毎年ベストを更新する選手と、そうでない場合の違いは何?【トレーナー】

毎年ベストを更新する選手と、そうでない場合の違いは何?


アスレティックトレーナーとして現在では全国大会を目指す小学生から

大会やトーナメントで賞金を稼ぐ選手、オリンピックの舞台で活躍し

メダルを取る選手まで、あらゆる世代、多くの選手に

携わらせていただき、選手を陰でサポートしています。

 

選手と長年の付き合いになると

競技成績にも好調な時期や、不調で結果の出ない時期があります。

自然に春夏秋冬の四季がある様に、スポーツの結果も同じ様に感じています。

 

種まきから芽が出て、苗が育つまで、大切に管理する事により

栄養を蓄え、収穫の時期に大きな成果を手に入れる事が出来ます。

スポーツに置き換えると、この管理して栄養を蓄える時期が

厳しいトレーニングを積む時期であり、日頃からコツコツと

取り組み積み重ねる事が努力と言われる事と同様だと思います。

 

結果を出し続ける為には、その収穫成果に値する栄養や管理を

大切にしなければなりません。

 

先ずはその部分で、毎日全力を出し切れていないケースがあります。

毎日を頑張っているようでも、日々訪れるギリギリの局面を

粘り切ったり、踏ん張り切ったり、力を出し切ったり・・・

「やりきった」と思えるトレーニングを出来ていない事があると思います。

充実したトレーニングの日々を積み上げることは容易ではありません。

 

気分が乗らなかったり、疲れていたり、ケガや故障をしていたり・・・

コンディションが伴わないと、モチベーションもあがりません。

結果が伴わないと、面白くありません。

コツコツと積み重ねる努力のもとには、自身をかきたてる情熱や覚悟があります。

その心の部分で、自身に制限をかけていたり、

勝手な決めつけや、自身に対する思い込みで、力を発揮出来ない選手が

非常に多いのでは?? と思っています。

 

解りやすい例えをすると

「自分はスプリンターだから、200mは弱いんです・・・」

「自分は練習が弱いから、数を重ねる練習はダメなんです・・・」

「からだが小さいから、スピードが無いんです・・・」

 

自身の強みを理解して、どこであれば勝てるのか?を

考えて、理解する事は大切なことです。

しかしそのレベルに至ってない状況で勝手な思い込みを

作るのは非常にもったいない話です。

 

中学生~高校生と体が成長して大きくなれば

順調な成長であれば、タイムやパフォーマンスは上がります。

 

しかし女子選手であれば、体脂肪が増えたり、体の大きさに伴って

筋力が無いと、パフォーマンスが落ちてしまいます。

 

男子選手であれば、体の成長が止まると、今ままで勝っていた相手に

負けるなど、身体の成長によるアドバンテージは無くなります。

 

そこまで至るまでに、自身のイメージ像が出来てくるものです。

そのイメージ像を変えていく事に、つまづいているケースが

多くあります。

 

毎年ベストを更新したり、結果を出し続ける選手。

大学生やシニアになってから力をさらにつけて

向上し続ける選手。

こうした選手達は、その自身のイメージを柔軟に変化させる事が

出来たり、自身に必要な事や、目標設定が出来たりなど

勝手な思い込みで、パフォーマンスアップの妨げとなる

メンタルブロックをクリア出来てる選手だと思います。

 

選手には勝手な思い込みを忘れ

もう一度、現状を見つめなおし、どこに勝機や改善の伸び白が

あるのか、その可能性を考えて欲しいと思っています。

本人が思い込んでいる程、可能性が小さいものではありません。

以外と自身が道は無いと思っている方向に、開拓すべき

道があることが多いのです。

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