「パフォーマンスを高めるファンクショナルストレッチ」第三弾
競技のパフォーマンスを高めたいアスリートや
自身のコンディションを最良の状態に高め
各分野での最高のパフォーマンス発揮を求める方々に
ご自身で取り組める効果的なセルフケアをご紹介します。
今回は以前にご紹介したストレッチの応用編として
肩甲骨の可動性改善や胸部、腰部、背部の筋をリラックス
させる事に効果的なエクササイズを解説します。
※以前の記事も参考にしてください。
⇒ 肩こり・腰痛を改善させるストレッチ(過去記事)
今回の内容ではオープンリーチという胸郭の回旋可動性を
改善させるストレッチについて、より効果的に
肩甲骨との連動性を意図した方法を紹介します。
特に野球やテニス、バレーボールなど
オーバヘッド(頭より上)での肩のストローク動作を
必要とするスポーツには、ウォーミングアップや
日頃のセルフケアに取り入れてもらう事で
パフォーマンスアップに効果的です。
私が専門とする競泳でも、このストレッチは
指導現場で多く取り入れ、日頃の選手の
コンディショニングに活用しています。
また競技スポーツのパフォーマンスだけに限らず
日頃の疲労に対するケアや
ひどい肩こり、腰痛、首の痛みに対しても
このエクササイズは効果的ですので
是非取り組んでみてください。
肩甲骨と胸郭の適合性が改善する事で
肩甲骨周囲筋群は(リンク有り)適切な
筋張力に戻ろうと働きます。
この運動では肩甲骨と胸郭の位置関係を
改善する事が可能ですので
一連の動作を継続して取り組む事で
肩甲骨周囲の筋肉の張りや肩こりは
劇的に改善出来ます。
オープンリーチストレッチ(応用編)
~ How to ~
1.横向きに寝た状態で、上側になる足の膝を
お腹の前辺りに置き、へそが床を向くようにしておきます。
2.上半身は曲げた足と反対方向に捻ります。
3.肩甲骨を寄せた状態で写真①~②の様に手を上下に動かします。
4.肩甲骨周辺の筋群が伸び縮みする事を意識します。
5.胸郭を回旋した状態での肩甲骨の上方、下方の回旋可動性を改善させます。
ポイント
・胸郭を捻った位置での肩甲骨の上下の運動を
意識しましょう。
この運動により肩甲骨の内転、外転の可動性や
連動性が改善します。
やり始めは固くて動かない肩甲骨も
繰り返し行う事で、筋肉がほぐれ
肩甲骨の可動性や周辺筋群のコリ、張りは
改善します。
是非お試しください。