今回は「腰痛の改善に効果的なセルフケア」と題して
太もも裏のストレッチの続編と
骨盤の姿勢と腰痛の関係について解説します。
これまで腰痛の中でも屈曲型(前屈動作)での
腰痛発症パターンについて解説してきました。
おしりの筋肉や太もも裏の筋の短縮が
骨盤を後傾方向に引っ張り、
前屈動作における骨盤の前傾を制限します。
腰椎や腰部筋群への局所負担が増大し
疼痛発生に至ります。
おしり、太もも裏の短縮が改善する事で
腰痛の予防・改善は筆頭に
骨盤が後傾し、腰が丸くなる方など
効果的に姿勢を改善する事が可能です。
是非解説を読んでいただき
参考に取り組んでください。
骨盤の姿勢と筋の関係
図の左側の絵では骨盤が後傾方向に
引っ張られている状態を説明します。
・赤い点線部が固くなる事で
赤矢印の方向に骨盤が引っ張られます。
おしりの下部の筋、靭帯や
太もも裏の筋短縮が要因となります。
図の右側では骨盤の後傾姿勢が
腰椎を後ろに引っ張る様子と
太もも裏の筋短縮が骨盤を後ろ方向に
引っ張る様子を説明しています。
・ニュートラルの姿勢では太もも裏の筋の
短縮が改善している事と、骨盤の角度
(骨盤が立つ)様子を確認できます。
結果腰椎の正常な前弯が出ています。
ハムストリングスのストレッチ
これまでにも紹介したストレッチの方法です。
上記の図で解説した状態を改善するのに
効果的な方法となっております。
理屈を理解していただき
症状が改善するイメージを
もっていただければ
より一層と日々のストレッチなどの
セルフケアが腰痛の予防・改善や
パフォーマンスアップ、姿勢の改善など
それぞれの目的に対して
効果的に役立ってくれます。
是非継続して取り組んでいただきたい内容です。