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【動画付き】小学生スイマーに必要な肩甲骨の動き改善方法(兄弟や友達と出来る毎日のケア)

【動画付き】小学生スイマーに必要な肩甲骨の動き改善方法

 兄弟や友達と出来る!コーチの方や保護者の方も必見です。


今回の内容は「小学生、中学生」または「ジュニア」と呼ばれる世代に

自宅やプールサイドで行って欲しいセルフケア(障害予防、準備)の内容です。

解説動画のリンクはこちらから。

 YouTubeチャンネルに移動し下記の解説動画が閲覧できます。

 

今回ご紹介する内容は以前にも、ある都道府県の選出されたジュニア代表合宿で

保護者やコーチの方へ向けて実施させていただいたセルフケアの内容です。

 

ブログの画像.001

 

 

痛みや故障、怪我の予防を自宅で親がサポートできないか?


 

毎日練習やトレーニングで頑張る子ども達に、親やコーチが自宅やプールサイドで

安全で簡単に出来るセルフケアやストレッチを紹介して欲しい。という要望が多く

セミナー後もその撮影動画は、その都道府県で活用していただいてます。

 

実施後も聞きつけた保護者の方やスイミングクラブのコーチから

リクエストいただき実施してきました。

今回実際に小学生スイマー(兄弟)に指導している所を撮影しております。

※音声など少し聞き取り難い部分もありますが、細かいコツやポイントを説明していますので参考にしていただけると思います。

 


【ストレッチポールを使ってアライメント(姿勢)のケア】

競泳選手のパフォーマンス発揮には

・腕や足・体幹の筋力

・テクニック(泳ぎ)

・持久力(心肺機能)

などが重要な要素なのはお分かりだと思います。

 

これら3つの要素と同等に「アライメント(姿勢)」が重要です。

むしろ「アライメント(姿勢)」は、何を強化し、コンディショニングするにも

基礎(ベース)となり、アライメントが競泳に適した状態である事が土台と考え

その上にストレングス(筋力や持久力の強化)、スキル・テクニック

(技術、泳ぎ)と考えられます。

 

従ってアライメントが崩れている状態(姿勢が悪い状態)では競泳のパフォーマンスを十分に発揮出来ないという事です。

ですが来店されるジュニアスイマーの多くが、このアライメントが崩れがち

まずこのアライメントを日々ご自身で良い状態を保つ、改善していくことから

始めていただいております。

 

動画で紹介しているセルフケアではこのアライメントの崩れを改善できます。

ブログの画像.002

 

 

動画で紹介している内容とポイントをまとめておきます。


 

目的【肩甲骨の動きを改善する】

・アライメント(姿勢)の改善

→ 脊柱、胸郭、肩甲骨の位置関係(アライメント/姿勢)を改善する。

猫背になりがち(肩が前に閉じて背中が丸くなる)な姿勢を泳ぐ事に適した

ストリームラインの取りやすい姿勢に改善します。

具体的には背中(胸椎)が伸びて、胸(胸郭)が広がった状態です。

 

背中が丸くなり、肩が前に閉じているとどんな事が起こるのか?


 

・背中や胸の筋肉が効率よく機能しないためパフォーマンスが低い

・腰痛など肩以外の部位にも不調を招きやすい

・肩の故障につながる

これらはアライメントの不良が招いています。

セルフケアを継続して取り組む事でこれらの問題を減らしていけます。

 

 

肩の柔軟性や関節のゆるい選手に注意してほしい事


水泳選手には柔軟性が高く、関節の弛緩性が高い(ゆるい)選手がいます。

これらの特徴がある選手は、セルフケア等でストレッチやマッサージを多用すると

余計に関節の緩みが出てしまい、逆効果を招く事があります。

 

・女子の選手

・小学生の低学年

・柔軟性の高い選手

 

関節が緩みすぎると、周りの筋肉の機能が低下して力が入らないなど

パフォーマンスを低下させる事につながります。

また関節が緩い事で、怪我や故障にも発展していきますので注意が必要です

 

具体的には

・押す場所や押さえる部分を注意する

・押さえる力加減を注意する(必要以上にやりすぎない)

・押さえる角度や方向を注意する。

→ 詳細は動画で解説していますので、ご覧ください。

 

動画には続編がございますので、そちらも合わせてご覧ください。

 

 

 

 

 

セルフケアツールを使ったコンディショニング②

今回は
「セルフケアツールを使ったコンディショニング②」
 
という事で前回に続いてのポールを使用した
 
筋、筋膜のセルフケアをご紹介します。
 
前回は背筋群や肩甲骨周囲のセルフマッサージ
 
胸椎・胸郭の可動性を拡げるケアの方法を
 
解説しました。 ⇒ 前回の記事
 
 
背部の筋群は何層にも重なり
 
それぞれが協力し合い機能を発揮します。
 
反面に代償も多く、筋、筋膜同しが分離出来ていない
 
がために関節運動や機能が正常に機能しない
 
ケースもあります。
 
特に胸椎、胸郭が伸展、拡張できなくなり
 
中部、下部の僧帽筋や菱形筋などが
 
固まって働かない事が多く
 
肩の故障やパフォーマンス低下に結びつきます。
 
 
これらを防ぐためにも前回の内容と
 
今回ご紹介するケア方法を参考に
 
取り組んでみてください。
 
 
胸部、胸郭の拡張(ストレッチ)

~ How to ~
 
①胸椎、胸郭を開くストレッチ
 1.ポールをタテに向けた状態で背中を乗せます。
 
 2.腕は大きく斜め上方向に開き、胸郭を拡げます。
 
 3.開いた状態で30秒~45秒程キープします。
 
  2~3回程繰り返しましょう。
 
 
②胸筋と肩甲骨周囲のストレッチ
 1.ポールをタテに向けた状態で背中を乗せます。
 
 2.肘を曲げて、床に着ける様に腕を引き付けます。
 
 3.天井に向けて肘を伸ばし、腕を上方へ挙げます。
 
 4.一連の動作を10~15回程繰り返しましょう。
 
 ※この時 肩甲骨が背中を乗せたポールにあたるように
  内側へ寄せ合います。
  手を挙げた時は肩甲骨が開く事を意識しましょう。
 
 
効果
 ・胸椎の伸展
 ・胸郭の拡張
 ・胸筋群のストレッチ
 ・肩甲骨内側周囲のマッサージ  等
胸椎、胸郭、肩甲骨など上半身~体幹の土台となる
 
部分が固くなり、パフォーマンスの低下や故障など
 
起こすケースが考えられます。
 
日頃からケアをしていても、アスリートであれば
 
この部分は固く成り易いので
 
意味、目的を理解して日々のコンディショニングに
 
活かしてください。

 

セルフケアツールを使ったコンディショニング①

今回は「セルフケアツールを使ったコンディショニング①」


と題して、ポールを使ったセルフケアの方法
 
ご紹介します。
 
様々なツールが売り出されており
 
一般的にも筋膜リリースストレッチポール
 
テニスボールでのマッサージなどの
 
セルフケアが広まっています。
 
※今回は右側のランブルローラーを使った
 ケア方法の紹介です。
 
ストレッチや体操と並び、自身の筋肉や筋膜を
 
「ほぐす」 「緩める」 「はがす」
 
といった考えが広まってます。
 
 
スポーツ界やアスリートでは一般的ですが
 
日頃からだを動かすことやスポーツとは
 
あまり縁のない方などは、どうやって使うのか
 
わからない方々が多いようです。
 
今回は筋・筋膜をリリース(解放する)方法を
ご紹介します。
 
 
背筋群、肩甲骨の内側のセルフリリース

~ How to ~
1.ポールを横向けにし、背中を乗せます。
 
2.頭を両手で抱えて、お尻を浮かせます。
 
3.背筋群をマッサージする様にポールの上で
  背中を転がします。
 
4.背中の位置を変えながら、解したい部分を
  リリースします。
 
5.5~10分ぐらい行えば効果的です。
 
効果
 背筋群、肩甲骨の内側の筋・筋膜を解します。
胸椎・胸郭の可動性を改善させるリリース

~ How to ~
1.ポールを横向けにし、背中を乗せます。
 
2.頭を両手で抱えて、上体を起こす様に背中を丸めます。
  ※背骨を丸めて、背骨を屈曲させます。
 
3.次は頭を降ろす様に、上体を反らせます。
  ※体を反らせて、背骨を伸展させます。
 
4.特にからだを反らせる時に胸郭を開き、胸椎を
  伸展させる事に重点をおきます。
 
6.5分ぐらい行えば効果的です。
 
 
効果
 ・胸椎の伸展
 ・胸郭の拡張  を改善します。
背筋群も多くの筋肉が重なり合い、
 
その上を皮膚や筋膜が覆います。
 
筋・筋膜の連結を解す事で
 
各筋肉の柔軟性や機能が改善し
 
運動前のウォーミングアップや
 
練習、トレーニング後のクールダウンに
 
効果的です。
 
また胸椎・胸郭付近の柔軟性や可動性を
 
高める事は姿勢の改善や肩こり、腰痛にも
 
効果がありますので
 
ご自宅等で使う道具としても
 
ストレッチポールはお勧めです。