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ジュニアスイマーに陥りがちな姿勢とストリームライン

ブログや水泳関係のトレーナー、講師の活動を通して認知していただき

競泳選手やジュニアの選手からの問い合わせがあり、

施術やトレーニング等で依頼をいただき、関わらせていただいております。

 

各世代、競技レベルもそれぞれにスイマーを見ていますと

競泳の競技力に必要な要素や、故障・怪我を招く要素がよくわかります。

 

その中でも

今回は基本となるストリームラインについて書き残します。

 

競泳という競技は

 推進力を生み出す ×   抵抗を減らす

という要素を持つ競技です。

 

また綺麗に泳ぐことを競う競技では無く、速く泳ぐことを

競う競技ではありますが、綺麗な泳ぎは抵抗が少なく

エネルギー効率の良い泳ぎとなり、結果的に速く泳げる側面があります。

 

その土台(必要条件)となるのがストリームライン(基本姿勢)です。

 

ストリームラインが正しくとれないと水の抵抗が増え、

エネルギー効率が下がります。

 

中でもジュニア(小学生)に多い「ぽっこりお腹」の立ち姿勢…

これは腹筋と臀筋の活動が弱く、骨盤が前傾して腰が反った状態です。

 

スライド1

 

 

この状況では腰が反る事で背中(胸椎)が丸くなり

頭が前方に押し出されるように、首が反ってしまいます。(上の写真)

 

この状況でストロームラインを組むと、腰が反る事で水中に沈む部分が増え

抵抗が増えることになります。(下の写真)

 

スライド2

 

 

 

 

この状況は何によって改善できるのでしょうか??


ジュニアの「ぽっこりお腹」 これは幼児体型に多い姿勢です。

腹筋の活動が弱く、お腹で壁を作れていない状態です。

またお尻(臀筋)の筋肉を使わない事で、骨や筋肉により掛かる様な

姿勢のとり方となり、骨盤が前傾して、腰椎が伸展(反る)した姿勢となります。

 

これらを改善する対策としては「トレーニング」が重要です。

体幹(股関節、背骨、胸郭)の筋群を正しく活動させる訓練を取り組む事で

正しい姿勢のとり方を学習する事が出来、立位姿勢を随意的(自分の意思)

に正す事が出来ます。

 

 

 

 

具体的には


 

・臀筋群と背筋群のトレーニング

→ 股関節を伸展させ、胸椎を伸展させます。


バックブリッジ シンプル

 

 

 

 

 

・腹筋群のトレーニング

→ 腰椎の前弯を止め、骨盤を後継させます。


 

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・背筋群(上位)のトレーニング

→ 骨盤の前傾、腰椎の伸展を出来るだけ止めた状態で、上位の背筋群を

使うトレーニングです。


 

 

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これらのトレーニングを毎日取り組む事で

ジュニア(小学生)でも体の使い方を理解して、自らの意思と感覚で

正しい姿勢を作る事が出来る様になります。

 

 

スライド3

 

左の写真と右の写真は同じ日に撮影し、協力いただいた写真です。

右はトレーニングで使い方を覚えた筋肉を意識してストリームラインを

作った姿勢です。 左側のあえて意識せずに作った姿勢と比較しています。

 

右側の写真では明らかに腰の反りが軽減し、背中と腰のギャップが少なく

赤の点線と比較しても、真っ直ぐに姿勢を作れている事がわかっていただけると

思います。

 

スライド4

 

 

水中に浮かんでも、腰が浮いて、フラットな状態をキープ出来ている事が

わかるかと思います。

 

スライド5

 

 

右と左を比べて、どちらが競泳という競技の中で

高いパフォーマンスを発揮できるかは、答えが直ぐにお分かりだと思います。

それだけ、ストリームライン(基本姿勢)が大切だと言うことです。

 

これは体の柔軟性も大きく影響します。

背中がかたく、伸ばす事が出来ない選手は、先ず背中の柔軟性を獲得する

事から必要となるでしょう。

他にも股関節が硬い選手は、股関節の伸展、内旋の可動域の獲得が必要です。

 

基本姿勢、ストリームラインが正しく組める様になることは、競泳の場合

水中に入るまでの取り組みでパフォーマンスを左右することになります。

 

このジュニア(小学2年生)選手は全国レベルの選手であり、この世代での

競泳のパフォーマンスは高い位置にいます。

毎日の生活の中にトレーニングを取り入れていただき、本人が姿勢の感覚や

正しい姿勢の作り方を理解しています。理解力もとても高いです。

トレーニングと努力で改善出来る事であり、この改善は体力を作ることと

匹敵するほどの、競技力向上の要素を持っています。

先ずは写真を真似るなどして、取り組んでみてください。

 

そして是非一度 息子さんや娘さんの立ち姿勢や

ストリームラインをご確認ください。

 

※ 掲載している写真は、当院の患者様より承諾を得て掲載させていただいて

おります。 無断での転写や仕様をお控え願います。

 

ジュニアスイマーに起こりやすい腰痛と特徴について(腰痛、腰椎分離症)

アスレティックトレーナーの藤野です。

日頃から競泳のチームや選手、患者さんのコンディショニングに携わる機会が

多く、今回はトレーナーや現場からの観点で

ジュニア世代(小学生〜高校生)の水泳選手に起こりやすい腰痛の特徴など

ご紹介いたします。

 

 

肩に次いで2番目に多い部位


 

水泳選手に起こる腰痛は、肩の痛みに次いで2番目に多い故障です。

これは競泳のパフォーマンスを左右するストリームラインが影響します。

体を真っ直ぐに保つ際に背筋群が活動し、疲労する事で筋・筋膜が緊張します。

その際に体幹の筋群(腹筋や股関節周囲、背筋など)が弱っていたり

アンバランスがあると腰痛を招きやすいと考えられます。

 

特にジュニア世代の成長期は、骨が柔らかく、体幹筋力や関節の柔軟性なども

一時的にバランスが悪い状態を招きやすく、発生リスクが高い時期であると

考えています。(腰椎分離症など骨の疲労骨折を招きやすい)

 

 

オーバーユース(慢性的)が疼痛発生の要因


 

これらは一回の練習や、一本のレースで痛める怪我や故障ではありません。

毎日の練習や生活での積み重ねが、局所にかかるオーバーユースとして

慢性的なストレスで故障につながります。

(大学生などダイブの練習中に痛くなることもあります)

急に痛くなる事よりも、少しずつ腰が痛いな〜と感じている日々の

積み重ねが、ある朝突然として強い痛みに変わっている。というケースが

多いです。

 

 

 

では何故同世代のスイマーの中で、腰痛に陥る選手と

そうでない選手に分かれるのでしょうか??

それには腰痛を招く、条件があります。

今回はその特徴(条件)を上げておきたいと思います。

 

 

腰痛を招きやすいスイマーの身体的な特徴


 

・姿勢が悪い

猫背(背中が丸い)や反り腰といった背骨がどんな姿勢であるか

これは大きく関係します。

特に水泳ではストリームラインの姿勢で、腰が反りすぎる選手

腰痛に陥りやすい傾向にあります。

 

 

・片側の捻り動作

クロールや背泳ぎなどのローリングのある種目の選手は

右、左とどちらか一方に体を捻るクセを持つ選手が多くいます。

クロールで言えば呼吸、背泳ぎではプルの深い方など

泳ぎやすい本人のリズムの取り方や体の使い方が影響しています。

これら片側だけの捻り動作が極端に多いと腰部に捻れストレスを増大させ

腰痛の原因となります。

 

 

・肩甲骨〜胸郭の可動性

競泳の特徴として、手のかき(プル)が推進力を生み出す事に関して

カギとなります。 したがって、上半身のテクニックや筋力が重要であり

その為に疲労を感じる部位としても、肩や腕などの上半身が多く上げられます。

筋肉の特性として疲労したり、緊張状態が続くと硬くなることがあります。

上半身の筋群が硬くなると、肩甲骨や肩関節の可動域は低下して

同時に胸郭(胸骨、肋骨)も可動性を失い、結果的に腰部の伸展(反り)や

腰を捻る事で代償してしまい、腰痛の要因となります。

 

 

・股関節の可動域

見落とされがちなのが、この股関節です。

特に股関節の伸展可動域、内旋可動域の不足は

水中動作における腰部の代償を招きます。

エネルギー効率がよく、推進力の高いキックを行う為には

必ず必要な可動域となります。 パフォーマンス自体にも大きく

影響する項目であります。

 

 

・体幹の筋力不足 又は アンバランス

ストリームラインの姿勢は腰背部の筋群が活動し体を伸展位(真っ直ぐ)に

保った姿勢となります。この姿勢を保ちつつ、プルやキックの動作を行う為

水中動作での腰部の伸展が起こりやすいのが競泳の特徴です。

その為、腹筋や背筋、股関節周囲、など中心部の筋群が必要であり

特に腰部の過伸展を止める働きをする筋群が必要となります。

現場では下腹部の腹筋や腸腰筋、背筋の上部、多裂筋、臀筋など

腰部の伸展(反り)を止めつつ、ストリームラインを真っ直ぐに保つための

筋群を意識してトレーニングさせています。

 

 

ひどい腰痛を訴える場合、どうすれば良いか??


 

もしお子さまや選手が「腰が痛い」と言ってきたり

選手ご自身がひどい腰痛を感じた場合、どうすれば良いか。

 

・朝起きたら急に腰が痛くなっていた。又は最近痛みが強い

→ 筋疲労性の痛み、もしくは腰椎分離症が疑われます。

ポイントは痺れの有無や下肢に力が入るかどうかなど神経症状の有無が

病状を大きく左右します。

整形外科へ行くことも一つですが、レントゲン上の判断で分離症、又は

腰痛として扱われることが多いでしょう。

 

 

・足や下半身への痺れ、又は力が入りにくい

→  整形外科へ行って、腰部の痛みと、痺れがあることを伝えましょう。

MRIなどの精密検査を勧められ、椎間板ヘルニアの疑いを示唆されるでしょう。

この場合強い痛みや痺れが引くには1ヶ月前後の時間を要します。

ここまでひどい状況にならない様に、日々のケアやトレーニングが必要です。

専門家の下で、リハビリの実施をお勧めします。

 

 

 水中での練習はどの様に対策すれば良いか??


 

・ボードのキック練習は腰部への負担が大きい

→ シュノーケルを付けて、ストリームラインキックに変えると良いでしょう。

 

・プル中心の練習

→出来るだけローリングを抑えて、真っ直ぐ泳ぐ練習を勧めます。

シュノーケルなど真っ直ぐな状態で泳ぐことに効果的です。

 

・ダイブやスタートダッシュなど

→ダイブ(飛び込み)は負担が大きいので痛みが強い間は

壁スタートなどに変えて、控える方が良いでしょう。

 

・コルセットの使用

→ コルセットで腰部を固定させて、泳ぐ事も良いでしょう。

腰痛になる原因として、腰部の過伸展や過度の捻り動作などが挙げられます。

その動作を減らす事でも、フォームの修正につながります。

 

・水中以外での取り組み(リハビリ、トレーニング)

→ 水中練習の前後で、ストレッチやトレーニングを行いましょう。

私は現場でのアドバイスとして、コーチとの相談を前提に

陸上でのトレーニングやリハビリを実施させていています。

特に練習中は痛くて出来ない時期や、抜ける練習もありますので

その際にただジッと見ているだけではなく、リハビリをプールサイドで

取り組む事で、本人も前向きな行動を取り組んでいると実感できます。

 

 

 

具体的な対策(リハビリテーション、トレーニング)


 

 

脊柱の伸展(上背部の可動性)を改善するストレッチ

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脊柱(背骨)の可動性を改善するエクササイズ

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胸郭の可動性を改善するエクササイズ

ポールでのセルフケア

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肩関節の可動域を改善するストレッチ

胸筋壁ストレッチ

肩関節後下方ストレッチ

上腕三頭筋ストレッチ

 

 

 

股関節の柔軟性を改善するストレッチ

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体幹のトレーニング

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社員が疲れていては、生産性は上がらない。【健康経営について】

社員が疲れていては、生産性は上がらない。【健康経営について】


 

ふじの整体研究所では企業や会社、組織の生産性の向上を目的に

従業員、スタッフなど現場で働く方々の健康増進とパフォーマンスUPが

期待出来るコンディショニングセミナーを実施しております。

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主な内容としては以下の様な事を行います。

・デスクワーク中心の現場では腰痛が多い!

 腰痛予防のセルフケアとしてストレッチや体操を指導しています。

 

・女性社員の多い会社は肩こりに悩む比率が高い!

 肩こりを改善するストレッチやトレーニングを指導して姿勢改善します。

 

・会社で毎朝ラジオ体操を長年取り組んでいますが

 あんまり効果が期待できません。。。自社オリジナルの体操を作ります!

 

などなど 依頼先のご要望や目的に応じた内容をご提案させていただき

担当者や代表者の方と二人三脚で、会社に役立つ内容となる様に

実践させていただきます。

 

健康経営への具体的な取り組みとして

従業員やスタッフの方々の満足度も高く、会社の雰囲気UPに

とても効果的な内容です。

「自社で取り組みたいな〜 けど何をしたらいいのか。。。」

と悩まれている担当者の方がおられましたら、是非一度

ご相談ください。

 

企業のためのコンディショニングセミナーについて

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従業員/スタッフさんの健康増進と福利厚生(リフレッシュ&コンディショニングセミナー)

先日2月8日に宝塚の中山寺さまでセルフケアのセミナーを行いました。

毎年この時期に従業員/スタッフの方々の健康増進と体調管理を
目的にこのセミナーをご依頼いただいております。

今年も肩コリや腰痛、肉体疲労が起こりやすい要因を伝え
それらを解決するための方法を実技で体験していただきました。

3年目となる今回は、皆様熱心に実技や2人組みでの
ストレッチなどを取り組んでいただき
その効果や改善を実感していただけました。

ストレッチやトレーニングも上手く効果的に行えるように
なるためには、一定の時間や量、回数をこなす上で
コツを掴んでいきます。

多くの方々が、セルフケアの資料を元に
自宅でも継続しています。と日頃の取り組みを報告していただき
ました。

常日頃の中にコンディショニングを取り入れる方法が沢山のあります。
会社や組織全体で、その必要性を感じる方々が増えることで
コンディショニングの実施率が高まります。

私どもはより多くの方々がセルフケアやトレーニングを
日頃の中に取り入れてもらい、元気でイキイキと活力ある
日々を送っていただくことで、
毎日に「健康である」 「元気である」 「いい気分だ」
といったように幸福感を持っていただけるように
なる事を目指しております。

今回はそのセルフケアのセミナー資料を下記のURLに添付いたします。
是非ご活用ください。
中山寺様2109.2.8 セミナー配布資料

 ふじの整体研究所 代表 藤野絢也

誰でも簡単に出来る!セルフ肩コリ解消の方法

肩こりを和らげるには運動しかない!


 

記事をご覧いただいている皆様は 程度はさておき 肩や首、背中などに

張り感やコリを感じている 「肩こり」の状態だと思います。

日頃皆様はこの肩こりをどの様に解消されておられるのでしょうか?

・何もしないでほったらかし

・週に1度または月に2〜3度マッサージへ

・コリをほぐすサプリメント?栄養剤でしのいでいる

どれもその場しのぎの対処であり、根本的に解決するには難しいですね。

 

私は日頃 ビジネスパーソンや主婦の方々に肩こりとの付き合い方

指導しています。

肩が凝っているから整体・マッサージで頼りっぱなしに

なるのではなく、自分自身でも日常生活の中で何をすべきなのか、

どの様に注意やポイントを心がけるのか、などセルフケアを重視しています。

そのセルフケアとは「運動」です。

運動といっても、走れば良いとか、テニスやゴルフといった

スポーツを楽しむことではありません。

ここで言う運動は

日常をより快適に過ごせる体にするために

  より動きやすい体で趣味やスポーツを楽しむために

  仕事や趣味でのパフォーマンスを高めるために

事前の 準備(=コンディショニング)としての運動です。

 

コリの感じ方や日常に支障を与えるレベルは人それぞれですが

人間「痛み・違和感・不快感」を感じる部位がどこかにあれば

そこに意識がいってしまうものです。

作業に集中したい時なのに肩こりが気になって・・・

なんて事があるのではないでしょうか?

 

大切なことはこれらの症状は誰しも発生すると言うことであり

日常の習慣をどの様に変えて、自身の体とどう付き合って

行くのかと言うことだと思います。

 

 

セルフケアを身につけ良い習慣にしよう


 

私が推奨しているストレッチや体操は

トレーナーとしてアスリートに関わる中で

選手のパフォーマンスをより高めるために推奨している

内容から、ビジネスパーソンや主婦の方がお困りの

肩こりや腰痛に特化して、その改善や予防の方法へと

考えて提供している内容です。

自身の体をケアして、より高めて行く意識は、肩こりだけでなく

生活における全ての事に有益な変化をもたらしてくれます。

睡眠や食事、余暇の過ごし方に日頃の姿勢など

コンディショニングを高めて、より充実した毎日をお過ごしください。

 

 

ストレッチ紹介(動画)


 

それでは今回もタオル一枚あれば、いつでもどこでも

簡単に取り組める肩こり改善のストレッチをご紹介します。

 

たった3分で肩や肩甲骨がスッキリ軽くなる!超かんたん肩コリ改善 ー後方肩回しストレッチー

たった3分 超かんたん肩こり改善ストレッチ


 

今回は肩こりに効くストレッチをご紹介します。

誰でも簡単に、どこでも、たった3分

デスクワークや車の運転など凝り固まった筋肉を

ストレッチでほぐし、辛い肩こりを解消してくれます。

ぜひ動画を見ながらお試しください。

 

ストレッチ後の感想


 

・腕を回す毎に肩甲骨がはがれていく感覚でした。

・肩が回りやすく、疲れが抜けた。

・胸も伸びて、呼吸がしやすくなった。

など肩こりの改善効果を感じていただけました。

 

ポイントは悪姿勢の原因になる筋収縮


 

このストレッチでは、デスクワークや パソコン、スマホ

車の運転など、肩が前に閉じて背中が丸くなり首をすくめた様な

悪姿勢の原因となる筋肉にアプローチしています。

従来のストレッチに比べて、大きな動きの中で筋肉を使いながら

伸ばすことで、収縮しやすくなっている筋の反対の作用を

促してくれます。

注意点やポイントをよく聞きながら、取り組んで見てください。

 

わき腹のストレッチで肩こり・腰痛をダブルで解決 -背骨ストレッチ側屈編 –

 

今回もタオル一枚あれば、どこでも簡単に取り組めて、なんと

肩こりや腰痛をダブルで解消してくれるストレッチをご紹介します。

最後に動画を貼り付けていますので、解説と共にご覧いただき

実践してみてください。

 

 

1、体側の緊張はオフィスワーカーにとって大敵


 

実はこの体側のストレッチは一つの動作によって

3つの大きな筋群を伸ばす事ができます。

それは 広背筋(背中)、腹斜筋(お腹)、大臀筋(股関節)です。

これらの筋肉はそれぞれが肩こりや腰痛との関係性が強く

硬くなる事で症状を招く要因となります。

 

上半身では広背筋や肩関節の後方、下方の筋群が硬くなる事で

いわゆる猫背姿勢(肩関節の内旋)を助長します。

また広背筋の筋緊張は肩甲骨の可動性を妨げ、

背中のダルさや腕のダルさなどの不快症状に繋がります。

 

お腹の部分では腹斜筋やその下にある腰方形筋が短縮し

胸腰筋膜の緊張を高め、腰痛の主要因となります。

特に腰方形筋は腰痛を抱える人には、ケア必須の筋肉であり

この部分を効果的に緩めることが、痛みやダルさの解消に繋がります。

 

そして股関節の部分では、大臀筋や殿筋筋膜の短縮が

股関節や骨盤の可動性を妨げ、デスクワーク中の座っている姿勢などで

腰部に緊張を招く要因となります。

特に大臀筋、臀筋筋膜は骨盤の上を跨ぎ、胸腰筋膜(腰)に

付着しています。 腰とお尻の筋膜がくっつき、綱引きをしている状態…

すなわち双方の緊張が、お互いの筋緊張を招き

結果として骨盤や腰椎の可動性を妨げているのです。

 

2、実際のストレッチはこんな感じ


 

まずは椅子に座った状態でやって見ましょう。

出来るだけタオルの端を持って、骨盤と脇の下を引き離すように…

気持ちよく伸びている位置でゆっくりと深呼吸 × 2回

 

 

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次は立った状態で壁や柱を使ってやって見ましょう。

壁から遠い方の手を頭の上を通って、壁につけ

腰やお尻は壁から離すように、双方に引き離します。

上半身を壁に預けるように体重をかけると効果的に伸ばせます。

座って行うストレッチよりも、効果的に腰方形筋が伸びますので

腰痛で悩む方には特に効果的です。

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3、実はこんな効果も期待できるんです!


 

体側のストレッチでは、胸郭(肋骨)、肩甲骨

可動性を高められます。

これらの動きが制限されると 呼吸 をした際に

胸郭が開かないため、肺の伸縮活動が制限されてしまいます。

実はそのほとんどが気づかない内に、肺の機能を低下させており

呼吸機能の低下が、眠気や疲れが取れないなどの症状を

招くことになるのです。

体側をストレッチすることで、胸郭や肩甲骨が動くようになり

呼吸とともに肺が機能的に動くようになります。

 

呼吸の改善が酸素の循環を良くし、脳も活性化されます。

作業中の疲労感や眠気の解消は、この体側のストレッチが必須です。

わき腹を効果的に伸ばして、肩こり、腰痛の改善と

脳の活性化によるクオリティの高いパフォーマンス発揮につなげてください。

 

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超かんたん!タオル一枚で姿勢を改善。オフィスに居ながら自分で肩コリ・腰痛をケア。

超かんたん!タオル一枚で姿勢を改善

オフィスに居ながら肩コリ&腰痛ケア


【ストレッチの動画を公開しています ページ下方リンク】

今回は肩コリや腰痛の原因とも言える ”姿勢不良”  について解説し

ご自身で簡単に取り組める、タオル一枚あればどこでも出来る

そんなストレッチをご紹介いたします。

 

結論から申しますと、肩コリや腰痛の改善には

胸椎の伸展 & 胸郭の水平伸展 が必要です。

では一つずつ解説します。

 


 

1、胸椎の伸展

これは脊柱・背骨のことを言います。 その中でも胸椎といって

胸のレベルにある12個の背骨の部分になります。

人間の脊柱には生理的な弯曲が元々備わっており、真っ直ぐではありません。

特に胸椎は ”後弯” といって、後ろに丸くなる弯曲になります。

元々丸く形作られているのに付け加え、現代のパソコンやスマホにより

人間の体、特に背中が丸くなる姿勢に陥ってしまいます。

この姿勢では頭が前下方に垂れ下がるように、首や肩、背中に負担がかかる

事がお分かりいただけます。c0362789_22355277 (1)

 


 

2、胸郭の水平伸展

これは胸あたりの胴体になる 胸骨や肋骨、からなる

肺などの臓器を取り囲むカゴの様な部位を言います。

この胸郭も肋骨の間が広がったり、狭くなったりし

動いているのですが、一番短に感じていただけるのは

呼吸運動に伴って、このカゴが広がったり閉じたりするのが

お判り頂けると思います。

しかし肩コリや腰痛でお悩みの方で、多くの方がこの胸郭の

可動性に問題を生じています。

胸郭が広がらない事で、背骨(胸椎)が伸びず、その逆も多い…(下写真左側)

その原因により横隔膜が動かず、呼吸も浅くなり、酸素不足に陥っています。

日中にやたらと眠い… 朝起きても疲れが取れていない…

気づいたら口で呼吸している… など 胸郭が開かない事で

様々な現象につながっているのです。

酸素が取り込めない事で、脳が酸素不足になっていると

思考能力や判断能力にも影響を与えており、そんな状態では仕事の

質が上がるはずありませんよね。

姿勢 比較


 

3、具体的なストレッチをご紹介

今回の動画ではこの 胸椎の伸展(伸び) & 胸郭の水平伸展(開き)を

改善する方法を紹介しています。

・椅子に腰掛けて行います。

・タオル一枚をご用意ください。

方法はとても簡単です。 仕事の合間や休憩時間に2〜3分あれば、

背中や胸がスッキリし、呼吸もしやすく爽快に気分になっていただけます。

出来るだけ体の力を抜いて、背中や胸の筋肉が気持ちよく伸びている様に

おこなってください。

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写真で示されている様に 骨盤を植木鉢に例え

その植木鉢を前後に傾ける様に動かします。

特に悪い姿勢(デスクワーク中に背中が丸くなった状態)では

植木鉢が後方に傾いた状態です。

この植木鉢を先ずはしっかりと立てる事がポイントです。

そうする事で、植木鉢から生える植物が真っ直ぐに上に向かって

立ってくれるのです。

姿勢 比較

骨盤を正しい位置に立てて、背骨も姿勢が改善されるのです。

その為にはここでご紹介するストレッチで、背骨、胸郭を

しっかりと動かしましょう。

詳細は動画にてご覧ください。

オフィスに居ながら肩コリがスッキリ!超かんたんストレッチで姿勢改善も。 ー壁を使って胸椎の伸展ー

オフィスに居ながら肩コリがスッキリ!超かんたんストレッチで姿勢改善も。

ー壁を使って胸椎の伸展ー


肩コリや腰痛の原因をあなたはご存知でしょうか?

・猫背
・姿勢が悪い
・筋肉が硬い etc…

こららはネットや雑誌でどこにでも書いてあることです。
実際に様々なコンディショニング施設(整体、接骨院、マッサージ、スポーツクラブ等)へ行っても、担当の先生やトレーナーから言われることは大体同じ。。。

そらそうです。 人間の体は人類史上、構造上のアップデートはありません。
すなわちずっと同じ原因で起こる現象に悩まされて、人々は生産性を落としているのです。
これって馬鹿馬鹿しく無いですか??

自分自身の日頃の取り組みで、症状は大きく改善できます。
肩が凝っているからかたを揉んでもらってもよくなりません。
姿勢が悪いから、姿勢を気をつけても他のところが辛くなるだけ。

それなりの原因には、そのまた原因があるのですから
根本を探って、改善しないと効果的ではありませんよね。

ふじの整体研究所ではアスレティックトレーナーの知識と経験から
わかりやすくて現場で可能なコンディショニングのノウハウを紹介して居ます。
是非仕事の合間に3分の取り組みで、リフレッシュしていただき
日々の仕事のクオリティと生産性を向上につなげてください。

あなたのパフォーマンスが高まりますことを。

 

社員の肩こり・腰痛の発生を激減させる健康増進プログラム【健康経営】

社員の肩こり・腰痛の発生を激減させる健康増進プログラム

 【健康経営】 【ストレッチ教室】

 

 

 

 


「疲れた職場は生産性が低い!!」

近年では 「付加価値の想像」 「生産性の向上」という言葉が

ビジネス現場では重要なキーワードとされています。

「自社の強みを活かす」事がポイントになるとされてますが

そもそも自社で働いている人は、元気にイキイキとした毎日の働きを

過ごしているのでしょうか?

ふじの整体研究所では、大切な経営資源である「人」=「人

を大切に活かす企業のお役にたてる様、健康増進プログラムの

企画、実践、管理に取り組んでおります。

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試合中 11人で戦うサッカーで例えたとしましょう。

トレーナーやコンディショニングコーチが介入し、チームの強化プログラムに

ストレッチやケア、トレーニングなどを定期的に取り組み

常にコンディションが整った、状態の良い選手を揃えているチーム

そういったプログラムが無く、ひたすらに走り込みや筋トレ、練習試合など

常に運動量が過多になり、選手自身もセルフケアやコンディショニングの

教育がされず、知識やノウハウを持たない選手達の揃う

コンディション状態の良くないチーム

技術等の戦力が同等であれば、この両者のチームが戦った時に

勝つ確率が高いチームはどちらになるでしょうか?

 

小学生に聞いても判るような、選択ですが

これと同じ現象がビジネス現場や会社、企業では多くの方が

この点に疑問や問題視せずに、日々の業務が行われているのも

事実です。

 

未だに「健康管理は自己で管理してもらわないと」というのが

多くの方のスタンダードになっているのではないでしょうか?

 

もちろん健康の維持、増進は自己で取り組むべき問題です。

自身で生活リズム、食事、睡眠、運動などの健全に気を使い

日々のコンディションを高める事は、社会人として

責任を持つ人にとって大切な準備なのです。

 

コンディションを高める取り組み全体をコンディショニングと言います。

企業、会社の日々の中にコンディショニングを仕組み化する事で

自己管理の領域から、会社で働くためのスタンダートと位置づけできます。

 

会社全体で取り組む事で、コミュニケーションの機会や元の話題が増え

従業員・スタッフさんも体を動かす事で、心身ともに軽くなり

元気で明るい雰囲気の職場にする事が出来ます。

 

結果的に脳や体に酸素と血流が行きわたり、働きが活性化されます。

結果として新しいアイデアが創出出来たり、生産性が向上したり

という効果が期待出来るのです。

 

最初の例え話に戻りますが、御社の従業員・スタッフさんの

コンディションはいかがでしょうか?

いち早く、小さな事からでも、少しずつ健康経営に取り組まれる

事をお勧めいたします。

健康増進プログラムについての詳細はこちら ⇒ https://fujino-seitai.com/seminarlp/

 

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