膝関節の痛みでお悩みの方へ。
自分で出来る改善方法 【事例:整体】
膝関節の痛みや問題に関する問い合わせや、要望が沢山あります。
特に女性の膝の痛みは若年からご高齢の方まで幅広く訴えが多く
症状や病態も様々です。
多くの方が膝の痛みや違和感を抱えていても、しばらく様子を見よう・・・
日によって波があるから・・・ そのうち良くなるだろう・・・
という感じで、放置しているケースが圧倒的に多いのが現状です。
しかし膝の場合、放置して改善するケースはほぼありません。
症状が消えたとしても、他でかばっていたり、痛くない使い方をしたり、
または行動範囲が狭く、動かなくなる事で膝の痛みを出しにくくしていたり・・・
これでは根本的な改善とはほど遠く、コンディションとしては右肩下がりな
状態でしかありません。
こんな症状でおこまりの方は必見です!
・ 最近膝が痛くて気になっている
・ 階段の昇り降りで膝が気になる
・ 膝が痛くて、生活に支障が出ている
そんな膝関節についてお困りの方は是非この記事を参考にしてください。
膝の痛みで困っておられた方の改善症例が書いてあります。
今回ご紹介する症例では
60代 女性 主婦 趣味はゴルフ (2~3回/週) ※練習も含めて
という方が 膝の痛みから改善されました。
来院当初は片膝が随分と腫れており、歩くのも寝てるのも痛い状態でした。
元々膝の痛みを抱えていたとの事でしたが、日常生活やゴルフでは
全く問題なくされていました。 今回はゴルフ後に膝が痛くなり、その痛みが
徐々に強くひどくなったことで、私にご依頼をいただいたという経緯です。
目立った症状では
・ 膝が最後まで伸びない
・ 90°以上膝を曲げるとお皿の部分や膝の中が痛い
・ 歩く事で膝が痛い (特に地面に着いた時)
・ イスからの立ち上がりで膝が痛い
・ 寝ている時の寝返りや姿勢の変化で痛い
これらの様に日常生活でも支障がある状況でした。
この状態では痛みをかばい、歩行や立ち姿勢、など異常な動きで
その痛みを回避しようとします。
また痛みに構えて、防御的な姿勢緊張が体に生まれ
余計に腰や肩、などの筋肉が緊張しています。
この場合 元々の症状に付け加え、痛みをかばう動作や姿勢が
さらに悪影響を及ぼし、膝の痛みが長期化する事になります。
今回の症例では、来院当初の状態は炎症期であり
膝の腫れも強く、まずはその炎症を抑える必要がありました。
炎症の反応としては、熱感や腫脹、強い痛みなどがあります。
この場合効果的な対処法は、アイシングです。
アイシングを細目に行うことで、炎症をおさえ
早く治療を進める状態に改善出来ます。
腫れなどの炎症症状が強い場合
なかなか治療が進みません。。。
今回の症例でもアイシングを指導して行う事で
効果的に腫れや痛みが軽減できました。
腫れの軽減が出来た事で、関節周囲の筋や筋膜を緩め
膝関節の動きやお皿(膝蓋骨)の動きを改善する事ができました。
ここまで効果的に進められると、痛みは随分と軽減します。
しかし翌週や2週後など次の治療時には、症状が戻っていたり
日常の生活や歩行では痛みがあったりなどします。
固いものを柔らかくするだけでは、痛みの根本は改善しないのです。。。
この症例でも効果的だったのが、内側広筋の強化と殿筋(お尻)の
筋力強化でした。
具体的には以下の2種類です。 (写真を参考にしてください。)
1) 内側広筋のセッティング
クッションやバスタオルを丸めたモノを膝の下に置き
それを押しつぶす様に太ももに力を入れます。
太ももの前の内側の筋肉に力を入れる様に行います。
2)バックブリッジ
お尻と背筋のトレーニングです。
太ももの裏やお尻に力が入る様に行います。
内側広筋のトレーニングではセッティングが上手く出来る様になれば
レッグエクステンションを行います。
ホームセンターやスポーツ用品店で砂の重りを購入し
それを使うと効果的に行えます。 (1~2kg)
イスに座った状態で、片方の膝を真っ直ぐ伸ばす事で
内側広筋が使われます。
膝を最後まで伸ばしきる様にする事で効果的に行えます。
上記のトレーニングは様々な注意点が存在します。
あくまでも炎症が治まり、膝の関節機能がある一定レベルまで改善
しているのが前提ですので、トレーニングで痛みを感じる場合は
先ず関節周囲の硬くなった筋や筋膜を柔らかくするこから
行いましょう。