骨盤 ~ 股関節 の柔軟性を高めるストレッチ その②
今回は前回に引き続き 骨盤 ~ 股関節 をとりあげて
姿勢不良 の 改善を目的としたストレッチを紹介します。
前回は ”おしり” 殿筋群 のストレッチを紹介しました。
※ 前回の記事 ⇒ 骨盤~股関節の柔軟性を・・・
これら股関節をおおっている筋群が硬くなる事で
骨盤 や 股関節 に ”ゆがみ” や ”左右差” などの
アンバランス を生じさせると解説しています。
ただ誰しも左右差や捻じれ、歪みというのは必ずあります。
トップアスリート や 2~3歳の 乳幼児でも存在するものです。
ではナゼ、全ての人が 痛み や 不調 を抱えるわけでないのか・・・?
痛みや不調が生じるのは、からだの部位に ある一定線以上の
許容範囲を超えた ストレス がかかるからです。
からだの ”アンバランス” と
からだの使い方、動かし方といった ”動作”
がもう一つの大きな要素として、絡み合う事で
からだの部位に ”機械的なストレス”をあたえ、
痛みや故障にいたってしまうと考えられています。
機械的なストレスとは
※ 引っ張る力 、圧縮力がかかる、 関節に生じるズレ など
アンバランスの程度が強い程、痛みや不調を招く
リスクファクターは高まりますので、日頃から
セルフケア等を行う事で、姿勢不良等のアンバランスを
防ぐことにつながります。
今回は、 太ももの前 や 腸腰筋 といった
股関節の前面の柔軟性を高める方法を紹介します。
~ How to ~
1.伸ばす側の足の膝を床につけます。 もう片方の足は前方に開いて
バランスを保ちやすい姿勢を作りましょう。
2.出来るだけ上体をお越し、骨盤を前に押し出す様に
股関節の前を伸ばしましょう。(黄色の部分)
3.この時お腹の筋肉を少し凹ませるように(ドローイン)して
骨盤の前傾を防ぎましょう。
30~45秒のストレッチを 2~3Set 繰り返しましょう。
この股関節前面の筋群 (股関節屈曲、膝伸展) は
膝を胸の方に持ち上げたり、膝を伸ばしたりする作用が
あり、この筋群が硬くなると
・ 骨盤の前傾 (下の図)
・ 股関節の伸展制限
が起こり易く、 腰痛のリスクファクターとして
考えられます。 ⇒ 腰を反らすと痛みがある場合
伸展型での腰痛を抱える方には
特に効果的な方法ですが
前屈、後屈関わらずに
腰部の痛みの改善や予防
姿勢の改善などには効果的ですので
是非紹介した内容を取り組んでみてください。