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パフォーマンスアップのヒントは身近なところにあった!

パフォーマンスアップのヒントは身近なところにあった!


アスリートはもちろんのことですが、

最近ではビジネスで活躍される方々の中でも

パフォーマンスアップに対する質問や要望が増えており

その必要性と、効果を多くのビジネスパーソンに体感いただいています。

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パフォーマンスアップには体や脳の疲れなどが大きく関係しますが

疲労によって、集中力が低下してしまう事が最大の要因であります。

 

短時間でしっかり成果をあげるための集中力。。。

難しく手間のかかる作業を集中してやりきりたい。。。

集中力が切れて、すぐに他の事に意識がいってしまう。。。

仕事や作業中の集中力には様々な課題の声をよく聞きます。

そんな集中力を高める方法が、ものすごく身近なところで!!

あなたのパフォーマンスを飛躍的に高めるヒントがありました。

 

常日頃からあなたが無意識にやっていたこと

ちょっと意識的に取り組む事で、

あなたの集中力とパフォーマンスは必ず上がります。

 

その答えは “呼吸” です。


 

「何だ!今更そんなことか!」と思われたかもしれませんが

まあ最後まで是非読んでください。 m(__)m

 

呼吸には意識的な面と無意識な状態でも行われる2面性があります。

自分の意思で止めたり、沢山吸ったりとコントロール出来ますが

寝ている状態でも呼吸は休む事なく働いています。

 

この呼吸は“呼吸筋”という筋肉の働きで行われているのです。

(各関連する骨格筋、横紋筋、横隔膜など)

 

ではその“ 呼吸 ” がどの様に

パフォーマンスを高めてくれるんだ??


 

先ずはこの方法で、普段は無意識に取り組んでいる呼吸を

意識的に取り組んでみてください。

 

呼吸法

  • 肩の力を抜いて、リラックスした姿勢で行いましょう。

  • 鼻から息を大きく一気に吸い込みます。(3秒)

  • 息を止めます。(2秒)

  • 口から細く、長く、ゆっくりと息を吐きます。(15秒)

  • 一連の呼吸を5~6回程、目をつぶり繰り返しましょう。

         (約2分間)

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この呼吸法は “腹式呼吸” と言われており

“吐くこと”に意識を向けた、リラックス効果の高い方法です。

 

リラックス ⇒ 集中力がUP


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腹式呼吸により副交感神経が働きます。

 

特に”息を吐く”という事が副交感神経の働きを促し

自律神経を整えてくれます。

 

副交感神経の働きは、心身をリラックスさせるので

心拍数を下げ、血圧も下がる働きがあります。

そして脳を休めてあげる事で、気持ちはリフレッシュ出来ます。

 

常日頃から緊張感が高く、頭が回転し続けていると

交感神経有意となり、寝ても疲れがとれない・・・

という慢性疲労の原因にもなります。

 

意図的にリラックスすることで、脳と心が休まり

リフレッシュした脳と体で、再び仕事にリスタートできるのです。

身近で効果的な方法が”呼吸法”です。

是非作業の休憩時間や煮詰まった時の切り替えにいかがだしょうか?

 

 

 

毎年ベストを更新する選手と、そうでない場合の違いは何?【トレーナー】

毎年ベストを更新する選手と、そうでない場合の違いは何?


アスレティックトレーナーとして現在では全国大会を目指す小学生から

大会やトーナメントで賞金を稼ぐ選手、オリンピックの舞台で活躍し

メダルを取る選手まで、あらゆる世代、多くの選手に

携わらせていただき、選手を陰でサポートしています。

 

選手と長年の付き合いになると

競技成績にも好調な時期や、不調で結果の出ない時期があります。

自然に春夏秋冬の四季がある様に、スポーツの結果も同じ様に感じています。

 

種まきから芽が出て、苗が育つまで、大切に管理する事により

栄養を蓄え、収穫の時期に大きな成果を手に入れる事が出来ます。

スポーツに置き換えると、この管理して栄養を蓄える時期が

厳しいトレーニングを積む時期であり、日頃からコツコツと

取り組み積み重ねる事が努力と言われる事と同様だと思います。

 

結果を出し続ける為には、その収穫成果に値する栄養や管理を

大切にしなければなりません。

 

先ずはその部分で、毎日全力を出し切れていないケースがあります。

毎日を頑張っているようでも、日々訪れるギリギリの局面を

粘り切ったり、踏ん張り切ったり、力を出し切ったり・・・

「やりきった」と思えるトレーニングを出来ていない事があると思います。

充実したトレーニングの日々を積み上げることは容易ではありません。

 

気分が乗らなかったり、疲れていたり、ケガや故障をしていたり・・・

コンディションが伴わないと、モチベーションもあがりません。

結果が伴わないと、面白くありません。

コツコツと積み重ねる努力のもとには、自身をかきたてる情熱や覚悟があります。

その心の部分で、自身に制限をかけていたり、

勝手な決めつけや、自身に対する思い込みで、力を発揮出来ない選手が

非常に多いのでは?? と思っています。

 

解りやすい例えをすると

「自分はスプリンターだから、200mは弱いんです・・・」

「自分は練習が弱いから、数を重ねる練習はダメなんです・・・」

「からだが小さいから、スピードが無いんです・・・」

 

自身の強みを理解して、どこであれば勝てるのか?を

考えて、理解する事は大切なことです。

しかしそのレベルに至ってない状況で勝手な思い込みを

作るのは非常にもったいない話です。

 

中学生~高校生と体が成長して大きくなれば

順調な成長であれば、タイムやパフォーマンスは上がります。

 

しかし女子選手であれば、体脂肪が増えたり、体の大きさに伴って

筋力が無いと、パフォーマンスが落ちてしまいます。

 

男子選手であれば、体の成長が止まると、今ままで勝っていた相手に

負けるなど、身体の成長によるアドバンテージは無くなります。

 

そこまで至るまでに、自身のイメージ像が出来てくるものです。

そのイメージ像を変えていく事に、つまづいているケースが

多くあります。

 

毎年ベストを更新したり、結果を出し続ける選手。

大学生やシニアになってから力をさらにつけて

向上し続ける選手。

こうした選手達は、その自身のイメージを柔軟に変化させる事が

出来たり、自身に必要な事や、目標設定が出来たりなど

勝手な思い込みで、パフォーマンスアップの妨げとなる

メンタルブロックをクリア出来てる選手だと思います。

 

選手には勝手な思い込みを忘れ

もう一度、現状を見つめなおし、どこに勝機や改善の伸び白が

あるのか、その可能性を考えて欲しいと思っています。

本人が思い込んでいる程、可能性が小さいものではありません。

以外と自身が道は無いと思っている方向に、開拓すべき

道があることが多いのです。

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競泳:大阪府選手権 【国体選考会】

競泳:大阪府選手権@東和薬品RACTABドーム

(旧なみはやドーム)


先日11日は大阪府選手権(国体代表選手選考会)に

所属チームの帯同をしてまいりました。

 

9月に岩手で行われる国体の代表選手を決める大会で

大学生はチーム内でのレギュラー争いをかけたレースでも

ありました。

 

特に調整も無い、鍛練期の中のレースでしたので

選手の体も疲労が残る状態で、如何にして

ハイパフォーマンスを発揮できるかが問われました。

キツイ体の中、選手は高い集中力で挑んでいたと思います。

 

いよいよ学生は全国大会に向けたレース期間に入ります。

それぞれに先の大きな目標はありますが

直面するステップとなるレースでしっかり結果を出して

課題をクリアしていってほしいと思います。

 

 

からだは、自分が思った様に動いてしまう。。。


 

トレーニング期だから、からだがキツイ。。。

調整していないから、からだが思い。。。

スピードのトレーニングをしていないから、今はスピードが出ない。。。

 

選手はレースや試合を前に

様々なネガティブな要因が頭をよぎります。

 

これはスポーツ心理学でも実証されている一種の防衛本能であり

結果がダメだった時に自分自身が受けるショックを緩和するためだそうです。

 

「~が相手なら負けても仕方ない・・・」

「~だから遅くても仕方がない・・・」

「~だから上手くいくはずがない・・・」

 

予め、ダメだった場合を想定して、理由を付けて自分を納得させておく事で

本当にうまく行かなかったときに、自分の受けるショックを減らすのです。

 

こういった言葉が選手から出ている時は、選手の調子が悪い時。。。

では無いのです。

 

からだは調子が良いのに、本人のメンタルが一人ネガティブな方向へ歩いている・・・

 

心もちで、自身を取り巻く世界や環境は大きく変わるものです。

 

しかし上手く行かなかったレースや試合を多く重ねたり、

その事を後悔や反省ばかりしていると、マイナスやネガティブな考えが

定着化してしまいます。  レース ⇒ 緊張 ⇒ 不安 ⇒ ネガティブ 

といった具合に連鎖反応を起こしているように思います。

 

長年あらゆるスポーツの選手や学生スポーツでトレーナーをしていると

こういった選手をよく目にします。

実力はもっていて、センスもある。 練習でも強いし、速い。

でもレースで結果を残す事が出来ない。。。

非常にもったいない話だとは思いませんか?

 

先日長年の付き合いになる選手がケアの最中に

「後半になると絶対バテるんです・・・」

とレースの前日に不安を口にしていました。

 

体を数週間前より断然に良いはず。 脂肪も落ちて、筋肉の張りも良い。

練習での状態も良くなってきている。

なのに、レースを前にすると弱気になってしまう。。。

非常にもったいない。。。というより、喝を入れたくなり。。。

領域侵犯でありますが、「そのメンタルを克服しなあかん!」と

選手のレースに挑む心理状態をアドバイスしてしまいました。

しばらくレースで良い結果を出せてなかったので、私も責任を感じていたし

選手もレースに対する自信を失っていました。

レースへの自信はレースでしか取り戻せないと思います。

しかしそこに至るまでのプロセスを変える事で、レースや試合での

気持ちや心の在り方は大きく変えられると思います。

 

翌日のレース後に選手から久々に手応えがあったとの

報告をうけました。 この出来事を期に強い精神力を

持つことの重要性を学んでくれたと思います。

 

 

 

ここ一番の局面でしっかり集中して、結果を出す選手に共通している事は

こういったネガティブな考えを出さないし、見せません。

直面するレースや試合に、今そこにいる自分自身がどうやtって

ベストパフォーマンスを発揮するのか。 これだけに集中して

覚悟を決めているのが分かります。

まだ結果の出ていない先の事を不安に思い、

上手く行かなかったときの事を考えるのではなく、、

せっかくなら、上手く行った時や、上手く行く事

プラスやポジティブな事を考えて、前向きに挑む事で

脳や心が、その様に動き、身体も動かしてるのです。