腰痛を自分で改善させる方法①(腰を反ると痛い方へ・・・)

今回は「腰痛を自分で改善させる方法」と題して


腰痛の中でも「腰を反ると痛い方」に向けた
 
伸展型(後屈:後ろに反らせる)の腰痛
 
フォーカスした解説とストレッチをご紹介します。
 
今回テーマに取り上げた内容では
ビジネスパーソンのみならず、アスリートでも
多く対象になります。
 
アスリートの場合は日頃のトレーニングによる
 
筋疲労からおこる筋・筋膜の短縮や
 
スポーツ動作そのものと大きく関係します。
 
 
私が専門としている競泳においては
 
基本となる姿勢(ストリームライン)自体が
 
腰が反り易い動作となりえます。
 
疲労と関連して、基本的な姿勢の悪さや
 
柔軟性の低下、体幹筋力の弱さや
 
バランスの悪さなどが原因となります。
 
 
 
他のスポーツ種目においては
 
テニスのサーブ、バレーボールのアタック、
 
ゴルフのスイング、野球のピッチングなど
 
も伸展時の痛みを伴いやすい動作です。
 
 
この場合は回旋も含まれるので
 
先ずは姿勢そのものや柔軟性に
 
関連付けた解説をしておきます。
伸展型の腰痛発症メカニズム

上の図は姿勢の比較です。
 
ひだりの図がノーマルな理想姿勢に対し
 
みぎの図は
・骨盤の前傾が強く
 
・頭が前方に出ており
 
・背中が丸くなっています。
 
⇒ 結果として腰部の前弯が過剰となり
  椎骨の衝突など腰椎への負担が増大します。
 
 
これは太ももの前の筋肉や腸腰筋など
 
股関節の屈曲(曲げる動作)や骨盤を前傾させる
 
筋が短縮している状態で
 
腰椎の前弯(反り)や骨盤の前傾が過剰な状態です。
 
この状態では腰を反らす動作で痛みが出やすくなります。
これが伸展型の腰痛発症のメカニズムです。
 
簡単に伸展型の腰痛のメカニズム
ご紹介しました。
何となく知って頂いた状態で
次はこの太ももの前や腸腰筋を
効果的に伸ばすストレッチをご紹介しておきます。
伸展型での腰痛を抱える方には
 
特に効果的な方法ですが
 
前屈、後屈関わらずに
 
腰部の痛みの改善や予防
 
姿勢の改善などには効果的ですので
 
是非紹介した内容を取り組んでみてください。