今回は「オフィスで出来る腰痛対策」と題して
おしりの筋肉、太もも裏の筋肉といった
腰痛に関連する股関節周辺の筋肉を効果的に
伸ばすストレッチをご紹介します。
この数回は腰痛を取り上げ、その中でも
屈曲型と言った、前屈動作で起こる腰の痛みに
フォーカスして、疼痛発生のメカニズムや
具体的なセルフケアを解説してきました。
⇒ 腰痛に効果的なセルフケア(リンク有)
腰痛に効果的なセルフケア(股関節) (リンク有)
今回はビジネスパーソンがオフィスワーク中に
腰痛の改善・予防として取り組める内容を
ご紹介します。
~ How to ~
1.イスや机、壁など支えられる場所に手を置き
おしりを突き出す様にからだを前屈させます。
2.骨盤を前傾、背中を出来るだけ伸ばした状態で
太ももの裏やおしり、膝の裏が伸びる様に
上半身を倒します。
3.気持ち良く伸ばせる程度のストレッチを30~40秒
持続して行いましょう。
4.3Set程繰り返すと、太もも裏からおしり、腰が
軽くなった感覚を得られます。
効果
・太もも裏、おしりのストレッチ(ふくらはぎ、膝の裏)
股関節のストレッチ(おしり~腰)
~ How to ~
1.イスや机など支えられる場所に手を置き、
おしりを突き出す様にからだを少し前屈
させておきます。
2.軽く膝を曲げ、出来るだけ楽な体勢で骨盤を
前傾させておきます。
3.おしりを真横に大きく突きだし、上半身、頭は
おしりと反対方向に倒しましょう。
4.体重を傾けた状態で5秒ほどキープします。
反対も同様に行い、この一連動作を10回程
繰り返しましょう。
効果
股関節の内転、屈曲、内旋の動作を行います。
⇒ おしりの筋群を伸ばします。
ポイントを整理しましょう
ポイント
・おしりと頭、上半身はそれぞれ逆方向に倒し
からだを捻りましょう。 (図みぎの説明)
・足の軸よりも外側におしりを突きだし、股関節を
絞る様におしりを伸ばします。
※写真の状態では左の股関節、おしりが伸びています。
深層部では外旋筋群が伸びています。(左の図)
表層部では伸展、外転筋群が伸びています。
⇒ おしりの筋群の説明(過去の記事リンク)
腰痛に効果的なセルフケア(おしりの筋群)リンク有
今回もおしり、太もも裏の筋肉を伸ばす事で
股関節や骨盤帯周囲の筋肉の柔軟性を高め
腰部にかける負担や、筋肉を引っ張るストレスを
減らす事が可能になります。
写真やポイントを参考にしていただき
先ずはご自分でも取り組んでみてください。