今回は「腰痛に効果的なセルフケア -第二弾-」と題しまして
おしり(殿筋)のストレッチをご紹介します。
おしり=殿部(でんぶ)
大殿筋、中殿筋 と耳にする名前でもあるかもしれません。
股関節 をおおっており、腰痛や運動に大変影響のある筋肉です。
今回は腰痛に効果的で、自分自身で取り組める
予防・改善の内容を解説していきます。
アスリートは日々のトレーニングや競技の練習で
筋疲労が蓄積し、殿筋が固くなります。
そして股関節の可動域制限や、短縮した殿筋・筋膜が
腰・背中を引っ張り腰椎や骨盤の動きを制限します。
結果、腰部周囲の筋で痛みを感じたり、骨盤付近での痛みや
腰椎や椎間板での障害へと発展していきます。。。
またデスクワークなどが多いビジネスパーソンは
座っている姿勢そのものがからだへのストレスとなります。
運動不足やケア不足により、固くなった背中や股関節が
結果として腰部の痛みの原因要素となります。
特に姿勢が悪いままの座位姿勢は負担が増大します。
この場合も慢性的な症状として、特異的な疾患へと
発展しかねません。。。
おしりが固くなると、股関節が固まる!
股関節が固まる?
おしりの筋肉で今回解説する筋肉は 大殿筋、中殿筋
この筋肉は股関節の 伸展 や 外転 に作用します。
伸展=歩行でいうと「地面をけり足をからだより後方へ送る」動作
外転=横に寝た状態で、上になった足を真横に挙げる動作
座っている姿勢は股関節の屈曲となります。
伸展の逆の動きです。
大殿筋が固くなり短縮していると
股関節の屈曲を制限します。
結果股関節が固まり、座位姿勢では固くなった
大殿筋が引っ張られることになってしまいます。(上図を参考)
股関節外旋のストレッチ
1.片方の膝を曲げ、もう片方は後方に位置します。
2.曲げた膝に上半身を被せる様にからだを前に
曲げます。
3.膝とお尻の位置を引き離す様に行いましょう。
4.上半身を倒す角度を変える事で、お尻の伸びる部分も
変える事が出来ます。
デスクワーク中でも片方の足を反対の足に乗せる事で
同様のストレッチが可能です。
是非取り組んでみてください。