ゴルフ後の膝の痛み・・・歩くのが痛い。実は〇〇が関係してます。【事例:訪問整体】

ゴルフ後の膝の痛み・・・歩くのが痛い。

     実は〇〇が関係してます。


 

お客様の多くでゴルフを趣味とされています。

ゴルフのラウンド後や練習後に

肩や腰の痛みを訴えるケースが多いのですが

私が対応するケースで膝の痛みも多い症例の一つです。

 

「ゴルフのラウンドの翌日に膝が痛い・・・」

「練習後に膝の曲げ伸ばしでパキパキと音がする・・・」

「ゴルフの後は膝に水がたまる・・・」 など

 

この様に突発的に痛める原因があったケースではありませんが

ゴルフのラウンド後に歩くのが痛い・・・

膝に水がたまり痛いが、休むと痛みも引いていく・・・

という様に何が原因なのかわからない・・・ と言われるケースが

よくあります。

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今回のお客様も、普段はジムでマシントレーニングやエアロバイクなど

運動頻度は高く、週に1~2度のラウンドでのゴルフをされており

日頃は気にならない膝の痛みが、ゴルフをやった後や翌日に

違和感が強くなり、酷い時には歩くことでも膝の内側が痛い・・・

といったケースでした。

 

体重が重かったり、膝の変形があるなど

変形性膝関節症のリスクファクターや病態がある訳ではありません。

関節可動域も正常で、正座も可能です。

では何が問題だったのでしょうか??

 

実は〇〇に関係性がありました!


 

こういったケースの場合、膝が痛いからといって

膝の周囲をケアしたり、ストレッチやマッサージだけでは

根本的な改善は望めません。

 

膝で症状が出る場合、関節に関連する筋や筋膜の

関係を考えて、別の関節や部位の問題点を見つける事も

膝自体の改善と同様に重要なことと考えます。

今回の原因は左肩から首に問題がありました。

 

ゴルフのスイングを見せて頂くと

上半身に力が入り、首から肩にかけて窮屈そうなフォームでした。

肩甲骨が上方に上り、首の後ろに力が入る様な・・・

この状態では首から肩の筋群が緊張し、上半身の姿勢を悪くします。

また肩甲骨の可動性を制限し、背骨や胸郭での回旋動作が

スムーズに行えません。

 

この上半身の状態で何度もスイングをしていると

腰や背中の筋群が緊張し、骨盤周囲に付着するお尻の筋群も硬くなります。

上半身から背中、腰での回旋動作がうまく行えない事を

骨盤や股関節周囲で代償する事で、お尻から太ももの外側の筋群で

過剰な筋緊張が生まれ、その結果膝に痛みを発しているのではと

考えました。

 

施術では膝から股関節の直接の痛みに関する、固まった筋や腱などの

組織を柔らかくすることはもちろんですが

動きから問題点を推測し、その関連する関節や筋群への

アプローチを行いました。

 

最終的に動きは改善させたい方向に導けましたが

ゴルフの場合はどうしても左のお尻が硬く成り易い傾向にあります。

膝関節周囲のケアと、股関節の柔軟性を高めるストレッチ、

頚部~脊柱、肩甲骨のエクササイズを指導しました。

 

痛みを根本から改善する事を目的に評価や検査、

その後のケアとセルフケアの指導など、時間をかけた丁寧な

施術を行っております。

今回はご紹介した、股関節の体操を一つご紹介します。

ヒップスライド ポイント

 

股関節内旋のストレッチ(①)