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筋肉の過緊張が生み出すギックリ腰の様な症状【事例:訪問整体】

筋肉の過緊張が生み出すギックリ腰の様な症状


「だんだん腰が痛くなってきた・・・」

「寝返りや姿勢を変えるのが辛い・・・」

「不意に起こるズキッとした痛み・・・」

ぎっくり腰なのかなぁ?? と思われる辛い腰の痛み。。。

 

今回ご紹介する症例は

普段はやっていなかった種類の運動で

急激な負荷がかかり、強い筋緊張によって出来た

局所の強い筋肉痛が引き金となり、腰椎~骨盤での

ギックリ腰の様な痛みを誘発したケースです。

 

運動後は「ちょっと痛いなぁ・・・」と感じていた痛みが

時間を追うごとに痛みが強くなり、寝ても起きても

腰が痛い。。。 動くのが怖い。。。

そんな状態に陥っていました。

 

激しい運動の場合、自身の体を支える筋力が

伴っていないと、やはり負担、ストレスは弱い部分に

大きくのしかかります。

今回の場合は、以前に比べると体重も増え

久しぶりのスポーツで、体の対応能力が落ちていた

という事が要因で、元々問題のあった腰に大きく

ストレスがかかったものと考えます。

 

問題はどの様なストレスがどの部分に加わり

どの場所のどの部分に損傷、または疼痛の原因が

あるのかをはっきりとさせる事です。

 

訪問した際は、歩くのも辛そうな状態で

立った状態から座る事や、ベッドに横たわるまで、

ベッド上での体勢変換など、非常に辛そうでした。

 

当初疼痛の部位ははっきりとしませんでしたが

触診や誘発動作のテストを行う中で問題は絞れました。

痺れなどの神経症状はなく、痛みの場所からも

筋や筋膜であると考えました。

 

特に仙腸関節付近、股関節などに付着する筋群は

スパズム(短縮)が強く存在し、圧痛も明確でした。

感覚を聞きながら、リリース等を行う事で

当初の痛みは軽減し、姿勢の変化や動きもスムーズに

改善しました。

 

座位での体幹の前屈(イスに座った状態で体を前に倒す)では

深部に違和感と怖さが少し残りましたが、

股関節周囲、お尻の筋群を緩めて

背筋群の収縮~弛緩を運動療法で行う事で

軽減されました。

 

まだ残存する痛みがありますが、動けなかった状態からは

回復されましたので、経過を聞きながら対応したいと思います。

 

 

 

今回施術後にご紹介したセルフケアやリハビリを少し紹介します。


 

 

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上向きになり、膝を倒す事で

背骨(脊柱)特に腰椎~骨盤の動きを出します。

緊張が強く、動きに抑制がありましたので、

ゆっくりと安心できる範囲で動かす事で、防御的な緊張が改善します。

 

 

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おしりの筋群と腰部の筋群に過緊張性の痛みが存在しましたので

継続して、セルフケアが出来る様にアドバイスいたしました。

 

ペルビックティルト シンプル

 

脊柱~骨盤の動きの連動性を高めるために

筋収縮~弛緩を意識しながら、行います。

丸くなり、腰部の筋が引っ張られた時にどの部分に痛みが

残存するのか?? を確認する事も出来ます。

 

ダイアゴナルEXT シンプル

腹筋群と背筋群など体幹部をホールドするのに

必要な筋肉を働かせる事に効果的なエクササイズです。

 

 

 

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引っ越し作業中のギックリ腰

引っ越し作業中のギックリ腰


 

2月も後半になりましたが、まだまだ気温が低い日が続き

京都では雪がちらつく日もあります。

日中で日が射していると暖かいのですが

外に出て風に当たると、まだ随分と厳しい寒さです。



気温が低い時期は、どうしても寒さの影響でからだを縮めてしまい

肩や背中、首周りの筋が緊張している方が多いようです。



そういった状態では、普段は問題無く出来ていた事が

引き金となり、痛みや不快症状を誘発する事になります。


・重いコートを着ている方

・分厚いマフラーを巻かれている方

・フード付きの上着を着ている事が多い方


特にご注意ください。。。

ご自身が気づかない内に

背中が丸くなり、頭~首が前に出た不格好な姿勢になっております。



筋疲労の蓄積により、筋~筋膜は硬くなっている

先日「引っ越し作業をしていて腰が痛くなった」と連絡が入り

急患で訪問整体へ駆けつけました。



元々このお客様は、以前にもぎっくり腰をされており

2~3年間は慢性的な腰痛を抱えて生活をされていたとの事。


お仕事も専門性の高い内容であり

昼夜ともにパソコンでの作業や資料の作成、情報収集など

移動や寝る時以外は、座っての時間が多いようでした。



今回は事務所の移転をされる際の引っ越し作業中での出来事・・・

元々腰痛を抱えているので、再発したくないと

気を使ってはいたものの・・・


重めの書類や書籍のダンボールを運び終えて

一段落したのでソファで休憩したところで

”じんわりとした痛み”を 骨盤~腰椎 あたりに感じたのが切っ掛け

そこからは、その痛みがだんだんと酷くなっていったとの事でした。



一夜明けた翌朝に一報いただき、施術に伺ったところ

イスからの立ち上がりや、寝て~起きてなどの姿勢・動作の

切り替えで痛みがあり、腰を伸ばすのも曲げるのもツライ状態でした。



問診等で症状の経緯や、経過、痛みが出る動作など

時間をかけて状態を把握し

今回は靭帯や骨、神経などでの問題では無く

筋~筋膜での症状が可能性として高いという判断になりました。


胸腰筋膜

・作業動作そのもので「ギクッ」となった事ではない

・骨盤~腰椎の筋、筋膜での圧痛

・安静時はダルイ感覚

・動作の始めや、姿勢の変更時の痛み

・圧痛点を保持しての動作では痛みが軽減または消失

・しびれが無い

など・・・



元々の姿勢や可動域などと照らし合わせた、これらの状況判断で

今回の病状と、改善までのプロセス、コンセプト

本日の施術で具体的に取り組む事とゴールを説明しました。


今回は炎症や疼痛のある部位の 消炎・鎮痛

患部外からのアプローチ(背面筋、股関節~下肢、上背部~頚部、腹部など)

テーピングでの保護と、腰部~骨盤、脊柱での運動再教育を

リハビリとして行いました。




施術後は疼痛の軽減と運動範囲の増加が効果として得られ

1週後に2回目の治療を予定しています。

また改善までの経過などご紹介します。




このケースでは引っ越し作業も終盤であり、日頃 腰部に負担が掛かっている姿勢 や

硬くなったからだ の状態で、前かがみや荷物の移動など

繰り返しの動作が筋疲労を強めていたのでしょう。



筋が疲労し、筋~筋膜が硬く緊張している状態では


問題の無かったはずの作業や動作の繰り返しにより


筋~筋膜で小さいレベルや範囲での微細損傷を起こす


ケースが多々あります。





また筋の緊張や弛緩を生み出す神経からの信号が


異常信号として、誤った認識をセンサーに与えてしまう事で


筋の不必要な過剰収縮や異常緊張が生み出されてしまいます。




元々の姿勢も骨盤が後傾位であり、左右差も有りました。

座位姿勢での腰椎の後弯が強くみられ

骨盤を前傾方向に誘導し、腰椎~胸椎を伸展(伸ばす)事が

困難な程、姿勢が悪く固まっておりました。


この状態では日頃から腰部への筋緊張はストレスは過剰にかかっております。

加齢と共に筋~筋膜は、硬くなりつつありますので

日頃から腰痛を感じていたり、過去に痛めていた経験のある方は

生活の中にケアをする意識や、姿勢の改善

からだのコンディショニングを行う事を強く勧めます。





※今回の症状のお客様はこのブログでの情報提供に快諾いただきましたので

一部の情報を発信させていただきました。



 アスレティックトレーナー 藤野絢也

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 ふじの整体研究所

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