タグ別アーカイブ: 肩こり

慢性的な痛みやコリ・・・ ビジネスパーソンの自己管理について

痛み・コリ・疲労 の不快症状について


今回は ビジネスパーソン に向けての内容になります。

日々の暮らし・仕事をよりゆたかで快適にするための

コンディショニングのヒントとなれば幸いです。




オフィスワーカーの職業病になりつつある

”首”   ”肩”   ”腰”   ”背中”  の痛みやコリ感



症状の程度や悩みのレベルには個人差がありますが


多くの人が不快症状を抱えており、有訴者は年々増えていることは事実・・・


調べの報告では、国民の男女ともに4人に1人は症状を自覚しているとか・・・



またこれらの不快症状が仕事や作業の生産性を落とし


経済的損失にも影響しているなどの記事もあります。





正直なところ、経済への影響だとか・・・ 4人に1人だとかは・・・

特に重要では無いように思っています。


潜在的な有訴者も含めれば、より多くの人がこれらの

慢性的な疲労や不快症状を抱えている事でしょう。


そしてその大半の方々は、仕事の生産性を向上し、維持するために

症状の有無を忘れて、または我慢して仕事に励まれています。




私としては、これらの慢性的な症状に対しては

「どの様に付き合っていくのか?」 を考えていただきたい。



日々の生活の中に、自分で取り組める範囲のセルフケアや運動を

コンディショニングの習慣として落とし込み


からだ自体を変える事が出来れば、肩こり・腰痛など症状は、

その大半が改善する事が出来るでしょう。






柔軟性は年々と低下する一方・・・

 

 


多くの方々で、これらの不快症状の原因を作り出しているのは

柔軟性や可動性の著しい低下です。。。



筋・筋膜が硬くなり、それらが短縮する事で姿勢不良に陥ります。


そしてその姿勢不良そのものが、筋・筋膜の硬化や短縮を助長し

さらに姿勢が悪くなる一方。。。 



悪い姿勢のまま、動かなくなった関節で活動する事で

からだに掛かる負担やストレスが局所に集中します。



気付けば ”腕が痺れていたり” ”ヘルニアだといわれたり”

病的な症状へと発展してしまっているのが多くの方の現状です。



 この悪循環のスタートは  ” 柔軟性の低下 ” です。

  ※開脚や前屈が出来る・・・どうこうの柔軟性は意味していません。




この柔軟性や関節の可動性は年々と歳を重ねる毎に低下します。



何も取り組まなければ 10年後は確実に今まで以上に

からだのポテンシャルは低下し、現在より更に

元気で毎日に挑めることは無いでしょう。。。




自分のからだに対する意識や考えを変えて

様々な不快症状や、からだのコンディション改善に

どう向き合っていけば良いのかをいち早く考えましょう。




今日から取り組めるコンディショニング

ボールでのセルフケア


テニスボールや野球の軟球などを使って、肩甲骨周囲の筋・筋膜を

やさしくリリースする事から始めてみましょう。

 ※ 痛みや、強すぎる圧迫での取り組みは控えてください。

   筋・筋膜を気づ付ける可能性もあります。





ボールリリース1



腰 や お尻 の筋群に行う事で 腰痛のケアや予防になります。

ここでも強さは特に注意しましょう。


※ 基本的にはストレッチや体操を中心に行う事で

  日々のコンディショニングとなる事が理想だと思います。




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上の2枚の写真はタオルを使ったエクササイズです。

出来るだけ力まず、肩甲骨周囲や胸郭をストレッチするように

行いないましょう。



1日の中で 15~20分  時間を設けて

音楽やオーディオブックでも聞きながら

セルフケアに取り組むと、からだも心も軽くなり

より生産性を高める事が出来るでしょう。






 アスレティックトレーナー 藤野絢也

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~集中力を高める整体~
 ふじの整体研究所

「ハイクオリティな整体をご自宅等へお届けいたします」
(京都、訪問整体、パーソナルトレーニング、アスレティックトレーナー)

HP: https://fujino-seitai.com
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Twitter:@fujino_seitai

 

ビジネス現場におけるコンディショニングの考え方 (Rewrite)

※ 過去の記事を再編集しました。

ビジネス現場におけるコンディショニングの考え方


日々の暮らしや仕事など、生活の中で人間のからだは

何かしらのストレスや肉体的な負荷から、疲労が蓄積します。

そしてそれは 慢性疲労感 や 肩こり腰痛 といった

症状であらわれます。




これらの症状は 不快感 であり、ひどい場合は、

仕事の妨げや、寝込む事におちいってしまいます。



調べにより分かられているだけでも


日本人口の4人に1人が日常から腰痛に悩み、


女性では肩こり、頭痛といった症状が


男性よりも発症しやすい事が判明しています。





肩こり,腰痛 発症割合







ビジネスにおいて、これらの不安要素は


パフォーマンスを低下させる三大要因です。



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毎日をベストコンディションであれば


どれだけハイパフォーマンスで、いきいきと


ビジネスに挑めるか・・・



しかし人間は動物です。そんな完璧にはいきません。


誰でも疲労は蓄積しますし、体調の波もあります。






こんな事を経験、または感じた事ありませんか?


同じ会社や職場、仕事仲間などで

「あの人いつも元気だな」

「○○さんはタフだな」

「いつも明るくて楽しそうだな」

という人が思い浮かびますよね?



元気な方達の特徴としては多いのは日々の生活以外に

あえて自分のからだに負荷を与えている事です。



・毎朝少し早めに起きて、散歩に出たりジョギングしたり

・仕事が終えた後、休みの日にからだを動かしたり

・ストレッチや体操のセルフケアを取り入れたり など



日々の生活+α がタフな体を作り

コンディショニングを整え

ビジネスでのハイパフォーマンスを

可能にしているのです。





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なぜ負荷をかける事が良いのか?


「筋トレすれば疲れるじゃないか!」


「走る時間あれば寝る時間が欲しい」


「しんどい時にやりたくない!」


「そもそもそんな時間がない!」


という意見が多いでしょう。




からだを動かす事で筋肉がほぐれ、血流が良くなり


肩こりや腰痛、肉体疲労が軽減出来ます。


また運動する事は脳にもストレス耐性を高める効果が


あり、汗をかきスッキリした感覚も味わえます。





結果として

・メンタルヘルスケアに効果がある


・ライフ・ワークバランスの充足が得られる


・ストレスマネジメントとして発散できる



  事につながります。





先ずはこのマインドを持ち、からだを動かし


タフな体作りをしていく考えが重要でしょう。



               アスレティックトレーナー 藤野絢也

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からだの中心部から、症状を改善する

からだの中心部から、症状を改善する


 

今回は前回まで解説してきた 姿勢不良 について

それらを 改善する具体的な方法 を紹介します。





ここまで姿勢不良について、続けて読んでいただいた方は

” メカニズム ” や ” 理屈 ” 、 ” 根拠 ” といった

予備知識や考え方を少しだけでもイメージしてただけたかなと思います。




イメージできると、改善までの道のりが、より分かり易く

腑に落ちた状態でセルフケアやストレッチを取り入れていただける

と思っております。


 前回までの記事 ⇒ 「姿勢不良が、その症状・・・」

           「姿勢不良の特徴と考え方 その①」

           「姿勢不良の特徴と考え方 その②」

            


これまでの説明や解説が少し分かり難かった方も

引き続きより伝わり易い形を探してまいりますので

先ずは紹介していく方法をご自身で試していただくと

嬉しい限りです。




今回は 脊柱(背骨)の可動性 を高めるエクササイズを

紹介します。 以前にも数回取り上げた内容ですので

そちらも合わせてご確認ください。

  以前の記事 ⇒ 腰痛にならないためのセルフケア

          腰痛に効果的なコンディショニング



 

ペルビックティルト

ペルビックティルト シンプル

この ペルビックティルト という方法は

以前からも数多く取り上げて解説している方法です。


姿勢不良 に 陥る際に

 背骨の自然な弯曲が減少し

 骨盤の傾斜や 、頭の位置の変化が

 それぞれに影響しあって、

 姿勢を作っていると解説しました。


このエクササイズでは


 ・ 脊柱 の 屈曲 ~ 伸展 


 ・ 骨盤 の 前傾 ~ 後傾


 ・ 胸郭 の 開閉


 ・ 肩甲骨 の 内転 ~ 外転




 これらの 基礎となる動き を行い

 固まって動かなくなった 骨格 の 可動性 

 を拡げることが出来ます。





腰部 や 背中 、 股関節など

痛み や 不調 を抱えている方は

このエクササイズでの 可動性が極端に低下 しています。



多くの方々は、 動きの必要な関節 が固まってしまい

比較的動きやすい関節ばかりが動くことで

代償しています。



” 動作 ” を行う上で、

本来動いて欲しい関節が

理想の正しい動きをする事が重要です。





痛み ・ 不快症状 の改善には

根本の要因でもある、 姿勢不良 の改善が不可欠です。


  ・固くなり動かなくなった部分を柔らかくする


  ・動いていなかった部分を動かす筋肉を使う ※機能改善(運動)


  ・過剰に動いている部分を止める(安定させる)筋肉を鍛える


  ・故障しない姿勢と動きをからだに教育する(リハビリ・トレーニング)


  この過程を 正しく確実に進められれば、症状は改善します。 





 

 

姿勢不良の特徴と考え方 その② 

姿勢不良の特徴と考え方 その②


 

今回は前回の記事 「姿勢不良の特徴と考え方」 の 続編です。



姿勢不良そのものは結果であり

痛みや不快症状の大きな要因である


という考え方を説明してきました。



これら姿勢に関する説明を決して覚える必要はありません。

痛みや不快症状をもたらす、原理の様なものを

少しでもイメージしていただけると

日頃ご紹介しているセルフケアが

より効果的なものになり、役立てていただけると思っています。



 姿勢に関する これまでのまとめ

 ・ 筋、筋膜の短縮が骨や関節の位置を変化させます


 ・ 筋力、筋活動などの機能低下が姿勢の保持機能を低下させます


 ・ 骨や関節の位置の変化は、関節の異常運動をもたらす原因となります


 ・ 関節の位置、動きの変化は隣接する他の部位や関節に影響を与えます




 これらがトータルして絡み合う事で、姿勢そのものが構築され

 姿勢不良の場合は関節の 異常運動、代償 が起こり

 痛みや不快症状を生み出す原因となります。



今回は前回の座位での 姿勢不良の対照例 を解説していきます。

 

理想的な座位での姿勢

姿勢改善 歯車

上の写真は前回の記事で紹介した写真の対照例です。

解剖学的に 理想的な姿勢 (正しい姿勢)を表します。


・ 骨盤が立っている

・ 脊柱の弯曲が適正である

・ 重心線や頭の位置が適正である


骨盤の上に背骨や頭があるので、重心が整い、重力に対して無理なく

バランスのとれた姿勢がとれている事になります。



上の写真の様子を説明すると以下の通りです。


1.骨盤が前傾する (骨盤が真っ直ぐ立つ)

   ↓

2.腰椎(腰)の前弯が増加 ( 反時計回りの回転 腰が適度に反った状態 )

   ↓

3.胸椎(胸)の後弯が減少 ( 計回りの回転  胸椎、胸郭が上方に引き挙がる)

   ↓

4.頚椎(首)の前弯が減少 ( 反時計回りの回転  頭の位置が整い、首の反りが減少)


 
 骨盤の傾き(前傾)が獲得出来た事により

 腰椎、胸椎、頚椎と連鎖し合い

 トータルの結果 理想の姿勢へと改善出来た事となります。


 

 

 


座位の姿勢を比較

姿勢 比較

 

上の写真は 姿勢不良 と 正しい姿勢 を比較したものです。


左 ( 姿勢不良 ) の写真では

 ・  脊柱(背骨)のカーブ(黄色)が後方に丸くなり

    頭の真下に脊柱が位置していない事がわかります。

 ・  赤の矢印線で示した通りに、骨盤の傾く方向に影響され

    胸郭が前に倒れ、背中が丸くなり、頭が前方に突出します。

 ・  顔を正面に向けるには、頚椎(首)の伸展を増やし

    反らす事で目線を維持しようとしています。



右 ( 正しい姿勢 ) の写真では

 ・  脊柱のカーブが、理想的な弯曲を示し骨盤、背骨の上に頭が位置する

    バランスのとれた姿勢がわかります。

 ・  骨盤が前傾する事で、胸郭や胸椎が上方にあがり胸を自然と開く事が出来ます。

 ・  頭、あごの位置が整い、首へのストレスも減らす事が出来ます。




今回は座位での姿勢の比較を解説しました。

 

立位の場合は 足部、足関節、膝、股関節などの下肢の

 

影響も加わり、これらのパターンだけでは説明がつきません。

 

また横から見た姿勢だけの解説ですので、今後に

 

前、後から見た姿勢の解説など、まとめていきたいと思います。

 

 

次回はこれら姿勢を作り出す要点をふまえての

 

姿勢改善のセルフケアを引き続き紹介していきます。

 

 

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なぜ腹筋・背筋が必要なのか・・・

なぜ腹筋・背筋が必要なのか・・・


今回は姿勢の保持に対して腹筋・背筋が

どんな役割を担って言えるのかを解説します。



体の各部位で抱える不快症状や痛みは、

対症療法だけでは改善しません。



原因となる姿勢や動きを改善し

根本的な改善を考えましょう。




その為には筋力や柔軟性、関節運動などの問題点に

応じた、筋力トレーニングやストレッチ、セルフケアなど

運動療法を用いた積極的な取り組みが必要です。




・肩こり

・首の痛み

・背中の痛み

・腰の痛み

・股関節の痛み

・膝の痛み




痛みや症状のきっかけが、はっきり分からない様な


場合は日常の体の動かし方や、その方の姿勢自体が


問題であるケースがほとんどです。






姿勢パターンを構築する要素を2つの点で考えてみましょう。


1.筋・筋膜の短縮 (柔軟性の低下)


2.筋の機能低下  (筋の不活動、筋力低下)



この2つの要素を知る事で姿勢の改善が

より理解しやすくなります。

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1.筋・筋膜の短縮 (柔軟性の低下)

 筋や筋膜が固くなり短縮する事で

 その筋群で構成される面が縮んでしまいます。

 筋が固くなり短縮する事で、その方向に引っ張る力が

 存在します。




2.筋の機能低下  (筋の不活動、筋力低下)

 筋の作用(働き)が働く事で、重力に対して

 体を支える役割をしています。

 筋の活動や筋力が弱いと重力に対して

 正しい位置で関節を支える事が出来ません。




 これら2つの要素が複雑に絡み合う事で

 骨格を支え、姿勢のパターンを作っています。


腹筋・背筋 と 姿勢 の 関係

反り腰姿勢の解説

上の図は 腹筋や背筋の筋力低下や機能低下が

姿勢とどの様に関係しているのかを簡単に表しました。

膝や腰、肩の痛みや不快症状が起こる原因が

よりイメージしていただけると思います。

腰痛と姿勢の関係


上の図を見てお分かり頂けると思いますが、

体の後面は背骨があり、骨で支えられています。

対して前面には骨がありません。

したがって腹筋の働きが前で壁を作り

体を支える事が必要になるのです。

前の壁が弱くなると、後にその分の負担が加わるのは

簡単にイメージできますね。。。

腰痛になる簡単なメカニズムも知っていただけたと思います。

具体的だストレッチやトレーニングは

また別の機会でご紹介します。

※ 過去の記事でも複数のプログラムを紹介しています。

 そちらも合わせてご参考にしてください。

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首のコリを和らげるセルフケア

今回は「首のコリを和らげるセルフケア」と題して
 
ご自身で取り組んでいただける首のストレッチと
 
姿勢改善やトレーニングの方法をご紹介します。
 
 
首の痛みやコリは頭や首の位置が大きく関係します。
 
即ち姿勢が悪いと首にも良くありません。
背中が丸くなると、頭、頸が前方に位置し
 
首を後ろに反らせる角度が強まります。
 
 
肩や肩甲骨も上に挙がるので
 
肩こりの原因にもなります。
 
 
首周囲の筋群をストレッチやセルフリリースで
 
リラックスさせて、正しい位置に戻しやすい
 
環境を作りましょう。

~ How to ~
 
1.片方の手で頭を持ち、真横に倒します。
 
2.反対側の手の甲を背中に当てます。
 
3.頭と肩を引き合うように伸ばします。
 
 
効果
 
・僧帽筋、肩甲挙筋
 
・斜角筋
 
・胸鎖乳突筋

~ How to ~
 
1.一つ目のストレッチと同様に頭を真横に倒します。
 
2.目線を上、下に動かしアゴの位置や首の角度を変えます。
 
3.それぞれ伸びる部分が変わってくることを感じましょう。
 
 
 

~ How to ~
 
1.上向けに寝た状態を基本姿勢とします。
 
2.首の後ろのスペースをつぶす様にアゴを真下に
  引き込みます。
 
3.後頭部の下から首のラインが伸びている事を
  感じながら5~10秒キープします。
 
4.10回程繰り返しましょう。
 
※緩い力で最初は小さい動きから行いましょう。
 
 
効果
 
・頚部の深部屈曲筋の活動促進
 
・頚椎、頭部のアライメント改善
 
・姿勢改善
 
首周囲のストレッチを行った後に
 
頚椎、頭部のアライメントを改善させ
 
その位置での安定感を高まる事で
 
コリの改善と姿勢の改善が行えます。
 
姿勢を改善させる事が予防になりますので
 
それを意識して取り組んでください。

 

肩の痛みを改善するセルフケア(肩こり)

今回は「肩の痛みを改善するセルフケア」と題しまして


肩こり、首の痛みを改善する為に
 
効果的なセルフケアの方法をご紹介します。
 

一般的に肩こりの症状を感じやすい
 
「僧帽筋」(そうぼうきん)のストレッチを
 
解説いたします。
 
また僧帽筋の上部線維が緊張し固くなると
 
頭の位置や肩甲骨の位置など
 
姿勢を悪くする原因となります。(下の図参考)
 
上の図のように後頭部付近や首まで
 
筋肉が覆う為に、首の痛みとも大きく関係します。
 

デスクワークや姿勢の悪さから起こる筋緊張が
 
筋線維内の血流循環や酸素、栄養の欠乏を招き
 
慢性的な痛みやだるさに繋がります。
 
簡単なストレッチを日頃から取り組む事で
 
改善していただけます。
 
僧帽筋のストレッチ

写真ひだり

~ How to ~

1.右手で頭の左側を押え、右方向に倒します。
 
2.左手は背中に手の甲をあてておきます。
 
3.左肩と頭の距離を引き離す様に伸ばします。
 
4.一回目は軽く伸ばした状態で30~40秒キープします。
 
5.元の位置に戻し、同じ事を2~3Set繰り返します。
 
6.一回目よりも二回目、三回目と伸びる距離が広がる
  様に行いましょう。
 
 30~40秒 ✕ 2~3Set
 ・ゆっくり伸ばします。(痛み気持ち良い範囲)
 ・呼吸を止めない。
 ・伸びている部分を意識します。
 
効果
・僧帽筋上部のストレッチ
 
・肩甲挙筋のストレッチ
 
・首周囲のストレッチ
 
写真みぎ
~ How to ~
 
1.両手で頭を抱えて前方へ倒します。
 
2.両手の重みで首の後ろの筋を伸ばします。
 
3.一回目は軽く伸ばした状態で30~40秒キープします。
 
4.元の位置に戻し、同じ事を2~3Set繰り返します。
 
5.一回目よりも二回目、三回目と伸びる距離が広がる
  様に行いましょう。
 
 30~40秒 ✕ 2~3Set
 ・ゆっくり伸ばします。(痛み気持ち良い範囲)
 ・呼吸を止めない。
 ・伸びている部分を意識します。
 
効果
・僧帽筋上部のストレッチ
・首周囲のストレッチ
継続的に取り組む事で筋の柔軟性が向上します。
 
胸や背中のストレッチと合わせて取り組む事で
 
姿勢の改善も効果的です。

 

セルフケアツールを使ったコンディショニング②

今回は
「セルフケアツールを使ったコンディショニング②」
 
という事で前回に続いてのポールを使用した
 
筋、筋膜のセルフケアをご紹介します。
 
前回は背筋群や肩甲骨周囲のセルフマッサージ
 
胸椎・胸郭の可動性を拡げるケアの方法を
 
解説しました。 ⇒ 前回の記事
 
 
背部の筋群は何層にも重なり
 
それぞれが協力し合い機能を発揮します。
 
反面に代償も多く、筋、筋膜同しが分離出来ていない
 
がために関節運動や機能が正常に機能しない
 
ケースもあります。
 
特に胸椎、胸郭が伸展、拡張できなくなり
 
中部、下部の僧帽筋や菱形筋などが
 
固まって働かない事が多く
 
肩の故障やパフォーマンス低下に結びつきます。
 
 
これらを防ぐためにも前回の内容と
 
今回ご紹介するケア方法を参考に
 
取り組んでみてください。
 
 
胸部、胸郭の拡張(ストレッチ)

~ How to ~
 
①胸椎、胸郭を開くストレッチ
 1.ポールをタテに向けた状態で背中を乗せます。
 
 2.腕は大きく斜め上方向に開き、胸郭を拡げます。
 
 3.開いた状態で30秒~45秒程キープします。
 
  2~3回程繰り返しましょう。
 
 
②胸筋と肩甲骨周囲のストレッチ
 1.ポールをタテに向けた状態で背中を乗せます。
 
 2.肘を曲げて、床に着ける様に腕を引き付けます。
 
 3.天井に向けて肘を伸ばし、腕を上方へ挙げます。
 
 4.一連の動作を10~15回程繰り返しましょう。
 
 ※この時 肩甲骨が背中を乗せたポールにあたるように
  内側へ寄せ合います。
  手を挙げた時は肩甲骨が開く事を意識しましょう。
 
 
効果
 ・胸椎の伸展
 ・胸郭の拡張
 ・胸筋群のストレッチ
 ・肩甲骨内側周囲のマッサージ  等
胸椎、胸郭、肩甲骨など上半身~体幹の土台となる
 
部分が固くなり、パフォーマンスの低下や故障など
 
起こすケースが考えられます。
 
日頃からケアをしていても、アスリートであれば
 
この部分は固く成り易いので
 
意味、目的を理解して日々のコンディショニングに
 
活かしてください。

 

セルフケアツールを使ったコンディショニング①

今回は「セルフケアツールを使ったコンディショニング①」


と題して、ポールを使ったセルフケアの方法
 
ご紹介します。
 
様々なツールが売り出されており
 
一般的にも筋膜リリースストレッチポール
 
テニスボールでのマッサージなどの
 
セルフケアが広まっています。
 
※今回は右側のランブルローラーを使った
 ケア方法の紹介です。
 
ストレッチや体操と並び、自身の筋肉や筋膜を
 
「ほぐす」 「緩める」 「はがす」
 
といった考えが広まってます。
 
 
スポーツ界やアスリートでは一般的ですが
 
日頃からだを動かすことやスポーツとは
 
あまり縁のない方などは、どうやって使うのか
 
わからない方々が多いようです。
 
今回は筋・筋膜をリリース(解放する)方法を
ご紹介します。
 
 
背筋群、肩甲骨の内側のセルフリリース

~ How to ~
1.ポールを横向けにし、背中を乗せます。
 
2.頭を両手で抱えて、お尻を浮かせます。
 
3.背筋群をマッサージする様にポールの上で
  背中を転がします。
 
4.背中の位置を変えながら、解したい部分を
  リリースします。
 
5.5~10分ぐらい行えば効果的です。
 
効果
 背筋群、肩甲骨の内側の筋・筋膜を解します。
胸椎・胸郭の可動性を改善させるリリース

~ How to ~
1.ポールを横向けにし、背中を乗せます。
 
2.頭を両手で抱えて、上体を起こす様に背中を丸めます。
  ※背骨を丸めて、背骨を屈曲させます。
 
3.次は頭を降ろす様に、上体を反らせます。
  ※体を反らせて、背骨を伸展させます。
 
4.特にからだを反らせる時に胸郭を開き、胸椎を
  伸展させる事に重点をおきます。
 
6.5分ぐらい行えば効果的です。
 
 
効果
 ・胸椎の伸展
 ・胸郭の拡張  を改善します。
背筋群も多くの筋肉が重なり合い、
 
その上を皮膚や筋膜が覆います。
 
筋・筋膜の連結を解す事で
 
各筋肉の柔軟性や機能が改善し
 
運動前のウォーミングアップや
 
練習、トレーニング後のクールダウンに
 
効果的です。
 
また胸椎・胸郭付近の柔軟性や可動性を
 
高める事は姿勢の改善や肩こり、腰痛にも
 
効果がありますので
 
ご自宅等で使う道具としても
 
ストレッチポールはお勧めです。

パフォーマンスを高めるストレッチ(胸郭、胸部)

今回は「パフォーマンスを高めるストレッチ」と題して
胸郭、胸部にフォーカスしたストレッチ
ご紹介いたします。

これまでにも胸部のストレッチや胸郭の
コンディショニング方法などはいくつか解説しました。
 ※過去の記事のリンクを設置しています。
( 1   2   3  )

特に今回は胸部の筋肉(大胸筋など)
効果的に伸ばすストレッチ方法を解説していきます。

この方法では肩こりや腰痛にも効果が得られます。

特にスポーツ動作やアスリートの方々には
競技動作の可動域改善や、フォーム・姿勢の改善し
より一層動作をスムーズにする効果がございます。

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競技動作に関係することについて

肩の動きを良くする為には
肩関節だけでなく、肩甲骨~胸郭で構成する
肩甲胸郭関節の可動性改善や位置の適正化
必要となります。

肩甲胸郭関節の動きの改善の必要性
・野球のピッチング動作
・バレーボールのアタック
・バドミントンや、テニスなどのラケット種目

※これら競技動作にはオーバーヘッドでの
 肩のストローク動作が入ります。

 胸郭の回旋に伴い、肩甲骨の内転や外転
 上方・下方の回旋がスムーズに行われることで
 肩甲骨周囲の筋群の活動が適正に行われ
 肩甲骨~肩関節の動的安定性が得られます。

したがって、胸郭の回旋制限は肩甲骨の動きを
制限し、肩の動きや安定性を失う事に繋がります。

それでは胸郭の回旋と胸部のストレッチの方法を
解説していきましょう。

胸郭の回旋のストレッチ

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~ How to ~

1.うつ伏せの状態から行います。

2.片方の胸を床に着け、もう片方の肘は立て
  床を押し上げる事で、胸郭、上半身を捻ります。
(写真では右の胸を床につけて、左手で押し上げます)

3.床を押している手と同側の足を写真の様に
  反対方向へ体を後ろに捻る様に伸ばします。
(写真では左足を動かし、右足を乗り越えて送ります)

4.この時床に押し付けた側の胸や胸郭が伸びている
  事を確認しましょう。

5.30~45秒程伸ばしたら、反対も同様に行い
  この動作を3Set程繰り返します。

ポイント
・出来るだけ胸床に押し付けておきましょう。
 ※体が開き過ぎると胸が効果的に伸びません。

・肩関節にのびる感覚がある場合は、肩の可動域で
 からだを捻っている可能性がありますので
 肩を痛めない様に注意をしてください。

※胸、胸郭が伸ばされている事が重要です。

効果
・胸郭の回旋可動性の改善
・胸部のストレッチ
・肩甲骨~胸郭の関節位置の適正化

こちらも合わせて行いましょう。

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~ 競泳選手への関連 ~
これらのストレッチは胸郭や肩甲帯の可動域
肩甲骨の安定性を必要とする競泳選手に
多く指導しています。

先ずはストレッチを取り入れ、可動域の改善を
得る事が大事と考えますが、
特に重要としている事は、選手自身が
体で感じる感覚です。

・自分のからだがどれだけ開いているのか?

・肩甲骨がどの位置にあるのか?

・胸郭の開きと肩甲骨の位置は適正なのか?

・関節の動きに無理はないか?

この感覚の部分にズレが生じていたり
または意識的に感覚をもっていないと
競技パフォーマンスの向上には
効果的に繋がりません。

各関節には安定する為の理想な位置があると
考えます。安定する位置で体を使う事は
効率よく力が伝わり、故障も招きません。

競泳選手やアスリートは
これらの理屈を理解して取り組んでみてください。