姿勢不良が様々な症状に影響を与えている
今回は 姿勢不良 の改善に効果的な 体幹部のストレッチ を紹介します。 体幹( 胸郭 - 脊柱 - 骨盤 )+ 肩甲骨 を動かす事で からだ全体の 柔軟性 と 可動性 を獲得する事が出来ます。 前回までの記事で 硬くなった筋群 が 姿勢の不良 に 影響していますよ! と解説しました。 そして 姿勢不良 そのものが連鎖して関連する関節や筋へと 影響を与え、結果的に様々な障害や症状を生じることになります。 ※ 姿勢についての記事 理想的な姿勢 = 解剖学的に正しい姿勢 この状態に改善する事が出来れば からだ全体の筋群や筋膜には正常な力が加わり 正常な緊張状態を生じることが出来ます。 異常な姿勢 = 解剖学的に不良な姿勢 この場合はからだの筋群や筋膜へ異常な力が加わり 異常な緊張状態を生み出します。 不定愁訴として代表的な 肩こり・腰痛 など これら慢性症状は、この 基本の姿勢の良し悪しが大きく関係 しています。 ・背中が丸くなる ・肩が前に入る ・頭、首が前に出る ・骨盤が立てられない 等 これらは 硬くなった筋群 が 関節の位置 を変化させ その変化が 各関節を相互に影響 を与え合い トータルの結果 が生み出した形です。 したがって ・胸をはる ・背筋を伸ばす など思い出した時に姿勢を意識する程度では なんの改善も解決もしないという事です。
姿勢を根本的に改善させていくには
以下の考え方で取り組んでいます。
・ 脊柱 (背骨) の 可動性と正しい弯曲
・ 胸郭、肋骨 の 可動性と正しい位置
・ 骨盤 の 正しい 前傾・後傾
・ 肩甲骨 の 可動性と正しい位置
これらのポイントを獲得する為に
アドバイスしている方法です。
是非お試しください。
1.体側のストレッチ
~ How to ~ ・両手を挙げて、左右に倒す事で体側の筋肉が伸ばせます。 ・手を倒した方向と逆方向へお尻に重心を残すと 伸ばしやすくなります。
2.肩甲骨周囲のストレッチ(上下)
~ How to ~ ・両手を頭上に挙げた状態で、出来るだけ胸を張ります。 ・タオルを頭の後ろを通し、背中に引き付ける様に 肘を降ろします。 ・肩甲骨を寄せ合う様に引くと、肩甲骨の可動域が改善します。
3.肩甲骨周囲のストレッチ(前後)
~ How to ~ ・両手で持ったタオルを胸に引き付けながら、肩甲骨を 寄せ合います。出来るだけ胸を張りましょう。 ・出来るだけ骨盤を立てて(前傾気味)背骨を伸ばします。 ・両手を前方に押し出しながら、肩甲骨の間を拡げます。 ・出来るだけ骨盤を丸めて(後傾気味)背骨を丸めます。 ・この動きを繰り返す事で、肩甲骨はもちろん 背骨、胸郭、骨盤の可動域も改善します。
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