fujino のすべての投稿

9e6f47b88e1b13db23092208d6f2dc93_s

引っ越し作業中のギックリ腰

引っ越し作業中のギックリ腰


 

2月も後半になりましたが、まだまだ気温が低い日が続き

京都では雪がちらつく日もあります。

日中で日が射していると暖かいのですが

外に出て風に当たると、まだ随分と厳しい寒さです。



気温が低い時期は、どうしても寒さの影響でからだを縮めてしまい

肩や背中、首周りの筋が緊張している方が多いようです。



そういった状態では、普段は問題無く出来ていた事が

引き金となり、痛みや不快症状を誘発する事になります。


・重いコートを着ている方

・分厚いマフラーを巻かれている方

・フード付きの上着を着ている事が多い方


特にご注意ください。。。

ご自身が気づかない内に

背中が丸くなり、頭~首が前に出た不格好な姿勢になっております。



筋疲労の蓄積により、筋~筋膜は硬くなっている

先日「引っ越し作業をしていて腰が痛くなった」と連絡が入り

急患で訪問整体へ駆けつけました。



元々このお客様は、以前にもぎっくり腰をされており

2~3年間は慢性的な腰痛を抱えて生活をされていたとの事。


お仕事も専門性の高い内容であり

昼夜ともにパソコンでの作業や資料の作成、情報収集など

移動や寝る時以外は、座っての時間が多いようでした。



今回は事務所の移転をされる際の引っ越し作業中での出来事・・・

元々腰痛を抱えているので、再発したくないと

気を使ってはいたものの・・・


重めの書類や書籍のダンボールを運び終えて

一段落したのでソファで休憩したところで

”じんわりとした痛み”を 骨盤~腰椎 あたりに感じたのが切っ掛け

そこからは、その痛みがだんだんと酷くなっていったとの事でした。



一夜明けた翌朝に一報いただき、施術に伺ったところ

イスからの立ち上がりや、寝て~起きてなどの姿勢・動作の

切り替えで痛みがあり、腰を伸ばすのも曲げるのもツライ状態でした。



問診等で症状の経緯や、経過、痛みが出る動作など

時間をかけて状態を把握し

今回は靭帯や骨、神経などでの問題では無く

筋~筋膜での症状が可能性として高いという判断になりました。


胸腰筋膜

・作業動作そのもので「ギクッ」となった事ではない

・骨盤~腰椎の筋、筋膜での圧痛

・安静時はダルイ感覚

・動作の始めや、姿勢の変更時の痛み

・圧痛点を保持しての動作では痛みが軽減または消失

・しびれが無い

など・・・



元々の姿勢や可動域などと照らし合わせた、これらの状況判断で

今回の病状と、改善までのプロセス、コンセプト

本日の施術で具体的に取り組む事とゴールを説明しました。


今回は炎症や疼痛のある部位の 消炎・鎮痛

患部外からのアプローチ(背面筋、股関節~下肢、上背部~頚部、腹部など)

テーピングでの保護と、腰部~骨盤、脊柱での運動再教育を

リハビリとして行いました。




施術後は疼痛の軽減と運動範囲の増加が効果として得られ

1週後に2回目の治療を予定しています。

また改善までの経過などご紹介します。




このケースでは引っ越し作業も終盤であり、日頃 腰部に負担が掛かっている姿勢 や

硬くなったからだ の状態で、前かがみや荷物の移動など

繰り返しの動作が筋疲労を強めていたのでしょう。



筋が疲労し、筋~筋膜が硬く緊張している状態では


問題の無かったはずの作業や動作の繰り返しにより


筋~筋膜で小さいレベルや範囲での微細損傷を起こす


ケースが多々あります。





また筋の緊張や弛緩を生み出す神経からの信号が


異常信号として、誤った認識をセンサーに与えてしまう事で


筋の不必要な過剰収縮や異常緊張が生み出されてしまいます。




元々の姿勢も骨盤が後傾位であり、左右差も有りました。

座位姿勢での腰椎の後弯が強くみられ

骨盤を前傾方向に誘導し、腰椎~胸椎を伸展(伸ばす)事が

困難な程、姿勢が悪く固まっておりました。


この状態では日頃から腰部への筋緊張はストレスは過剰にかかっております。

加齢と共に筋~筋膜は、硬くなりつつありますので

日頃から腰痛を感じていたり、過去に痛めていた経験のある方は

生活の中にケアをする意識や、姿勢の改善

からだのコンディショニングを行う事を強く勧めます。





※今回の症状のお客様はこのブログでの情報提供に快諾いただきましたので

一部の情報を発信させていただきました。



 アスレティックトレーナー 藤野絢也

**************************************

~集中力を高める整体~
 ふじの整体研究所

「ハイクオリティな整体をご自宅等へお届けいたします」
(京都、訪問整体、パーソナルトレーニング、アスレティックトレーナー)

HP: https://fujino-seitai.com
FaceBook :https://www.facebook.com/fujino.seitai
Twitter:@fujino_seitai

041beff24386a41351d9cde2016aefc4_s

肩こりの原因は・・・ 〇〇が硬くなる

肩こりの原因は・・・ 〇〇が硬くなる事でおこる


 

 

今回は ”肩こり” について、症状を生み出しやすいパターンと

具体的なコンディショニングの方法をご紹介します。



長時間のデスクワークや車の運転、会議の参加など

同じ姿勢で一定時間を過ごす事で

その姿勢によって筋肉・筋膜が緊張し硬くなります。




一つは ”座っている” という事がポイント

椅子に座り背中や腰が丸くなっている姿勢・・・ (写真左)



これでは骨盤が後傾し、その上の背骨も後方に丸くなってしまいます。

腰~背中が丸くなり、後方に引っ張られる力に対して

頭~首を前に出す事で重心のバランスを保とうとします。

 ※ 重心性(赤)と背骨のラインが離れています。



この不良姿勢に対して

右の写真では、骨盤が立つ事で、背骨の弯曲が自然な状態(S字カーブ)となり

頭~首の位置も背骨の上に来ています。



左側の不良姿勢の状態では

①頭~首が前方に突出している事

 

②背中が丸くなり、肩が前に入ってしまう事

 

③胸郭が圧縮されて、前方で閉じてしまっている事

この3点の問題点が誘発されて

結果的に肩~肩甲骨周囲の筋群が短縮・緊張してしまうのです。

 

 

ではそのポイントとなっている犯人(筋群)を紹介します。

胸の筋群が硬くなる事で”肩こり”に成り易い

 

大胸筋、小胸筋 など胸の筋群が硬くなり、短縮する事で

肩甲骨が前方に引っ張られてしまいます。

すると肩(上腕骨の根元)が前方に押し出されるように

背中を丸くする姿勢が助長されます。



この背中が丸くなる事で、肩甲骨を背負っている様な姿勢になってしまうのです。


これでは肩こりを感じている筋群、僧帽筋の上部線維や

肩甲挙筋などが常に短縮してしまい、局所での血行障害を起こします。


血流が不足する事で、酸素や栄養素が不足し、

細胞の生成が妨げられてしまうのです。


疲労物質などの老廃物が滞り代謝不良をお越し、筋の緊張は増す一方となります。



それではどんなストレッチをすれば良いのか??

 

今回はオフィスでも出来るセルフケアをご紹介します。

大胸筋のストレッチ として椅子に座った状態や

オフィスの壁などを使って行うと良いでしょう。


30~45秒の持続的なストレッチを 2~3Set 行います。

伸びて気持ちの良い範囲で、じっくり時間をかけて伸ばす事で、

常に緊張するように信号が送られていた筋群へ

今度はリラックスするように信号を送る事が出来ます。



1Set目よりも、2Set目、3Set目と伸びる範囲が広くなり

同時に可動域が増えていく事が実感出来れば、効果も随分と得られています。



胸筋群をストレッチする事で、肩甲骨の前傾や

胸郭が前方で閉じてしまうような、姿勢不良を予防・解消する事が

可能になります。

もちろんこの方法だけやれば良いという訳ではありませんが

何もしないで、パフォーマンスを落とすより

圧倒的に あなたの生産性の向上に役立ってくれます。


デスクワークの途中に行うなどして、自身のコンディショニングに

お役立てください。



               アスレティックトレーナー 藤野絢也

**************************************

~集中力を高める整体~
 ふじの整体研究所

「ハイクオリティな整体をご自宅等へお届けいたします」
(京都、訪問整体、パーソナルトレーニング、アスレティックトレーナー)

HP: https://fujino-seitai.com
FaceBook :https://www.facebook.com/fujino.seitai
Twitter:@fujino_seitai

セルフケアの習慣が、あなたのパフォーマンスを向上させる

セルフケアの習慣が、あなたのパフォーマンスを向上させる


N112_nekutaiwonaosudansei_TP_V1

今回も引き続き ビジネスパーソン向け の記事として

 ”自己管理” について考えている事を・・・ 書きたいと思います。



 ふじの整体研究所 として、スタートしたのが昨年4月からです。

 あと40日ちょっとで1年となります。

 
 初めて自分の事を知ってくれた人々には

 「 なんで研究所なの? 」 と聞かれる事がよくあります。



その理由は 2つあります。


 

1つは、覚えてもらう事。


   ”ふじの整体院 ”だとありきたりだし

    もう既に何件かあるだろうし。。。


   ”研究所 ” となると  普通の整体とは違うのかな??

    と思ってもらったり

    すこ~し ”古く懐かしい”  ”重厚な感じ”  

    を印象に残してもらえるのでは?

    という考えです。




2つ目は、「からだのコンディショニングを追究して世に広める」というミッション


   コンディショニングとは・・・

       ピークパフォーマンスの発揮に必要な

       全ての要因をある目的に向かって望ましい

       状態に整える事 (※アスレティックトレーナーとしての定義)



   アスリートでもビジネスパーソンでも

   目的や目標に向かって、その成果を上げるためには

   ”体調”という大きなくくりでは、万全にして挑みたいに決まっている。



 そういった方々に対して、自分が提供出来る技術とノウハウを駆使して

 目標達成や自己実現、ビジネスでの成果、日々の豊かな暮らしなど

 手に入れて頂ける様にコンディショニングをサポートする。

    これが自分の役割であると考えています。


その為に必要なあらゆるコンディショニング要素を研究・追求する。

という意味があります。




 
 屋号の話でタイトルテーマからは話がそれてしまいましたが・・・



 何をお伝えしたいかと言うと

 「整体」というキーワードは、近年巷に溢れかえっておりますが

  ふじの整体研究所の意味する「整体」とは


  お客様のークパフォーマンスの発揮や

  顧客やファンに感動を与えられる

  最高のプレゼンテーションを可能にするために

  必要となる 心身の最適化 = コンディショニング 

  これを指して 「体を整える」 = 「整体」

  と言っております。


  a0001_011478





そのためには


施術によって痛みやコリを取り除くだけでは無くて、


その方が、自分自身でも日頃からコンディションに気を配り


具体的な方法でセルフケアに取り組めるようアドバイスする事が


重要だと考え、力を注いでいる部分です。



お客様が、日常の暮らしに良き習慣を取り入れてもらい


より良いコンディションを共に築いて行ける様な


健康面のトータルサポートが出来る心強いトレーナーとなることを


目標にしております。






      ” 腰の痛み ”


      ”背中の痛み ”


      ” 肩や首 ”   など



日々の暮らし(仕事、私生活、お母さんの場合は子育て。。。)の中で


疲労感やコリ感が蓄積して、多くの方が何かしらの症状で


からだで感じる疲れを抱えていると思います。



「ストレッチや体操をすれば良くなる」


分かっていても、なかなか継続して取り組めないのが


人間なのでしょうか。




からだは一番身近なご自身の資本です。


知識・技術 の様に 新しいものを手に入れる事は出来ません。


機会・道具 の様に 修理したり、部品を取り換える事は


簡単には出来ません。


自分自身の体・体調に気を使う事、時間を割く事が


スポーツ・ビジネス 共通して重要だと思います。



コンディションがもたらす差







 アスレティックトレーナー 藤野絢也

**************************************

~集中力を高める整体~
 ふじの整体研究所

「ハイクオリティな整体をご自宅等へお届けいたします」
(京都、訪問整体、パーソナルトレーニング、アスレティックトレーナー)

HP: https://fujino-seitai.com
FaceBook :https://www.facebook.com/fujino.seitai
Twitter:@fujino_seitai

慢性的な痛みやコリ・・・ ビジネスパーソンの自己管理について

痛み・コリ・疲労 の不快症状について


今回は ビジネスパーソン に向けての内容になります。

日々の暮らし・仕事をよりゆたかで快適にするための

コンディショニングのヒントとなれば幸いです。




オフィスワーカーの職業病になりつつある

”首”   ”肩”   ”腰”   ”背中”  の痛みやコリ感



症状の程度や悩みのレベルには個人差がありますが


多くの人が不快症状を抱えており、有訴者は年々増えていることは事実・・・


調べの報告では、国民の男女ともに4人に1人は症状を自覚しているとか・・・



またこれらの不快症状が仕事や作業の生産性を落とし


経済的損失にも影響しているなどの記事もあります。





正直なところ、経済への影響だとか・・・ 4人に1人だとかは・・・

特に重要では無いように思っています。


潜在的な有訴者も含めれば、より多くの人がこれらの

慢性的な疲労や不快症状を抱えている事でしょう。


そしてその大半の方々は、仕事の生産性を向上し、維持するために

症状の有無を忘れて、または我慢して仕事に励まれています。




私としては、これらの慢性的な症状に対しては

「どの様に付き合っていくのか?」 を考えていただきたい。



日々の生活の中に、自分で取り組める範囲のセルフケアや運動を

コンディショニングの習慣として落とし込み


からだ自体を変える事が出来れば、肩こり・腰痛など症状は、

その大半が改善する事が出来るでしょう。






柔軟性は年々と低下する一方・・・

 

 


多くの方々で、これらの不快症状の原因を作り出しているのは

柔軟性や可動性の著しい低下です。。。



筋・筋膜が硬くなり、それらが短縮する事で姿勢不良に陥ります。


そしてその姿勢不良そのものが、筋・筋膜の硬化や短縮を助長し

さらに姿勢が悪くなる一方。。。 



悪い姿勢のまま、動かなくなった関節で活動する事で

からだに掛かる負担やストレスが局所に集中します。



気付けば ”腕が痺れていたり” ”ヘルニアだといわれたり”

病的な症状へと発展してしまっているのが多くの方の現状です。



 この悪循環のスタートは  ” 柔軟性の低下 ” です。

  ※開脚や前屈が出来る・・・どうこうの柔軟性は意味していません。




この柔軟性や関節の可動性は年々と歳を重ねる毎に低下します。



何も取り組まなければ 10年後は確実に今まで以上に

からだのポテンシャルは低下し、現在より更に

元気で毎日に挑めることは無いでしょう。。。




自分のからだに対する意識や考えを変えて

様々な不快症状や、からだのコンディション改善に

どう向き合っていけば良いのかをいち早く考えましょう。




今日から取り組めるコンディショニング

ボールでのセルフケア


テニスボールや野球の軟球などを使って、肩甲骨周囲の筋・筋膜を

やさしくリリースする事から始めてみましょう。

 ※ 痛みや、強すぎる圧迫での取り組みは控えてください。

   筋・筋膜を気づ付ける可能性もあります。





ボールリリース1



腰 や お尻 の筋群に行う事で 腰痛のケアや予防になります。

ここでも強さは特に注意しましょう。


※ 基本的にはストレッチや体操を中心に行う事で

  日々のコンディショニングとなる事が理想だと思います。




c0362789_05491040


c0362789_06142091



上の2枚の写真はタオルを使ったエクササイズです。

出来るだけ力まず、肩甲骨周囲や胸郭をストレッチするように

行いないましょう。



1日の中で 15~20分  時間を設けて

音楽やオーディオブックでも聞きながら

セルフケアに取り組むと、からだも心も軽くなり

より生産性を高める事が出来るでしょう。






 アスレティックトレーナー 藤野絢也

**************************************

~集中力を高める整体~
 ふじの整体研究所

「ハイクオリティな整体をご自宅等へお届けいたします」
(京都、訪問整体、パーソナルトレーニング、アスレティックトレーナー)

HP: https://fujino-seitai.com
FaceBook :https://www.facebook.com/fujino.seitai
Twitter:@fujino_seitai

 

ビジネス現場におけるコンディショニングの考え方 (Rewrite)

※ 過去の記事を再編集しました。

ビジネス現場におけるコンディショニングの考え方


日々の暮らしや仕事など、生活の中で人間のからだは

何かしらのストレスや肉体的な負荷から、疲労が蓄積します。

そしてそれは 慢性疲労感 や 肩こり腰痛 といった

症状であらわれます。




これらの症状は 不快感 であり、ひどい場合は、

仕事の妨げや、寝込む事におちいってしまいます。



調べにより分かられているだけでも


日本人口の4人に1人が日常から腰痛に悩み、


女性では肩こり、頭痛といった症状が


男性よりも発症しやすい事が判明しています。





肩こり,腰痛 発症割合







ビジネスにおいて、これらの不安要素は


パフォーマンスを低下させる三大要因です。



c0362789_00193494






毎日をベストコンディションであれば


どれだけハイパフォーマンスで、いきいきと


ビジネスに挑めるか・・・



しかし人間は動物です。そんな完璧にはいきません。


誰でも疲労は蓄積しますし、体調の波もあります。






こんな事を経験、または感じた事ありませんか?


同じ会社や職場、仕事仲間などで

「あの人いつも元気だな」

「○○さんはタフだな」

「いつも明るくて楽しそうだな」

という人が思い浮かびますよね?



元気な方達の特徴としては多いのは日々の生活以外に

あえて自分のからだに負荷を与えている事です。



・毎朝少し早めに起きて、散歩に出たりジョギングしたり

・仕事が終えた後、休みの日にからだを動かしたり

・ストレッチや体操のセルフケアを取り入れたり など



日々の生活+α がタフな体を作り

コンディショニングを整え

ビジネスでのハイパフォーマンスを

可能にしているのです。





c0362789_00195786






なぜ負荷をかける事が良いのか?


「筋トレすれば疲れるじゃないか!」


「走る時間あれば寝る時間が欲しい」


「しんどい時にやりたくない!」


「そもそもそんな時間がない!」


という意見が多いでしょう。




からだを動かす事で筋肉がほぐれ、血流が良くなり


肩こりや腰痛、肉体疲労が軽減出来ます。


また運動する事は脳にもストレス耐性を高める効果が


あり、汗をかきスッキリした感覚も味わえます。





結果として

・メンタルヘルスケアに効果がある


・ライフ・ワークバランスの充足が得られる


・ストレスマネジメントとして発散できる



  事につながります。





先ずはこのマインドを持ち、からだを動かし


タフな体作りをしていく考えが重要でしょう。



               アスレティックトレーナー 藤野絢也

**************************************

~集中力を高める整体~
 ふじの整体研究所

「ハイクオリティな整体をご自宅等へお届けいたします」
(京都、訪問整体、パーソナルトレーニング、アスレティックトレーナー)

HP: https://fujino-seitai.com
FaceBook :https://www.facebook.com/fujino.seitai
Twitter:@fujino_seitai

骨盤 ~ 股関節 の可動域を高める・・・ その④ (股関節内旋)

骨盤~股関節の可動域を高め、姿勢を改善する


 

今回も 骨盤 ~ 股関節 から

姿勢不良の改善に向けたストレッチ をご紹介します。



 ※ この数回で 姿勢不良の改善を目的にした観点から

   骨盤 ~ 股関節周囲 のストレッチ を紹介してきました。


   先ずは 前傾 or 後傾 という特徴に対して

   姿勢とどの様に関連しているのかを解説しています。

   合わせてご覧いただくと、イメージしやすいと思います。


   前回までの記事 ⇒ 骨盤~股関節のストレッチ その①
                          その②
                          その③




骨盤 ~ 股関節 の アライメント不良(配列) や 可動域の変化 は

付着する筋群の短縮によって起こります。

また股関節の位置関係が変化する事で、筋の機能低下も起こりえます。


殿筋/おしり の 機能低下 や 柔軟性の低下 によって

代償動作 や 骨盤の傾斜、股関節の可動域など

姿勢や動きに悪影響をうみますので、これまで4回で紹介した

ストレッチを是非取り組んでください。



 

 

 今回は 股関節の内旋 をご紹介します。

  ※ 一番基本的で簡単な方法をご紹介しますので是非お試しください。



股関節ストレッチ(内旋) ※外旋筋群のストレッチ

 

c0362789_12505227


~ How to ~

1.両膝を開いた状態で両手は後ろに置きます。



2.片方の膝を内側に倒し、反対の膝は外に開きます。



3.開いた方の足を倒した膝の上に乗せて膝とお尻を

  引っ張り合う様に伸ばします。


  
 30~45秒 ゆっくり、心地よい程度のストレッチ感で

 伸ばす事を 2~3Set 行いましょう。



~ ポイント ~

 ・ 倒した膝と体が真っ直ぐになり、膝がからだより内側に

   入り過ぎるのを防ぎましょう。


  ・お尻が浮いてこない様に床に着けたまま、引っ張り合うと

   効果的に伸ばせます。



  ※ お尻の後ろ~横や股関節の内部で伸びる感覚があれば

     効果的に伸ばせています。




~ 効果 ~

 股関節 の 外旋筋群 の柔軟性が向上します。

    ・大殿筋 ・梨状筋 ・大腿方形筋
 
   ・内閉鎖筋 ・外閉鎖筋 ・上双子筋 ・下双子筋




 

               アスレティックトレーナー 藤野絢也

**************************************

~集中力を高める整体~
 ふじの整体研究所

「ハイクオリティな整体をご自宅等へお届けいたします」
(京都、訪問整体、パーソナルトレーニング、アスレティックトレーナー)

HP: https://fujino-seitai.com
FaceBook :https://www.facebook.com/fujino.seitai
Twitter:@fujino_seitai

競泳選手の肩の痛み その③ (Rewrite)

※ 過去の記事を再編集しました。

 


「競泳選手の肩の痛み その③」
 
今回は「競泳選手の肩の痛み」その③ として

肩関節のストレッチ について、ご紹介します。


  ※ 前回の記事も合わせてご確認ください。 競泳選手の肩の痛み その①
                                 その②





スポーツをされない方々であっても

肩の痛みの発症メカニズムや理屈を知ってもらう事は

ご自身の健康管理やコンディショニングに

大変役立つので、是非ご一読ください。




今回はアスリートの中でも私が専門としている

競泳について解説いたします。







競泳選手の肩の痛みに対して

今回は具体的なセルフケア・ストレッチを2つご紹介します。


競泳選手は 肩関節の前方 など 上腕骨頭辺り 痛みを訴えるケースに多く遭遇します。




日頃の練習やトレーニングによる疲労で

関節周囲 の 筋肉 や 関節包 が 硬くなり(短縮)

上腕骨頭 が 関節の適した位置 からズレてしまいます。




多くのケースは 上腕骨頭がやや前方にずれた状態 になります。







肩関節の後方を緩めるストレッチ

 






~ How to ~

1.写真の様に横向けの状態になります。


2.腕を前に出し、肘は90°曲げておきます。


3.前に出した腕~肩に上半身を被せる様に体重をかけます。
  (写真みぎ)


4.肩関節の後方が伸びていれば効果的に行えています。


 ※出来るだけ肩や肩甲骨を背中側に

 引き付けて行うと効果的に伸ばせます。




効果

 

・肩関節の後方、下方、三角筋などが伸ばせます

 

 

 



~ How to ~ 

1.先ほどのストレッチと同様に腕を前に出して横向けの状態になります。



2.もう片方の手を使い、ストレッチする側の手を床方向に押えていきます。

 ※からだが開かないように押えておきます。



3.肩関節が捻じれる様なストレッチ感があれば効果的に行えています。

 ※肩が浮き上がったり、前方に押し出されない様に注意しましょう。




 効果

 

・肩関節の外旋筋を伸ばし、内旋可動域を増加します。

 

これらのストレッチは 肩関節の後方を緩める事に効果的 です。


後方が固くなり、短縮している場合肩関節、上腕骨頭が前方に偏移しやすくなります。


この状態では 関節の安定性が低下 しプル動作での推進力が低下します。





また肩関節の可動域不足や偏移している状態での運動の繰り返しでは、


肩関節周囲の筋群や、腱、関節包など周辺組織の損傷、痛みの原因となります。




元々の肩関節の緩さや姿勢、トレーニングの内容

なども要因として関係しますが、

日頃のコンディショニングに

肩関節の位置を考えて取り組んでみてください。







               アスレティックトレーナー 藤野絢也

**************************************

~集中力を高める整体~
 ふじの整体研究所

「ハイクオリティな整体をご自宅等へお届けいたします」
(京都、訪問整体、パーソナルトレーニング、アスレティックトレーナー)

HP: https://fujino-seitai.com
FaceBook :https://www.facebook.com/fujino.seitai
Twitter:@fujino_seitai

競泳選手の足首の痛み (Rewrite)

※過去の記事を再編集しました。

 

今回は 「競泳選手に起こりえる足首の痛み」

  について解説いたします。

競泳選手のサポートをしていますと

肩関節 や 腰の痛み 全身の筋疲労などが

選手の訴えとして多い内容であります。

               ※ 肩関節の痛みについて その①
                            その②

競泳は全身運動であり

一日に多い時は 14000~20000m もの

総距離を泳ぐチームもあります。



平均的に全国レベルやそれを目指す選手であれば

一回の練習で 5000m 以上程の距離は泳いでいると思います。





競泳選手が痛みを訴える部位に以外と多いのが

足関節 (足首) です。


キック動作 や 壁・スタート台を蹴る動作

で痛みを伴うケースが多く、日常動作の歩行や

階段の昇降動作でも痛い事があります。





選手が訴える痛みの表現としては以下の例があがります。

「壁をける時に足首の前が詰まる様な感じ」

「キック動作で足首の前が痛い」

「足首が抜けそうな感じ」   など。。。


 他にも陸上トレーニングで行うスクワットやランジなども

 訴えが多い動作です。





主に痛みが出ている部位は 足関節の前面 です。(黄色○の辺り)

ここは足首を 背屈(つま先を上に挙げる動作)させる筋群 と

足の指を伸展(指を伸ばす、反らす動作)の筋群 が

腱となり走行している部分でもあります。




c0362789_10194389



この前面にある組織に

繰り返されるストレス(伸張、後方からの圧迫)が痛みを生み出し

特に底屈(つま先を下げる動作)水泳の動作ではキック動作で

足の甲に水を捉えて前面に負荷のかかる局面で痛みがあります。




特徴として


・関節弛緩性 の 高い選手 (女子選手や小学生)
  ※ 関節がゆるい、柔らかすぎる


・捻挫の既往歴がある選手 ※ 過去の捻挫経験


・フィンを使用した練習が多い 又は 使用頻度が増えた
  ※ 特に小学生~中学生




競泳のキック動作は 底屈に加え股関節の内旋 が起こります。

その為水を蹴り込む際に

足関節の内反、うち返し(捻挫した時に捻り易い方向)の動きを伴います。



正常な関節位置や動きをしていれば問題ありませんが

過去に捻挫していたり、関節の緩い(柔らかい)選手は

過度に関節が底屈・内反方向へのストレスを

受けるケースが多いと考えられます。



この状態でフィンを多く使用すると、足首への負担は相当増えます。

特に体幹や股関節周囲、太ももの筋力が弱い選手は

足だけでキック動作をしてしまい

疼痛発生に至るケースもありました。




痛みが発生してから、早期であれば

比較的早く症状が改善しますので

そのまま放置せずに専門家(整形外科など)へ受診し

適切な治療とリハビリ、セルフケアの指導を

受ける方が良いと思います。




セルフケアの紹介


・アイシングの実施(急性期、練習後など)


・後方、アキレス腱周囲のリリース(図参照 内側も同様に)


・前方、組織のリリース(疼痛改善と腱の滑走性を取り戻す)

 オイルやクリームを使い、優しく滑らせる様に組織を解します


・※ 関節の適正化(リアライメント ※専門家に教わる方が良いです)

・※ 周囲筋のトレーニング

・※ 骨盤、体幹、股関節周囲のトレーニング

  (注)※印は専門家のアドバイスを直接受ける方が良いでしょう






               アスレティックトレーナー 藤野絢也

**************************************

~集中力を高める整体~
 ふじの整体研究所

「ハイクオリティな整体をご自宅等へお届けいたします」
(京都、訪問整体、パーソナルトレーニング、アスレティックトレーナー)

HP: https://fujino-seitai.com
FaceBook :https://www.facebook.com/fujino.seitai
Twitter:@fujino_seitai

骨盤 ~ 股関節の柔軟性を高める・・・ その③ (股関節の後面)

骨盤 ~ 股関節 の柔軟性を高め、姿勢を改善


今回も 骨盤 ~ 股関節 から

姿勢不良の改善に向けたストレッチ をご紹介します。



特に デスクワークなど、パソコンや座位での作業が多い方 股関節の柔軟性が低下する事で、腰痛や背部の痛み、肩こりなど

様々な不快症状に発展していきます。




それには 骨盤の傾斜 や 脊柱の弯曲 が

どんな 姿勢やアライメント(配列) へ陥るのかが

問題点となります。  ⇒ アライメントについて 





そんな問題点は


 ・からだの元々の柔軟性

 ・生活における習慣(環境など・・・)

 ・動作の習慣(必要な動きやクセなど・・・)


    によって影響をうけます。





問題が大きくなる前に、予防としてセルフケアに

取り組んでいただければ、より良い事だど思います。





現在 痛みや不快症状でお悩みの方 は

症状に応じた対処を行う事で、十分ご自身での

取り組みによる改善をする事が出来ます。





対症療法で、一時的に軽減はあるかもしれませんが

根本的な改善のためには、からだに対する考え方や

日々の習慣などに落しこむ事が、一番の効果を

生み出すと考えてます。



前回の記事も合わせてご確認ください ⇒ 骨盤 ~ 股関節の柔軟性・・・その②



大腿後面(太もも裏)のストレッチ

 

 

今回は 太もも裏のストレッチ と 骨盤の姿勢 について解説します。




c0362789_22470904 (1)




~ How to ~

1.片方の膝を伸ばし、反対側の膝は軽く曲げた状態にします。


2.出来るだけ骨盤を立てて、前傾させる事を意識しましょう。

  ※ 出来るだけ背中を伸ばし、姿勢を維持したまま行います。


3.伸ばした膝に上半身を被せる様にからだを倒していきます。


4.この時出来るだけおへそや胸を太ももに付ける様に行いましょう。



 30秒~45秒 ゆっくりと 心地良い 程度行いましょう。

 2~3Set 取り組む事で、効果が感じられます。




効果

 ・ 大腿部後面(太もも裏 / ハムストリングス) の柔軟性向上




 

骨盤の姿勢 と 筋の関係

 


c0362789_00111181
上記の図では、太もも裏の筋群が硬くなり、短縮する事で

腰痛の発症要因となりうる様子を表しています。


・赤い点線部が固くなる事で

 赤矢印の方向に骨盤が引っ張られます。





おしりの筋肉 や 太もも裏 の筋が短縮し

骨盤を後傾方向に引っ張ります。


この状態では、前屈動作を行う時に

骨盤の前傾が制限されます。


代償として、腰部を丸めるように前屈が行われ

結果として 腰椎や 腰部筋群への局所負担が増大し

疼痛発生に至ります。



おしり、太もも裏 の筋群の柔軟性が向上短縮が改善される事で、骨盤の後傾が軽減します。



前屈動作での腰部への負担も減らす事ができ

座位での姿勢も、理想の形に近づく事が出来ます。



腰痛の予防・改善はもちろん、その他の不快症状にも

姿勢不良の改善は効果がありますので

是非解説を読んでいただきセルフケアに取り組んで頂きたいと思います。




               アスレティックトレーナー 藤野絢也

**************************************

~集中力を高める整体~
 ふじの整体研究所

「ハイクオリティな整体をご自宅等へお届けいたします」
(京都、訪問整体、パーソナルトレーニング、アスレティックトレーナー)

HP: https://fujino-seitai.com
FaceBook :https://www.facebook.com/fujino.seitai
Twitter:@fujino_seitai

競泳選手の肩の痛み その② (Rewrite)

今回も前回の記事に引き続いて


「競泳選手の肩の痛み」 に関して、解説いたします。

 
 前回の記事とも合わせてご確認ください ⇒ 「競泳選手の肩の痛み」 




競泳選手に起こりうる ”肩の痛み” に関して

前回は 痛みの出やすい場所 や ストロークの局面前触れ となる 選手の訴えや症状などを記事にしました。




今回は症状発生に繋がる


 ・リスクファクター 

 ・原因として考えうる事

 ・現場や選手が自身で取り組める改善策 / 予防策


     をご紹介します。




疼痛発生のリスクファクター

・姿勢不良 (背中が丸く、頭頸部が肩よりも前方にある様な状態)
 

・肩甲骨、肩関節のマルアライメント     

      (筋の固さにより骨の位置が故障しやすい位置にある状態)


   ※上記二つは比較的多くの選手に存在します。


・肩甲骨可動性不足


・胸郭、胸椎の可動性不足


・肩関節の過剰な弛緩性  (関節が緩く、柔らか過ぎるのも問題です。)


・肩甲骨~肩関節、体幹での安定性(筋力)不足 

             ※インナーマッスルやコアなど


・フォーム     (無理な肩の動かし方をしている選手も多くいます)





※ 練習量の急な増加やスイムパドル、スポンジプルなどを使用する事も

 要因としては考えられます。 しかし競技力向上には必要な事です。



 重要なことは、強化の為に必要な 負荷・ストレス に耐えうる

 タフな体作りやコンディショニング を取り組む事です。



 その一歩は 障害予防 や セルフケア など 

 自分の体を守る知識と方法を身に付ける事と思います。





考えられる原因

・肩関節周囲筋 の 短縮  (筋肉が固くなった状態) 


    特に競泳では上半身への負担は大きく、

    推進力を生み出すにも上半身への依存が高くなります。

    その為練習量や強度が上がれば上肢が疲労することは必然。

    関節周囲の筋、腱 が硬くなる事が様々な原因と関連してきます。




・関節アライメントの不適合


    筋肉・腱、その他の関節周囲の軟部組織が硬くなることで、

    肩甲骨や上腕骨など、肩関節を構成する骨の位置関係が変化します。

    特に多い症例としては、「肩が前に押し出されている状態」

    これは上腕骨の頭部分が前方方向に押し出された状態を意味します。

    これには肩だけでなく、姿勢そのものが関連します。

      ⇒ 肩関節の前方シフトの解説記事



・胸郭の可動性低下


    広背筋や僧帽筋、胸腰筋膜、腹筋群(腹直筋・腹斜筋)

    殿部筋(お尻)の短縮は 胸郭の可動性 を制限します。

    また胸椎・胸郭レベルでの可動性の制限や筋タイトネスは

    結果的に肩甲帯の安定性を妨げ、肩関節への負担を増悪させます。


 ⇒ 特に肩関節の後方、下方、前方では大胸筋・小胸筋上方で僧帽筋の上部、

   肩甲挙筋、頚部の伸筋などが固くなり、姿勢・肩甲帯のアライメント不良が

   起こります。(背中が丸くなり、頭が前に出て、肩甲骨を背負う状態)

   その結果、安定性に必要なインナーマッスルの機能低下や

   アライメント不良から引きおこされる関節の不安定性、関節内の摩擦、

   関節周囲の軟部組織での伸張ストレスなどが生じると考えています。




c0362789_10163738



細分化して原因を述べると、項目が増えますが

肩が痛むと訴える選手の多くは、

まずその周囲の固さが著明です。



ポイントとなる部分のセルフケアやストレッチ、

安定性に必要な筋の強化などが必要でしょう。



何気なくストレッチ・セルフマッサージをするのでなく、

少しでも痛くなるメカニズム(理屈)を知ると、一段とコンディショニング

の質が上がると思います。





また何かと肩甲骨の動きを・・・ という声を選手から聞きます。


もちろん肩甲骨の可動性は大切です。

しかし勘違いで多いのが肩甲骨が問題なのでなく、

胸郭や脊柱、骨盤、股関節など中枢部の可動性や安定性に問題を

抱える選手が多いと感じます。



トップレベルの選手は

「胸郭を動くようにしてください」

「体幹を安定させられる様に補強を教えてください」など

トレーナーに求める事も具体的です。


コンディショニングのノウハウを選手自身が高いレベルで持つことが

競技レベルの向上につながると思います。