タグ別アーカイブ: 腰痛

骨盤 ~ 股関節 の柔軟性を高める。。。 その② 股関節の前面

骨盤 ~ 股関節 の柔軟性を高めるストレッチ その②


 

今回は前回に引き続き 骨盤 ~ 股関節 をとりあげて

姿勢不良 の 改善を目的としたストレッチを紹介します。



前回は ”おしり” 殿筋群 のストレッチを紹介しました。

  ※ 前回の記事 ⇒ 骨盤~股関節の柔軟性を・・・
 





これら股関節をおおっている筋群が硬くなる事で

骨盤 や 股関節 に ”ゆがみ” や ”左右差” などの

アンバランス を生じさせると解説しています。



ただ誰しも左右差や捻じれ、歪みというのは必ずあります。

トップアスリート や 2~3歳の 乳幼児でも存在するものです。





ではナゼ、全ての人が 痛み や 不調 を抱えるわけでないのか・・・?






痛みや不調が生じるのは、からだの部位に ある一定線以上の

許容範囲を超えた ストレス がかかるからです。




からだの アンバランス”  と 


からだの使い方、動かし方といった ”動作” 


がもう一つの大きな要素として、絡み合う事で


からだの部位に ”機械的なストレス”をあたえ、

痛みや故障にいたってしまうと考えられています。


  機械的なストレスとは
 ※ 引っ張る力 、圧縮力がかかる、 関節に生じるズレ など 






アンバランスの程度が強い程、痛みや不調を招く


リスクファクターは高まりますので、日頃から


セルフケア等を行う事で、姿勢不良等のアンバランスを


防ぐことにつながります。





今回は、 太ももの前 や 腸腰筋 といった

股関節の前面の柔軟性を高める方法を紹介します。

 

 

~ How to  ~

1.伸ばす側の足の膝を床につけます。 もう片方の足は前方に開いて

  バランスを保ちやすい姿勢を作りましょう。


2.出来るだけ上体をお越し、骨盤を前に押し出す様に

  股関節の前を伸ばしましょう。(黄色の部分)


3.この時お腹の筋肉を少し凹ませるように(ドローイン)して
 
  骨盤の前傾を防ぎましょう。


 30~45秒のストレッチを 2~3Set 繰り返しましょう。


この股関節前面の筋群 (股関節屈曲、膝伸展) は

膝を胸の方に持ち上げたり、膝を伸ばしたりする作用が

あり、この筋群が硬くなると

 ・ 骨盤の前傾  (下の図)

 ・ 股関節の伸展制限

が起こり易く、 腰痛のリスクファクターとして

考えられます。 ⇒ 腰を反らすと痛みがある場合

腰痛と姿勢の関係




伸展型での腰痛を抱える方には

特に効果的な方法ですが

前屈、後屈関わらずに

腰部の痛みの改善や予防

姿勢の改善などには効果的ですので

是非紹介した内容を取り組んでみてください。




               アスレティックトレーナー 藤野絢也

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~集中力を高める整体~
 ふじの整体研究所

「ハイクオリティな整体をご自宅等へお届けいたします」
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骨盤 ~ 股関節 の 柔軟性を高め、姿勢を改善

骨盤 ~ 股関節 の柔軟性を高めるストレッチ


今回は「 骨盤 ~ 股関節 の 柔軟性を高める・・・」と題しまして

姿勢不良 に大きな影響を及ぼす、骨盤~股関節 の可動性不足や

付着する筋群の硬化を解消出来るセルフケアとして

おしり(殿筋)のストレッチをご紹介します。



 これまで数回にわたって、姿勢不良 について

 考えている事などを解説してきました。



 姿勢不良 は あくまでもトータルの結果です。

 細かく分析していくと

  ・ 骨盤の傾斜

  ・ 背骨の弯曲

  ・ 胸郭の開閉

  ・ 頭の位置

  ・ 肩甲骨の位置   など


 それぞれの アライメント( 骨の配列、位置関係 )が問題であり

 またお互いに影響し合って、その形に仕方なく収まっている。。。



 この姿勢不良の状態が 筋の緊張 、 血流障害 、 関節の異常運動

 など 痛みなどの症状や障害 、 または コリなどの不定愁訴を

 招いています。



   姿勢不良 についての関連記事 「姿勢不良が、その症状・・・」

                 「姿勢不良の特徴と考え方 その①」

                 「姿勢不良の特徴と考え方 その②」





   骨盤 ~ 股関節 は 下肢 と 体幹 をつなぐ土台です。

   多くの筋群が存在し、それらが硬くなる事で 

  骨盤の ”ゆがみ” や 股関節の可動性や

   足の長さ など 左右差を作ります。





 この ”ゆがみ” や ”左右差” は誰にでもあります。 

ただし、何かを切っ掛けに、荷重のバランスが変化したり 

通常のからだの使い方と違う動きや、かばう動きを する事で、

このアンバランスが問題点へと発展していきます。 

※ この辺りの内容はまた別の機会でまとめたいと思います。





 今回は骨盤~股関節の柔軟性を高め、左右のアンバランスなどを

 少しでも改善出来る方法を紹介しておきます。






おしり = 殿部(でんぶ)

大殿筋、中殿筋 と耳にする名前でもあるかもしれません。

この おしり が硬くなると

骨盤 ~ 股関節 が 固まってしまいます。。。




~ How to ~

1.片方の膝を曲げ、もう片方は後方に位置します。

2.曲げた膝に上半身を被せる様にからだを前に曲げます。

3.膝とお尻の位置を引き離す様に行いましょう。

4.上半身を倒す角度を変える事で、お尻の伸びる部分も変える事が出来ます。


  30~45秒 ゆっくり 心地いい範囲で伸ばしましょう。

  2~3Set 繰り返す事で、筋が緩みます。




デスクワーク中でも片方の足を反対の足に乗せる事で

同様のストレッチが可能です。是非取り組んでみてください。


※ 腰痛と股関節のストレッチについての過去の記事

 オフィスワーカーのセルフケア ⇒ オフィスで出来る腰痛対策


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からだの中心部から、症状を改善する

からだの中心部から、症状を改善する


 

今回は前回まで解説してきた 姿勢不良 について

それらを 改善する具体的な方法 を紹介します。





ここまで姿勢不良について、続けて読んでいただいた方は

” メカニズム ” や ” 理屈 ” 、 ” 根拠 ” といった

予備知識や考え方を少しだけでもイメージしてただけたかなと思います。




イメージできると、改善までの道のりが、より分かり易く

腑に落ちた状態でセルフケアやストレッチを取り入れていただける

と思っております。


 前回までの記事 ⇒ 「姿勢不良が、その症状・・・」

           「姿勢不良の特徴と考え方 その①」

           「姿勢不良の特徴と考え方 その②」

            


これまでの説明や解説が少し分かり難かった方も

引き続きより伝わり易い形を探してまいりますので

先ずは紹介していく方法をご自身で試していただくと

嬉しい限りです。




今回は 脊柱(背骨)の可動性 を高めるエクササイズを

紹介します。 以前にも数回取り上げた内容ですので

そちらも合わせてご確認ください。

  以前の記事 ⇒ 腰痛にならないためのセルフケア

          腰痛に効果的なコンディショニング



 

ペルビックティルト

ペルビックティルト シンプル

この ペルビックティルト という方法は

以前からも数多く取り上げて解説している方法です。


姿勢不良 に 陥る際に

 背骨の自然な弯曲が減少し

 骨盤の傾斜や 、頭の位置の変化が

 それぞれに影響しあって、

 姿勢を作っていると解説しました。


このエクササイズでは


 ・ 脊柱 の 屈曲 ~ 伸展 


 ・ 骨盤 の 前傾 ~ 後傾


 ・ 胸郭 の 開閉


 ・ 肩甲骨 の 内転 ~ 外転




 これらの 基礎となる動き を行い

 固まって動かなくなった 骨格 の 可動性 

 を拡げることが出来ます。





腰部 や 背中 、 股関節など

痛み や 不調 を抱えている方は

このエクササイズでの 可動性が極端に低下 しています。



多くの方々は、 動きの必要な関節 が固まってしまい

比較的動きやすい関節ばかりが動くことで

代償しています。



” 動作 ” を行う上で、

本来動いて欲しい関節が

理想の正しい動きをする事が重要です。





痛み ・ 不快症状 の改善には

根本の要因でもある、 姿勢不良 の改善が不可欠です。


  ・固くなり動かなくなった部分を柔らかくする


  ・動いていなかった部分を動かす筋肉を使う ※機能改善(運動)


  ・過剰に動いている部分を止める(安定させる)筋肉を鍛える


  ・故障しない姿勢と動きをからだに教育する(リハビリ・トレーニング)


  この過程を 正しく確実に進められれば、症状は改善します。 





 

 

姿勢不良の特徴と考え方 その② 

姿勢不良の特徴と考え方 その②


 

今回は前回の記事 「姿勢不良の特徴と考え方」 の 続編です。



姿勢不良そのものは結果であり

痛みや不快症状の大きな要因である


という考え方を説明してきました。



これら姿勢に関する説明を決して覚える必要はありません。

痛みや不快症状をもたらす、原理の様なものを

少しでもイメージしていただけると

日頃ご紹介しているセルフケアが

より効果的なものになり、役立てていただけると思っています。



 姿勢に関する これまでのまとめ

 ・ 筋、筋膜の短縮が骨や関節の位置を変化させます


 ・ 筋力、筋活動などの機能低下が姿勢の保持機能を低下させます


 ・ 骨や関節の位置の変化は、関節の異常運動をもたらす原因となります


 ・ 関節の位置、動きの変化は隣接する他の部位や関節に影響を与えます




 これらがトータルして絡み合う事で、姿勢そのものが構築され

 姿勢不良の場合は関節の 異常運動、代償 が起こり

 痛みや不快症状を生み出す原因となります。



今回は前回の座位での 姿勢不良の対照例 を解説していきます。

 

理想的な座位での姿勢

姿勢改善 歯車

上の写真は前回の記事で紹介した写真の対照例です。

解剖学的に 理想的な姿勢 (正しい姿勢)を表します。


・ 骨盤が立っている

・ 脊柱の弯曲が適正である

・ 重心線や頭の位置が適正である


骨盤の上に背骨や頭があるので、重心が整い、重力に対して無理なく

バランスのとれた姿勢がとれている事になります。



上の写真の様子を説明すると以下の通りです。


1.骨盤が前傾する (骨盤が真っ直ぐ立つ)

   ↓

2.腰椎(腰)の前弯が増加 ( 反時計回りの回転 腰が適度に反った状態 )

   ↓

3.胸椎(胸)の後弯が減少 ( 計回りの回転  胸椎、胸郭が上方に引き挙がる)

   ↓

4.頚椎(首)の前弯が減少 ( 反時計回りの回転  頭の位置が整い、首の反りが減少)


 
 骨盤の傾き(前傾)が獲得出来た事により

 腰椎、胸椎、頚椎と連鎖し合い

 トータルの結果 理想の姿勢へと改善出来た事となります。


 

 

 


座位の姿勢を比較

姿勢 比較

 

上の写真は 姿勢不良 と 正しい姿勢 を比較したものです。


左 ( 姿勢不良 ) の写真では

 ・  脊柱(背骨)のカーブ(黄色)が後方に丸くなり

    頭の真下に脊柱が位置していない事がわかります。

 ・  赤の矢印線で示した通りに、骨盤の傾く方向に影響され

    胸郭が前に倒れ、背中が丸くなり、頭が前方に突出します。

 ・  顔を正面に向けるには、頚椎(首)の伸展を増やし

    反らす事で目線を維持しようとしています。



右 ( 正しい姿勢 ) の写真では

 ・  脊柱のカーブが、理想的な弯曲を示し骨盤、背骨の上に頭が位置する

    バランスのとれた姿勢がわかります。

 ・  骨盤が前傾する事で、胸郭や胸椎が上方にあがり胸を自然と開く事が出来ます。

 ・  頭、あごの位置が整い、首へのストレスも減らす事が出来ます。




今回は座位での姿勢の比較を解説しました。

 

立位の場合は 足部、足関節、膝、股関節などの下肢の

 

影響も加わり、これらのパターンだけでは説明がつきません。

 

また横から見た姿勢だけの解説ですので、今後に

 

前、後から見た姿勢の解説など、まとめていきたいと思います。

 

 

次回はこれら姿勢を作り出す要点をふまえての

 

姿勢改善のセルフケアを引き続き紹介していきます。

 

 

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姿勢不良の特徴と考え方

 

姿勢不良の特徴と考え方


 

今回は「姿勢不良の特徴と考え方」と題して

姿勢不良に 陥る要因 と 考え方 を解説します。




 これまでも姿勢そのものが様々な症状や

 障害へと結びつく根本的な原因である

 とした考えを紹介してきました。

  ( 前回の記事 「姿勢不良が、その症状・・・」 ) 




 からだの各関節は、近くの関節同士が相互に影響を与え合う

 という特徴があります。


例えば、肩関節が痛い とした場合

肩甲骨 や 鎖骨 、 肘・・・ などの様に

症状を抱える部位の、近くにある(隣接する)

関節の 位置 や 動き からも 影響を与え合っています。



肩関節だけにアプローチしても、改善しなかったり

症状が再発するのは、こういった事も原因です。




 

 関節間の連鎖


 

 

 「猫背」 や 「円背」 の特徴 

 ・ 背中が丸くなる  

 ・ 頭が前方に突出する 

 ・ 肩が前に入る



 これら 姿勢不良 を 作り出す要素 には

 ・ 筋 、 筋膜 の短縮

 ・ 筋 の 機能低下

  という2つのポイントが複雑に関連しあって

  出来ています。  ( 参考記事 「なぜ腹筋・背筋が必要・・・」 )


 複雑に関連し合う というのが 各関節が相互に影響を与え合うと言う事




ある部位で起こる関節の位置や動きの変化は

他の部分にも影響を与え、

各関節が相互に反応し合った代償運動が

関節の異常運動をつくります。


これら相互に反応し合った形が、トータルされた結果となり

姿勢全体を作り出し、痛みや不快症状を生み出す要因として

考えられます。



座位の不良姿勢を解説する歯車の理論


 

後弯姿勢 歯車

上の図は 姿勢不良の典型例 を表します。

・ 背中が丸くなる

・ 頭が前方に突出する

・ 肩が前に入る

「猫背」 や 「円背」 の 特徴です。



これら姿勢の特徴は上記の説明で表せるように

骨盤の傾き がその上に位置する 脊柱(背骨)の弯曲 に

影響を与え、結果として姿勢不良に陥り易いのです。




歯車の理論 とは 腰椎、胸椎、頚椎 の姿勢連鎖を

歯車が3つタテに連なり、連鎖して動く様子を

当てはめて説明した理論です。




上の写真の様子を説明すると以下の通りです。


1.骨盤が後傾する (後ろに傾く)

   ↓

2.腰椎(腰)の前弯が減少 ( 時計回りの回転により 腰が後ろに丸くなる )

   ↓

3.胸椎(胸)の後弯が増加 ( 反時計回りの回転  胸椎、胸郭が前方に丸くなる)

   ↓

4.頚椎(首)の前弯が増加 ( 時計回りの回転  頭が前に押し出され、首が反る)


 
 骨盤の傾き(後傾)が 腰椎、胸椎、頚椎と連鎖し合い

 トータルの結果 姿勢不良となります。



次回はこの上の写真の様な姿勢不良の対照例を挙げて

考え方 (治療コンセプト)を解説していきます。



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腰痛に悩む方へ・・・ 改善・予防の運動プログラム②

腰痛に悩む方へ・・・ 改善・予防の運動プログラム②


今回は体幹トレーニングのフロントブリッジについて解説します。



・スポーツや運動時に腰が痛い、又は 運動後や翌日の腰痛・・・

・年に数回はぎっくり腰の様な突発的な腰痛がある・・・

・慢性的な腰痛にいつも悩まされている・・・

・下っ腹が出て太ってきた・・・


これら1つでも該当する方は基本的に体幹部の筋機能が低下

しているか、骨盤~腰椎の姿勢が悪化しているか。。。

腰痛のリスクファクターが存在するでしょう。




前回のバックブリッジとは対照的に、このエクササイズでは

体幹部の前面を主に働かせる事が出来ます。

  ※前回の続きとして合わせてご覧ください。



特に前面では腹筋群が内臓を支える役目を担います。

この腹筋群が低下してたり、姿勢的に腹筋群が働きにくい状態に

あると、腰椎、骨盤の安定性が低下し、内臓が下方に下がって

しまう事になりかねません。




腹筋群の機能低下は結果として腰痛になりやすい状態になります。

⇒ からだの前面で壁を作り、腰椎、骨盤を支える機能が低下していまい

 腰椎の前弯の増強や骨盤の前傾が過度に起こり、腰部へのストレスを

 増悪させてしまいます。。。


腰痛と姿勢の関係



背筋と腹筋の両方で、骨盤~脊柱を挟みこむ様に働く事で

骨盤~脊柱が安定し、動作時の痛みやスポーツ動作などでの

腰痛を予防していく事で出来ます。




フロントブリッジ

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まずは 下の写真から取り組んでみましょう。

肘 - 膝 で支える事により、体幹を支える長さが短いので

その分負荷が軽く、正確に体幹部に効かせる事が出来ます。


体幹トレーニングに慣れていたり、体力のある方は

上の写真の方法で取り組みましょう。

☆60秒間キープ を 3Set 繰り返しましょう。



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上の写真は間違ったフォームの例です。

特に女性は上の写真の様に、腰が反ってしまいがちです。

体を一直線で保てるようにフォームに注意しましょう。



ポイントになるのは、やはりからだの中心部から順番に力と形を作る


事にあるようです。決めてはドローインが重要。
よく見られる間違いのフォーム


1.腰が反っている

2.肩甲骨と胸郭が分離している

3.背中が丸くなっている

4.頭が下がり肩に力が入る


それぞれに重なる点もありますが、これらの間違いは多く遭遇します。

体幹トレーニングは、からだの中心部を鍛えるので軸が安定する

感覚と、姿勢を安定する事が得られます。

スポーツだけに限らず、健康管理や仕事でのパフォーマンスや

姿勢やスタイルを維持、向上させるセルフプロデュースにも効果的です。



どんなトレーニングやストレッチでも共通して言える事ですが

重要な事は、体のどの部分を使い、どの部分が伸びているのか?

をより意識する事です。

感覚を巡らせる事で脳~筋肉の神経伝達が促され効果が生まれます。

トレーニングが見た目で同じフォームや形が出来ていても

体の感覚とずれていたり、使ってほしい筋肉が間違っている事もあります。

これでは効果が生まれませんので、注意しましょう。


フロントブリッジのポイント

効果的な方法(ポイントとなるフォーム)

・あごを引いて頭からつま先を一直線にする

・骨盤を後傾気味にする(ドローイン)


ポイント

・つま先を曲げたまま、足先方向に軽く押す事で

 お尻やハムストリング、に力が適度に入ります。


・両肘を外に押し広げる様に力を入れる事で

 肩甲骨を支える筋肉が活動します。


⇒ 肩甲骨を上手く固定できていない例も多いです。

 2つのポイントは普段指導している際に効果的ですので

 是非意識してみてください。




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腰痛に悩む方へ・・・ 改善・予防の運動プログラム①

腰痛に悩む方へ・・・ 改善・予防の運動プログラム①


 

今回は体幹トレーニングのバックブリッジについて解説していきます。


このエクササイズは運動習慣に有無に関わらず


腰痛の改善・予防にメリットのある姿勢改善にむけて


効果的な種目です。




アスリートであれば競技力の向上や障害予防を目的とし

一般の方や高齢者の方々にはリハビリや体力作りにも

よく取り入れるエクササイズです。



取り組みも簡単で分かり易いという利点がありますので

運動習慣の無い方々にも安全に実施していただけます。


※ 前回の記事 を先に読んで頂く事で
  より目的や理論を理解していただけます。

 「なぜ腹筋・背筋が必要なのか・・・」


バックブリッジ (下の図をご覧ください)

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このエクササイズは体の背面を強化出来ます。


「背中が丸くなってしまう・・・」


「背中や腰がだるくなる・・・」


「肩こりや首がツライ・・・」

これらの不快な症状は原因として、元々の姿勢が関係します。

背筋を鍛える事で、前方に丸く下がりがちな

 上半身や頭を後方から引っ張り支えてくれます。(下の図参考)

※左側の姿勢モデルは腹筋・背筋の機能が低下したパターン

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エクササイズのポイント

・ 背骨を伸ばす様に体を持ち上げます。

・ 肩甲骨を背中で寄せ合う様に行います。

・ お尻を締めるように力をいれておきましょう。

・ 腰が反らないようにお腹に力を入れておきましょう。

※ドローイン と言うエクササイズも同時に行う事で
   
   腹筋と背筋の同時収縮が高まり、より体幹の安定に

   効果が得られます。  ⇒ ドローインについて


体幹トレーニングは体力作りやリハビリ、アスリートのトレーニングまで

幅広い層の方々に効果的であり、予防や改善に活用出来ます。

特に姿勢改善は様々な症状の根本的な改善に効果的ですので

是非参考にして取り組んでみてください。

 

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なぜ腹筋・背筋が必要なのか・・・

なぜ腹筋・背筋が必要なのか・・・


今回は姿勢の保持に対して腹筋・背筋が

どんな役割を担って言えるのかを解説します。



体の各部位で抱える不快症状や痛みは、

対症療法だけでは改善しません。



原因となる姿勢や動きを改善し

根本的な改善を考えましょう。




その為には筋力や柔軟性、関節運動などの問題点に

応じた、筋力トレーニングやストレッチ、セルフケアなど

運動療法を用いた積極的な取り組みが必要です。




・肩こり

・首の痛み

・背中の痛み

・腰の痛み

・股関節の痛み

・膝の痛み




痛みや症状のきっかけが、はっきり分からない様な


場合は日常の体の動かし方や、その方の姿勢自体が


問題であるケースがほとんどです。






姿勢パターンを構築する要素を2つの点で考えてみましょう。


1.筋・筋膜の短縮 (柔軟性の低下)


2.筋の機能低下  (筋の不活動、筋力低下)



この2つの要素を知る事で姿勢の改善が

より理解しやすくなります。

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1.筋・筋膜の短縮 (柔軟性の低下)

 筋や筋膜が固くなり短縮する事で

 その筋群で構成される面が縮んでしまいます。

 筋が固くなり短縮する事で、その方向に引っ張る力が

 存在します。




2.筋の機能低下  (筋の不活動、筋力低下)

 筋の作用(働き)が働く事で、重力に対して

 体を支える役割をしています。

 筋の活動や筋力が弱いと重力に対して

 正しい位置で関節を支える事が出来ません。




 これら2つの要素が複雑に絡み合う事で

 骨格を支え、姿勢のパターンを作っています。


腹筋・背筋 と 姿勢 の 関係

反り腰姿勢の解説

上の図は 腹筋や背筋の筋力低下や機能低下が

姿勢とどの様に関係しているのかを簡単に表しました。

膝や腰、肩の痛みや不快症状が起こる原因が

よりイメージしていただけると思います。

腰痛と姿勢の関係


上の図を見てお分かり頂けると思いますが、

体の後面は背骨があり、骨で支えられています。

対して前面には骨がありません。

したがって腹筋の働きが前で壁を作り

体を支える事が必要になるのです。

前の壁が弱くなると、後にその分の負担が加わるのは

簡単にイメージできますね。。。

腰痛になる簡単なメカニズムも知っていただけたと思います。

具体的だストレッチやトレーニングは

また別の機会でご紹介します。

※ 過去の記事でも複数のプログラムを紹介しています。

 そちらも合わせてご参考にしてください。

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長く座っていると辛くなる腰部の痛み・・・

長く座っていると辛くなる腰部の症状にオススメのセルフケア


 

今回はデスクワークや座っての作業、車の運転などが多く、

その際に感じる腰部股関節不快症状、痛みを和らげる

セルフケアの方法をご紹介します。

※腰痛に関する以前の記事も合わせてご参考にしてください。

腰痛の発症要因として

・筋疲労

・運動不足

・柔軟性の低下

・筋力低下

・関節可動域の低下

・悪い姿勢

・体重増加 など

特に股関節の可動域制限は腰痛との関係性が大きく

腰部の症状で悩まれる方はほぼ、ここに問題点が存在します。

 


股関節の屈曲制限(膝を抱える際の可動域)

股関節屈曲のセルフチェック

 

上の写真と説明を参考に

先ずはご自身で股関節の可動域をチェックしてみましょう。

・ 股関節の前がつっかえる

 ・ 伸ばしている膝が曲がってしまう

 ・ 膝を真っ直ぐ引き付けられない

⇒ これらのポイントに該当する方は

  股関節の屈曲制限があります。

 


股関節の屈曲制限がもたらす悪姿勢

股関節可動域が狭くなると骨盤が後傾する

 

上の写真は骨盤の傾斜と背骨の弯曲を表したものです。

股関節の屈曲制限(固い状態)があると

イスに座っている姿勢が左の状態に陥り易くなります。

 左の写真  股関節 屈曲制限

⇒ 骨盤後傾位 (後ろ方向に傾いた状態)

⇒ 腰椎後弯 (腰椎が後方に弯曲する状態)

⇒ 円背姿勢 (背中が丸くなりやすい)

 

 

腰部の発症機序

 

上記の写真のように

股関節が固い状態では長時間の座位姿勢が

腰痛を招くのは一目瞭然ですよね。。。

 

また人間の体は

立っている時よりも、座っている時の方が

腰部に掛かるストレスは大きくなります。。。(下の図参考)

座位がもたらす椎間板へのストレス

 


 

腰痛の改善・予防には股関節の柔軟性獲得が重要

まずは今回は自宅やマット一枚あれば出来る方法を
2つご紹介します。
骨盤の転がし運動

 


~ How to ~
1.上向きに寝て、両膝を曲げた状態が
  スタート姿勢です。
2.両膝を閉じたまま、左右に大きく膝を
  倒します。
3.10往復程転がし運動を繰り返しましょう。
※上半身は肩が離れない様に上を向けておきます。
 
ポイント
・腰椎の回旋
・骨盤の転がり運動
 
効果
・背骨(腰椎)の捻じれ運動と
 骨盤の転がり運動により付着する筋肉が
 ストレッチされます。
股関節の回旋運動

 

~ How to ~
1.上向けに寝て、足は大きく開いた状態が
  スタート姿勢です。
2.足の位置を変えずに両方の膝をそれぞれ
  内、外に倒します。
3.骨盤を出来るだけ動かさずに、股関節の
  内旋、外旋を行います。
4.10往復程繰り返しましょう。
 
ポイント
・膝を内側に倒した時に出来るだけお尻が
 浮き過ぎない様に注意しましょう。
 ※効果的に股関節の内旋が行えます。
 
効果
・股関節の内旋、外旋を行う事で
 お尻の筋肉や股関節に付着する筋肉が
 ストレッチされます。
・骨盤と背骨の捻じれ運動により腰部の
 ストレッチが行えます。
 

股関節や骨盤周辺に付着する筋肉がほぐれる事で
腰部、股関節周囲の関節可動域が改善し
デスクワークなど長時間の座位姿勢における
腰部にかかるストレスを減少する事が出来ます。
今回は2つのセルフケアをご紹介しました。
オフィス環境などでイスに座った状態で取り組める
方法も以前にご紹介しています。
下記のリンクからご覧ください。
アスレティックトレーナー 藤野絢也
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腰痛にならないためのセルフケア②

今回は「腰痛にならないためのセルフケア②」と題して
 
自宅やオフィスなどでご自身で取り組んでいただける
 
腰痛の改善・予防の方法をご紹介します。

 
テニスボールを使ったセルフリリース
今回セルフケアに使うツールはボールです。
 
固さや大きさなどで、硬式テニスのボールが
 
やり易いと思います。
 
固くなった筋・筋膜を直接ボールで圧迫し
 
コリや張りを和らげます。
 
腰や肩だけでなく、股関節やお尻を解す事で
 
骨盤、股関節から腰部に与える緊張を緩め
 
腰痛が解消されます。
 
写真を参考に取り組んでみてください。

~ How to ~
(写真ひだり) 腰部のケア
  1.上向けに寝た状態で両膝を曲げておきます。
 2.腰の下にボールを敷いて、両膝を軽く倒します。
 3.体重がボールにのる事で腰部の筋肉が圧迫されます。
 
 4.いた気持ちいいレベルの強さで軽く圧迫しましょう。
 5.2~3分を目途にし、長時間の圧迫は控えましょう。
 ※痛みを伴う強さや、固い物では筋線維を痛みる可能性
  がありますので、実施には注意してください。
(写真みぎ) 殿部のケア
 1.上向けに寝た状態で片膝を曲げておきます。
 2.お尻の下にボールを敷いて、膝を倒したり立てたりし動かします。
 3.体重がボールにのる事で殿部の筋肉が圧迫されます。
 4~5. 同様に行います。
 マッサージする部分はポイントを
 適当に変えながら行いましょう。

~ How to ~
 (写真ひだり) 股関節のケア 
 1.横向けに寝た状態で両膝を曲げておきます。
 2.股関節外側の下にボールを敷いて、体重をのせます。
 3.股関節の外側の筋肉が圧迫されます。
 4.いた気持ちいいレベルの強さで軽く圧迫しましょう。
 5.2~3分を目途にし、長時間の圧迫は控えましょう。
 ※痛みを伴う強さや、固い物では筋線維を痛みる可能性
  がありますので、実施には注意してください。
(写真みぎ) 背部のケア
 1.上向けに寝た状態で両手で頭を支えます。
 2.肩甲骨の内側の下にボールを敷いて、体重を適度に
   のせます。
 3.肩甲骨の内側~背中の筋肉が圧迫されます。
 4~5. 同様に行います。

 


 

 

 
柔軟性が向上します。
 
強さ等には注意しながら取り組んでいただければ
 
肩こりや腰痛など慢性的な症状は
 
その方が日頃とっている姿勢によって
 
筋が緊張し、血流の循環障害が起こり症状がおこります。
 
日頃から背中や腰、おしりなど大きな筋群を解す事で
 
コリや張りを和らげ疼痛を予防します。
 
またストレッチや体操と並行して行う事で、
間違いなく効果があります。
 
是非参考にしてください。