なぜ腹筋・背筋が必要なのか・・・
今回は姿勢の保持に対して腹筋・背筋が どんな役割を担って言えるのかを解説します。 体の各部位で抱える不快症状や痛みは、 対症療法だけでは改善しません。 原因となる姿勢や動きを改善し 根本的な改善を考えましょう。 その為には筋力や柔軟性、関節運動などの問題点に 応じた、筋力トレーニングやストレッチ、セルフケアなど 運動療法を用いた積極的な取り組みが必要です。
・肩こり ・首の痛み ・背中の痛み ・腰の痛み ・股関節の痛み ・膝の痛み 痛みや症状のきっかけが、はっきり分からない様な 場合は日常の体の動かし方や、その方の姿勢自体が 問題であるケースがほとんどです。 姿勢パターンを構築する要素を2つの点で考えてみましょう。 1.筋・筋膜の短縮 (柔軟性の低下) 2.筋の機能低下 (筋の不活動、筋力低下) この2つの要素を知る事で姿勢の改善が より理解しやすくなります。
1.筋・筋膜の短縮 (柔軟性の低下) 筋や筋膜が固くなり短縮する事で その筋群で構成される面が縮んでしまいます。 筋が固くなり短縮する事で、その方向に引っ張る力が 存在します。 2.筋の機能低下 (筋の不活動、筋力低下) 筋の作用(働き)が働く事で、重力に対して 体を支える役割をしています。 筋の活動や筋力が弱いと重力に対して 正しい位置で関節を支える事が出来ません。 これら2つの要素が複雑に絡み合う事で 骨格を支え、姿勢のパターンを作っています。
腹筋・背筋 と 姿勢 の 関係
上の図は 腹筋や背筋の筋力低下や機能低下が 姿勢とどの様に関係しているのかを簡単に表しました。 膝や腰、肩の痛みや不快症状が起こる原因が よりイメージしていただけると思います。 上の図を見てお分かり頂けると思いますが、 体の後面は背骨があり、骨で支えられています。 対して前面には骨がありません。 したがって腹筋の働きが前で壁を作り 体を支える事が必要になるのです。 前の壁が弱くなると、後にその分の負担が加わるのは 簡単にイメージできますね。。。 腰痛になる簡単なメカニズムも知っていただけたと思います。 具体的だストレッチやトレーニングは また別の機会でご紹介します。 ※ 過去の記事でも複数のプログラムを紹介しています。 そちらも合わせてご参考にしてください。 *************************************** 「 ~ 集中力を高める整体 ~ 」 ふじの整体研究所 FaceBook :https://www.facebook.com/fujino.seitai Twitter:@fujino_seitai