子、調子に

影響されて、自分自身を見失うというパターンが

ある様に思っています。

平常心を保てるように、メンタルコントロールの出来る事が

強い選手の条件なのだと改めて感じました。

 

 

超一流と言われた人や勝負強い選手、

しっかり勝つべきところで結果を残せる選手は何が違うのか?

実に考えさせられます。

 

 

先月引退表明した北島選手のレースが印象的です。

数年前の大会で北島選手は決勝に進めず、B決勝の端のコースで泳がれたました。

 

どの様な心境でおられたかは、憶測でしかありませんが

そのB決勝のレースも全力で挑まれていたことを観て

自分なりの解釈があります。

 

目の前の事に対して、今できる自分のベストを尽くす。

 

それに尽きるのかと。

どうやってこのレースを勝つのか?

その時の調子や、練習の過程は考えず

今の自分自身のベストを出す事に集中している。

そんな心理が必要であり、結果を残す選手なのかと思いました。

セルフケアの習慣が、あなたのパフォーマンスを向上させる

セルフケアの習慣が、あなたのパフォーマンスを向上させる


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今回も引き続き ビジネスパーソン向け の記事として

 ”自己管理” について考えている事を・・・ 書きたいと思います。



 ふじの整体研究所 として、スタートしたのが昨年4月からです。

 あと40日ちょっとで1年となります。

 
 初めて自分の事を知ってくれた人々には

 「 なんで研究所なの? 」 と聞かれる事がよくあります。



その理由は 2つあります。


 

1つは、覚えてもらう事。


   ”ふじの整体院 ”だとありきたりだし

    もう既に何件かあるだろうし。。。


   ”研究所 ” となると  普通の整体とは違うのかな??

    と思ってもらったり

    すこ~し ”古く懐かしい”  ”重厚な感じ”  

    を印象に残してもらえるのでは?

    という考えです。




2つ目は、「からだのコンディショニングを追究して世に広める」というミッション


   コンディショニングとは・・・

       ピークパフォーマンスの発揮に必要な

       全ての要因をある目的に向かって望ましい

       状態に整える事 (※アスレティックトレーナーとしての定義)



   アスリートでもビジネスパーソンでも

   目的や目標に向かって、その成果を上げるためには

   ”体調”という大きなくくりでは、万全にして挑みたいに決まっている。



 そういった方々に対して、自分が提供出来る技術とノウハウを駆使して

 目標達成や自己実現、ビジネスでの成果、日々の豊かな暮らしなど

 手に入れて頂ける様にコンディショニングをサポートする。

    これが自分の役割であると考えています。


その為に必要なあらゆるコンディショニング要素を研究・追求する。

という意味があります。




 
 屋号の話でタイトルテーマからは話がそれてしまいましたが・・・



 何をお伝えしたいかと言うと

 「整体」というキーワードは、近年巷に溢れかえっておりますが

  ふじの整体研究所の意味する「整体」とは


  お客様のークパフォーマンスの発揮や

  顧客やファンに感動を与えられる

  最高のプレゼンテーションを可能にするために

  必要となる 心身の最適化 = コンディショニング 

  これを指して 「体を整える」 = 「整体」

  と言っております。


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そのためには


施術によって痛みやコリを取り除くだけでは無くて、


その方が、自分自身でも日頃からコンディションに気を配り


具体的な方法でセルフケアに取り組めるようアドバイスする事が


重要だと考え、力を注いでいる部分です。



お客様が、日常の暮らしに良き習慣を取り入れてもらい


より良いコンディションを共に築いて行ける様な


健康面のトータルサポートが出来る心強いトレーナーとなることを


目標にしております。






      ” 腰の痛み ”


      ”背中の痛み ”


      ” 肩や首 ”   など



日々の暮らし(仕事、私生活、お母さんの場合は子育て。。。)の中で


疲労感やコリ感が蓄積して、多くの方が何かしらの症状で


からだで感じる疲れを抱えていると思います。



「ストレッチや体操をすれば良くなる」


分かっていても、なかなか継続して取り組めないのが


人間なのでしょうか。




からだは一番身近なご自身の資本です。


知識・技術 の様に 新しいものを手に入れる事は出来ません。


機会・道具 の様に 修理したり、部品を取り換える事は


簡単には出来ません。


自分自身の体・体調に気を使う事、時間を割く事が


スポーツ・ビジネス 共通して重要だと思います。



コンディションがもたらす差







 アスレティックトレーナー 藤野絢也

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~集中力を高める整体~
 ふじの整体研究所

「ハイクオリティな整体をご自宅等へお届けいたします」
(京都、訪問整体、パーソナルトレーニング、アスレティックトレーナー)

HP: https://fujino-seitai.com
FaceBook :https://www.facebook.com/fujino.seitai
Twitter:@fujino_seitai

腰痛に効果的なセルフケア(前に倒れる動作の痛み)

今回もパフォーマンスを最大限に高め、自身の能力を存分に
発揮するためのフィジカルコンディショニングを紹介します。

パフォーマンスを下げる要素は色々ありますが
今回は「腰の痛み」 腰痛にフォーカスした
内容で解説いたします。

題して「腰痛に効果的なセルフケア」
  ~ 前に倒れる動作の痛み ~

腰痛と一言に表しても

・どの動作で痛むのか

・どの部位が痛いのか

・問題の起こる部位はどこか

などにより、多く分類出来ます。

痛みが発症するメカニズムが違えば
治療のアプローチ
対症となる運動療法
もそれぞれ変わります。

痛みがどの様にして
どの部分につくられるのか? 発症するのか?

その方の姿勢や動作、柔軟性などどの様に関連し
何が問題点となっているのか?

個々に応じた正しいアプローチが出来ないと
痛みは改善出来ません。

今回は前屈動作(前に倒れる動作)
発症する痛みに対してストレッチを
ご紹介いたします。 c0362789_06570552

上の図みぎ をご覧ください。

背中が丸く、筋肉が上方に引っ張られ

またお尻の筋肉が固くなり、骨盤が後傾位

(後ろに傾く)の場合、腰の筋肉が

常に引っ張られた状態となり筋肉は固くなります。

この様な場合は骨盤の前傾(前に傾ける)と
股関節を屈曲(曲げる)動きの可動性を改善
する事が必要になります。

この骨盤の前傾、股関節の屈曲
制限する筋肉は

・腰部の筋肉(筋膜)
・おしりの筋肉(筋膜)
・太ももの裏の筋肉(筋膜)

になります。

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~ How to ~
①片膝抱え込み(写真うえ)

 1.上向けに寝た状態で片方の膝を胸に着ける様に
   抱え込みます。

 2.この時反対側の足は真っ直ぐ伸ばしたまま
   行いましょう。

②両膝抱え込み(写真した)

 1.上向けに寝た状態で両膝を胸に着けるように
   抱え込みます。

 2.出来るだけ、腰を丸める様に伸ばしましょう。

ポイント
・腰部をしっかり丸めましょう。

・膝は真っ直ぐに引き付けましょう。

効果
・おしり、太もも裏、腰の筋肉を伸ばせます。
・骨盤の後傾、股関節の屈曲を促します。

今回は屈曲型(前にかがむ、倒れる動作)
対症にしたストレッチと改善の方法を
ご紹介しました。

痛みが無くても、日頃のケアや
姿勢改善、スポーツのウォーミングアップなど
運用していただけます。
是非取り組んでみてください。

パフォーマンスを高めるファンクショナルストレッチ③

「パフォーマンスを高めるファンクショナルストレッチ」第三弾

競技のパフォーマンスを高めたいアスリートや

自身のコンディションを最良の状態に高め

各分野での最高のパフォーマンス発揮を求める方々に

ご自身で取り組める効果的なセルフケアをご紹介します。

今回は以前にご紹介したストレッチの応用編として
肩甲骨の可動性改善や胸部、腰部、背部の筋をリラックス
させる事に効果的なエクササイズを解説します。
※以前の記事も参考にしてください。
⇒ 肩こり・腰痛を改善させるストレッチ(過去記事)

今回の内容ではオープンリーチという胸郭の回旋可動性
改善させるストレッチについて、より効果的に
肩甲骨との連動性を意図した方法を紹介します。

特に野球やテニス、バレーボールなど
オーバヘッド(頭より上)での肩のストローク動作を
必要とするスポーツには、ウォーミングアップや
日頃のセルフケアに取り入れてもらう事で
パフォーマンスアップに効果的です。

私が専門とする競泳でも、このストレッチは
指導現場で多く取り入れ、日頃の選手の
コンディショニングに活用しています。

また競技スポーツのパフォーマンスだけに限らず
日頃の疲労に対するケアや
ひどい肩こり、腰痛、首の痛みに対しても
このエクササイズは効果的ですので
是非取り組んでみてください。

肩甲骨と胸郭の適合性が改善する事で
肩甲骨周囲筋群は(リンク有り)適切な
筋張力に戻ろうと働きます。
この運動では肩甲骨と胸郭の位置関係を
改善する事が可能ですので
一連の動作を継続して取り組む事で
肩甲骨周囲の筋肉の張りや肩こりは
劇的に改善出来ます。

オープンリーチストレッチ(応用編)

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~ How to ~
1.横向きに寝た状態で、上側になる足の膝を
  お腹の前辺りに置き、へそが床を向くようにしておきます。

2.上半身は曲げた足と反対方向に捻ります。

3.肩甲骨を寄せた状態で写真①~②の様に手を上下に動かします。

4.肩甲骨周辺の筋群が伸び縮みする事を意識します。

5.胸郭を回旋した状態での肩甲骨の上方、下方の回旋可動性を改善させます。

ポイント
・胸郭を捻った位置での肩甲骨の上下の運動を
 意識しましょう。
 この運動により肩甲骨の内転、外転の可動性や
 連動性が改善します。

やり始めは固くて動かない肩甲骨も
繰り返し行う事で、筋肉がほぐれ
肩甲骨の可動性や周辺筋群のコリ、張りは
改善します。
是非お試しください。