今回は「デスクワーク時の首の痛み」 セルフ整体の続編《2》です。
これまでに首が痛くなる現象のメカニズムとセルフ整体と称した
簡単なケア(ストレッチ)をご紹介しました。
まだまだ原因は多岐にわたり、メカニズムも色々と考えられます。
ここでは姿勢や使い方(動かし方)、自分自身で取り組めるケアを
引き続きこのテーマに対して解説していきますね。
○○の筋肉が固くなると太りやすくなる!?
このテーマの最初に姿勢の悪化が重大なリスクファクターである
とご紹介しましたよね?
悪い姿勢の例が
・背中が丸い
・肩が前に入っている
・腰が曲がる(or 腰を伸ばせない)
などと以前に解説した通りです。
Q.では何が要因となり姿勢が悪くなるのか。。。
今回は 胸 を取り上げて解説していきます。
ズバリ「胸の筋肉が固くなると太りやすくなる!?」
Q.まずは胸の筋肉と姿勢がどう関係しているのか?
胸には大胸筋という大きな筋肉があり、名前も有名ですね。
腕立てやベンチプレスなどで鍛えられる筋肉で
胸の前で肘と肘をくっ付ける動作をすると胸の筋肉
が固くなり、働いているのが分かってもらえると思います。
大胸筋は上部、中部、下部と3つの走行で上腕骨(腕)
の付け根付近(大結節稜)に着きます。※下の図
大胸筋は固くなる(短縮)すると肩・腕(上腕骨、肩甲骨)
を前方に引っ張る作用が強くなります。 ※下の図
姿勢が悪くなるメカニズム -まとめー
・胸の筋肉が短縮(固くなる)
・肩、肩甲骨が前方に引っ張られる
・肩の上部(僧帽筋等)が固くなる
・肩甲骨が上方に引っ張られる
・背中が丸くなる
・頭、首が前方に押し出される
・あごが上がり、首の後ろが反る
この状態でデスクワークやパソコンを長時間すると
首や肩だけでなく、からだ全体がおかしくなりそうですよね。。。
そして小見出しにもあげた「太る!?」というキーワード・・・
今はやりの某パーソナルトレーニング施設
『○イザッ○』のCMを思い出してください。
結果にコミットされる前のモデルの方々
皆そろって上にあげた悪い姿勢になっていませんか???
上半身がこの形になると、お腹が前に出てたわみます。
たわんだ所から人間には肉が着いていくものです。
そして姿勢が悪いと筋肉の活動が減少し、可動域も狭くなり
代謝量が落ちます。
トップアスリートでも引退後はどんどん太っていかれる方居ますよね?
その方たちの姿勢を見てください。
それだけ基本の姿勢が大切なのです。
今回は最後に 胸の筋肉のセルフ整体(ストレッチ)を
ご紹介します。 ※下の図をご覧ください。
HOW TO~
1.片側の胸から腕、前腕、手の平を壁に着けます。
※この時は出来るだけ壁に近づいてください。
2.胸を付けたまま、顔と反対の胸は壁から離す様に
してからだを開きましょう。
※この時反対側の手で壁を押す事で伸ばす強度を調節
3.出来るだけ伸ばしている方の肩甲骨は背骨に寄せます。
壁に着けている側の胸(大胸筋)が伸びている事を感じれたらOKです。
他の方法や詳しいポイント・注意点などはまた他で解説します。