ゴルフのパフォーマンスアップに重要な〇〇〇の可動域
「ゴルフの翌日は腰が痛い・・・」
「練習後は膝が痛い・・・」
「スイングが安定しない・・・」
日々のメンテナンスやケア、疼痛改善に来られるお客様の
多くはゴルフをされている方がおられます。
ゴルフの翌日に膝が痛かったり・・・
スイングで徐々に腰が痛くなる・・・
これらの事例に対して、膝だけを熱心に診ていたり
腰ばかりに原因を探していても、解決しません。
今回は疼痛予防やパフォーマンスアップに重要な
ある部位のセルフケアとその解説をしていきます。
整体時は、ゴルフのスイングフォームを指導する事はありませんが
体の使い方や、動いていない関節を動きやすくする目的で
スイングの動きをアドバイスをする事はあります。
なぜスイングフォームを観察するかと言うと
ゴルフによって生じる膝や腰の痛みは
その動きに問題が存在する事が多いのです。
もちろん膝や腰にも疼痛発生する問題点はありますが
その問題を改善しても、再発したり、症状が改善しきらない
事もあります。
結論を言うと、ゴルフのスイング時に
体の各関節がしっかり動いていれば、膝や腰に
局所的な負担が掛かる事は少なく
疼痛発生も予防でき、スイングが安定することで
パフォーマンスも向上すると考えられます。
そのため、ゴルフのスイングが関連していそうな
体の不調は、スイング自体の観察、評価が欠かせないのです。
重要なのは、股関節の可動域
〇〇〇の答えは股関節です。
その股関節と一概に言っても、股関節の動きは色々とあります。
ゴルフに重要なのは股関節の回旋の可動域です。
バックスイング、フォローと股関節の回旋が求められます。
この回旋可動域が少なくなると、膝が外側に流れたり
腰が過剰に反ってしまったり、体が早く開いたりなど
膝、腰に掛かる負担、パフォーマンスに及ぶ影響は大きいのです。
また施術方針の観点から言うと
膝の痛みは、太ももの外側や膝関節の外側組織が
固く緊張しているケースが多いのですが
この外側と筋膜の繋がりが大きいのは
腸脛靭帯、筋膜脹筋、殿筋群であり
これらの筋群が連結して固くなると
股関節の内旋可動域は減少し、膝関節に掛かる伸張ストレスは
増大するのです。
股関節の内旋可動域が減少する事で、骨盤の回転が上手く出来ず
腰を過剰に回旋する事で、その動きを代償します。
この場合腰は過剰に反ってしまい、腰部に掛かるストレスも増えます。
殿筋群の短縮は胸腰筋膜や仙腸関節に関連し
腰痛そのものの原因にもなりえます。。。
この様にスイング時の関節可動域の低下は
他の部位での疼痛発生の原因でもあり
可動域制限の原因となる筋や筋膜の緊張は
腰痛や膝関節痛そのものになりうるのです。
膝や腰の痛みを抱えながら、ゴルフをされる方は
是非参考にしていただき、下記のセルフケアをお試しください。
股関節の可動域改善に向けたセルフケア