タグ別アーカイブ: ストレッチ

パフォーマンスを高める体幹コンディショニング(体側面)

今回は「パフォーマンスを高める体幹コンディショニング」と題して
体側(からだの横面)のストレッチをご紹介します。

まずは脊柱(背骨)の動作を理解しましょう。
大きくこの3つの機能で働きます。

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・前屈~後屈(屈曲~伸展)
・側屈(横に倒す動き)
・回旋(左右の振り向き、捻り動作)

これらの動作の可動域不足は

肩こり、腰痛はもちろん

様々な障害の発症に関連しています。

パフォーマンスを高めるためには・・・
コリや痛みを和らげる事は、作業の集中力を高め
生産性もあがります。
またからだのケアに取り組む事は
心身共に快適で、脳に良い行動です。
脳が快適、心地よい、気持ちいい
と感じた時に、心身のリラックスや
リフレッシュ効果が得られ、それは
その方のパフォーマンスを飛躍的に高めます。

この事をふまえた上で今回は側屈の

可動域改善にフォーカスした方法を

ご紹介します。

体側のストレッチ

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~ How to ~

1.写真の様に片方の膝を伸ばし、反対側の膝は
あぐらをかくように曲げておきます。

2.曲げている膝側の腕を 伸ばしている脚の方へ
向かい大きく伸ばします。

3.この時に腕は頭の後ろを通る様に行います。

4.出来るだけ曲げた膝は床に押さえつける様にし
からだの側面を伸ばしましょう。

ポイント
・骨盤と肋骨の間を開く様に伸ばします。(青矢印)

・出来るだけ伸ばした手を遠くに運ぶように倒します。

・伸ばした脚の内側に肩を収める様に倒します。

効果
・肩甲骨の可動範囲を拡げます
・胸郭の側方の広がり
・脊柱、体幹の側屈可動域の改善
・骨盤、腰部周囲の可動性を改善
・腰部の筋短縮を和らげます。
(腹斜筋、広背筋、腰方形筋、肋間筋など)

オフィスなど座って出来ない場合の方法

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写真の様に壁や柱などに両手を付いて

体を支える事で立ったままでも効果的に

体側のストレッチが行えます。

~ 競泳選手への効果 ~
体側の柔軟性低下は上記でも挙げた

肩甲骨、胸郭、脊柱、骨盤の可動性を制限

肩の動きや、ローリング動作、キック動作

の制限因子となります。

またストリームラインを組む際に

これらに関与する筋肉が短縮していると

姿勢が作り辛く、代償して姿勢を作る事で

パフォーマンスの低下はもちろん

肩や腰、首の疲労が強まったり

故障するケースが多いです。

肩の痛みや腰の痛み(疲労)を

感じている選手は、一度体側の柔軟性や

ストリームラインの姿勢作りが

無理のない動きで出来ているのか

確認すると良いでしょう。

腰痛の改善に効果的なセルフケア(太もも裏、骨盤の姿勢)

今回は「腰痛の改善に効果的なセルフケア」と題して

太もも裏のストレッチの続編

骨盤の姿勢と腰痛の関係について解説します。

これまで腰痛の中でも屈曲型(前屈動作)での

腰痛発症パターンについて解説してきました。

おしりの筋肉や太もも裏の筋の短縮が

骨盤を後傾方向に引っ張り、

前屈動作における骨盤の前傾を制限します。

腰椎や腰部筋群への局所負担が増大し

疼痛発生に至ります。

おしり、太もも裏の短縮が改善する事で

腰痛の予防・改善は筆頭に

骨盤が後傾し、腰が丸くなる方など

効果的に姿勢を改善する事が可能です。

是非解説を読んでいただき

参考に取り組んでください。

骨盤の姿勢と筋の関係

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図の左側の絵では骨盤が後傾方向に

引っ張られている状態を説明します。

・赤い点線部が固くなる事で
 赤矢印の方向に骨盤が引っ張られます。

おしりの下部の筋、靭帯や

太もも裏の筋短縮が要因となります。

図の右側では骨盤の後傾姿勢が

腰椎を後ろに引っ張る様子

太もも裏の筋短縮が骨盤を後ろ方向に

引っ張る様子を説明しています。

・ニュートラルの姿勢では太もも裏の筋の
 短縮が改善している事と、骨盤の角度
 (骨盤が立つ)様子を確認できます。
 結果腰椎の正常な前弯が出ています。

ハムストリングスのストレッチ

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これまでにも紹介したストレッチの方法です。

上記の図で解説した状態を改善するのに

効果的な方法となっております。

理屈を理解していただき
症状が改善するイメージを
もっていただければ
より一層と日々のストレッチなどの
セルフケアが腰痛の予防・改善や
パフォーマンスアップ、姿勢の改善など
それぞれの目的に対して
効果的に役立ってくれます。
是非継続して取り組んでいただきたい内容です。

オフィスで出来る腰痛対策(おしり、太もも裏のストレッチ)

今回は「オフィスで出来る腰痛対策」と題して

おしりの筋肉、太もも裏の筋肉といった

腰痛に関連する股関節周辺の筋肉を効果的に

伸ばすストレッチをご紹介します。

この数回は腰痛を取り上げ、その中でも

屈曲型と言った、前屈動作で起こる腰の痛みに

フォーカスして、疼痛発生のメカニズム

具体的なセルフケアを解説してきました。
⇒ 腰痛に効果的なセルフケア(リンク有)
腰痛に効果的なセルフケア(股関節) (リンク有)

今回はビジネスパーソンオフィスワーク中

腰痛の改善・予防として取り組める内容を
ご紹介します。

太もも裏、おしりのストレッチ c0362789_09522583

~ How to ~

1.イスや机、壁など支えられる場所に手を置き
 おしりを突き出す様にからだを前屈させます。

2.骨盤を前傾、背中を出来るだけ伸ばした状態で
 太ももの裏やおしり、膝の裏が伸びる様に
 上半身を倒します。

3.気持ち良く伸ばせる程度のストレッチを30~40秒
 持続して行いましょう。

4.3Set程繰り返すと、太もも裏からおしり、腰が
 軽くなった感覚を得られます。

効果
・太もも裏、おしりのストレッチ(ふくらはぎ、膝の裏)

股関節のストレッチ(おしり~腰)

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~ How to ~

1.イスや机など支えられる場所に手を置き、
 おしりを突き出す様にからだを少し前屈
 させておきます。

2.軽く膝を曲げ、出来るだけ楽な体勢で骨盤を
 前傾させておきます。

3.おしりを真横に大きく突きだし、上半身、頭は
 おしりと反対方向に倒しましょう。

4.体重を傾けた状態で5秒ほどキープします。
 反対も同様に行い、この一連動作を10回程
 繰り返しましょう。

効果
股関節の内転、屈曲、内旋の動作を行います。
 ⇒  おしりの筋群を伸ばします。

ポイントを整理しましょう

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ポイント
・おしりと頭、上半身はそれぞれ逆方向に倒し
 からだを捻りましょう。 (図みぎの説明)

・足の軸よりも外側におしりを突きだし、股関節を
 絞る様におしりを伸ばします。

 ※写真の状態では左の股関節、おしりが伸びています。

 深層部では外旋筋群が伸びています。(左の図)
 表層部では伸展、外転筋群が伸びています。
⇒ おしりの筋群の説明(過去の記事リンク)
腰痛に効果的なセルフケア(おしりの筋群)リンク有

今回もおしり、太もも裏の筋肉を伸ばす事で
股関節や骨盤帯周囲の筋肉の柔軟性を高め
腰部にかける負担や、筋肉を引っ張るストレスを
減らす事が可能になります。

写真やポイントを参考にしていただき
先ずはご自分でも取り組んでみてください。

腰痛に効果的なセルフケア(おしり、股関節のストレッチ)

「腰痛に効果的なセルフケア(おしり、股関節)」と題して
今回は引き続き腰痛の改善・予防に効果的なストレッチ
ご紹介いたします。

前回は屈曲動作(前屈・ぜんくつ)で腰の痛みを感じる
症状を取り上げ、それに対するケア方法を解説しました。
⇒ 前回の記事 (腰痛に効果的なセルフケア)

今回も前屈時の痛みを改善できるエクササイズ
何故疼痛が発生するのかを解説します。

疼痛発生の因子となる要素
・太ももの裏(ハムストリングス)
・おしりの筋群
・腰の筋群(胸腰筋膜)
・背中の筋群(起立筋群)
これら筋群の短縮

これら要素がもたらす問題点
・股関節屈曲の制限
・骨盤の前傾の制限
・体幹の屈曲の制限

何故疼痛発生にいたるのか?
これらの筋群が緊張し、固くなった状態では

前屈動作(前にかがむ)の際、骨盤の前傾を制限し、

その代償として腰を丸める事により、前屈可動域を補います。

すると固くなった腰背部やおしりの筋群が

腰を丸める代償動作により、筋・筋膜が余計に引っ張られ

その部位での疼痛発生につながります。

それでは具体的な方法の紹介にまいりましょう。

おしり、腰のストレッチ

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~ How to ~

1.四つばいの状態になり、おしり、骨盤を
 大きく右側に突き出します。

2.頭はおしりの反対側(左)に倒し、肘を曲げながら
 床に近づけます。

3.4~5秒持続的に伸ばし、反対側の動きも同様に
 行います。一連の動作を10回程行います。

ポイント整理

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・頭と上半身は、おしり・骨盤と逆の方向に
 捻り、床へ近づけます。
⇒ この時背骨が大きく横に側屈するように
行いましょう。

・おしりは出来るだけ、大きく横方向に
 突き出しましょう。

効果
・写真では右のおしりと腰を伸ばしています。
※上の図 右側 黄色の枠で囲む部分

・右の股関節を屈曲、内転方向に動かしています。
⇒ 右のおしり、腰が伸びます。

・背骨が左方向に側屈しています。
⇒ 右側の腰や背部の筋群が伸ばせます。

写真では少々分かりにくいかもしれませんが
体重のかけ方や、おしりを動かす方向により
効果が大きく変わります。

写真と注意点、ポイントを参考に
是非取り組んでみてください。

とても効果の大きなストレッチです!!

腰痛に効果的なセルフケア(前に倒れる動作の痛み)

今回もパフォーマンスを最大限に高め、自身の能力を存分に
発揮するためのフィジカルコンディショニングを紹介します。

パフォーマンスを下げる要素は色々ありますが
今回は「腰の痛み」 腰痛にフォーカスした
内容で解説いたします。

題して「腰痛に効果的なセルフケア」
  ~ 前に倒れる動作の痛み ~

腰痛と一言に表しても

・どの動作で痛むのか

・どの部位が痛いのか

・問題の起こる部位はどこか

などにより、多く分類出来ます。

痛みが発症するメカニズムが違えば
治療のアプローチ
対症となる運動療法
もそれぞれ変わります。

痛みがどの様にして
どの部分につくられるのか? 発症するのか?

その方の姿勢や動作、柔軟性などどの様に関連し
何が問題点となっているのか?

個々に応じた正しいアプローチが出来ないと
痛みは改善出来ません。

今回は前屈動作(前に倒れる動作)
発症する痛みに対してストレッチを
ご紹介いたします。 c0362789_06570552

上の図みぎ をご覧ください。

背中が丸く、筋肉が上方に引っ張られ

またお尻の筋肉が固くなり、骨盤が後傾位

(後ろに傾く)の場合、腰の筋肉が

常に引っ張られた状態となり筋肉は固くなります。

この様な場合は骨盤の前傾(前に傾ける)と
股関節を屈曲(曲げる)動きの可動性を改善
する事が必要になります。

この骨盤の前傾、股関節の屈曲
制限する筋肉は

・腰部の筋肉(筋膜)
・おしりの筋肉(筋膜)
・太ももの裏の筋肉(筋膜)

になります。

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~ How to ~
①片膝抱え込み(写真うえ)

 1.上向けに寝た状態で片方の膝を胸に着ける様に
   抱え込みます。

 2.この時反対側の足は真っ直ぐ伸ばしたまま
   行いましょう。

②両膝抱え込み(写真した)

 1.上向けに寝た状態で両膝を胸に着けるように
   抱え込みます。

 2.出来るだけ、腰を丸める様に伸ばしましょう。

ポイント
・腰部をしっかり丸めましょう。

・膝は真っ直ぐに引き付けましょう。

効果
・おしり、太もも裏、腰の筋肉を伸ばせます。
・骨盤の後傾、股関節の屈曲を促します。

今回は屈曲型(前にかがむ、倒れる動作)
対症にしたストレッチと改善の方法を
ご紹介しました。

痛みが無くても、日頃のケアや
姿勢改善、スポーツのウォーミングアップなど
運用していただけます。
是非取り組んでみてください。

ハイパフォーマンスを可能にするファンクショナルストレッチ①

今回は
「ハイパフォーマンスを可能にするファンクショナルストレッチ」
として姿勢運動機能を向上させるストレッチを紹介します。

特に今回のエクササイズでは

伸ばす面筋収縮の必要とする面

共存します。

弛緩と収縮の両面を引き出す事

より関節運動の可動域を拡げ

姿勢改善や運動時のパフォーマンス向上に

繋がります。

第一弾の今回は

胸郭・胸椎のストレッチとして

四つばいでのオープンリーチをご紹介します。

私が関わる競泳でも特に多く運用されるエクササイズですが

どの動きの、どの局面に活かされるのか??

もう一度読んでいただく競泳関係者には整理していただきたい

内容です。

また競技に関わらず、今回のエクササイズにより

胸郭・胸椎の伸展、拡張に働きかけます。

これは姿勢改善に特に効果的であり

悪い姿勢(背中が丸い状態)では

この筋肉の活動されにくく

背中や肩甲骨周囲の筋の張り感(こり感)を

逆に与えます。

ビジネス現場では顧客や取引先など
面会時に与える影響は、その後のビジネス展開を
左右します。
第一印象が大切だというようなコピーで売り出された
商品も数多く存在する程・・・

今回のエクササイズでは胸椎・胸郭の伸展、拡張に
働きかける為、その方の姿勢を正しくキレイに
保つ事に効果的に働きます。
セルフブランディングとしての
体作りに是非お役立てください。

胸椎・胸郭のストレッチ(オープンリーチ)

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~ How to ~
1.四つばいの状態になり、写真の様に片側の手を
  頭に当て、肘を曲げておきます。(スタート姿勢)
2.曲げた肘を支えている手に近づける様にからだを
  縮める様に捻ります。(写真ひだり、赤の曲線)
3.次は肘を大きく斜め上方向に挙げ、胸郭を開き
  からだを捻ります。(写真みぎ、赤の曲線)
4.この時に肩甲骨を内側・下方に引き寄せる様に
  行いましょう。⇒ 肩甲骨の引き寄せ方について(リンク有)

ポイント
・腰の過剰な伸展(反り)が無いように注意しましょう。

・胸郭の回旋時に、骨盤の回旋や横方向への動揺に
 注意しましょう。

・頭から骨盤まで一直線の体幹の姿勢保持を注意しましょう。

効果
・胸椎の伸展
・胸郭の回旋
・肩甲骨の内転、上方回旋

~ 競泳選手への適用 ~
競泳選手はローリング動作と連動した肩甲帯の運動
を可能にするためのエクササイズです。
胸郭のローリングに対して、肩甲骨が適した
タイミングで回旋や内転を行えないと
肩甲骨が胸郭から離れた状態になり
肩関節や肩甲帯の安定性が著しく低下します。

またこの胸郭と肩甲帯の運動バランスやタイミング
をズラした状態で行うと、プル動作の効率が
上らず、競技能力も上がりません。
肩関節の故障に至るケースが多く
逆を言うと、肩の痛い選手は
この運動が上手く行ってない事が多いと
思われます。
練習前のW-UPに取り入れ、注意点を意識して
取り組んでみてください。

腰痛に効果的なコンディショニング(セルフケア)

今回はビジネスパーソンの方々に向けて、日々の生活に

取り入れていただけるセルフケアの方法をご紹介します。

題して「腰痛に効果的なコンディショニング」!!

以前にもオフィスで出来るセルフケア(リンク有)や

自宅でのストレッチ(リンク有)など、腰痛に関する

改善・予防の方法を解説してきました。

腰痛の発症要因としては
・筋疲労
・運動不足
・柔軟性の低下
・筋力低下
・悪い姿勢
・体重増加 など

挙げれば様々なモノが腰痛に結びつきます。

これらの要因はそれぞれに他の要因と関連し

互いが原因であり、結果の様な関係です。

多くの腰痛が軽めの運動を日々取り組む事で
改善・予防が可能であると考えます。

腰痛や肩こりなどの慢性疲労は

筋肉・筋膜が固くなり

関節位置や姿勢、関節運動の制限をお越し

ストレス負担が局所に集中する結果

その筋や筋膜での疼痛発生を招きます。

日々背骨や股関節、骨盤など動かす事で
血流循環も促され、腰痛を改善・予防出来ます。

今回はご自宅やマット一枚あれば出来るセルフケアを
2つご紹介します。

骨盤の転がし運動

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~ How to ~
1.上向きに寝て、両膝を曲げた状態が
  スタート姿勢です。
2.両膝を閉じたまま、左右に大きく膝を
  倒します。
3.10往復程転がし運動を繰り返しましょう。
※上半身は肩が離れない様に上を向けておきます。

ポイント
・腰椎の回旋
・骨盤の転がり運動

効果
・背骨(腰椎)の捻じれ運動と
 骨盤の転がり運動により付着する筋肉が
 ストレッチされます。

股関節の回旋運動

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~ How to ~
1.上向けに寝て、足は大きく開いた状態が
  スタート姿勢です。
2.足の位置を変えずに両方の膝をそれぞれ
  内、外に倒します。
3.骨盤を出来るだけ動かさずに、股関節の
  内旋、外旋を行います。
4.10往復程繰り返しましょう。

ポイント
・膝を内側に倒した時に出来るだけお尻が
 浮き過ぎない様に注意しましょう。
 ※効果的に股関節の内旋が行えます。

効果
・股関節の内旋、外旋を行う事で
 お尻の筋肉や股関節に付着する筋肉が
 ストレッチされます。
・骨盤と背骨の捻じれ運動により腰部の
 ストレッチが行えます。

股関節や骨盤に付着する筋肉がほぐれる事で

関節の運動や可動域が改善し

腰部にかかるストレスが減少出来ます。

また微動運動は深部の筋肉のリラックス効果が

あり、ストレッチだけでは緩まない深部への

アプローチが可能です。

是非ご自身で取り組んでみてください。

オフィスで出来る肩こり対策(胸椎・胸郭のストレッチ)

今回は「オフィスで出来る肩こり対策」をテーマに

胸椎 と 胸郭 に注目して、可動性柔軟性

獲得するストレッチをご紹介します。

特に読んで参考にして欲しい方々は
オフィス等でデスクワークをするビジネスパーソンです。

肩こり・首の痛み等 まあ腰痛も含めて

慢性的に辛い症状に悩んでいる方々は多いですよね。

大抵の方はがまんして、根性で乗り切る。

また同じぐらいの方々は整骨院やマッサージへ通い

ケアをしてもらっている思います。

しかし症状に悩む方が一向に減らず、

年代が上がるにつれて増えるのは何ででしょう??

沢山の方が問題の解決にいたってないからですね。

では私が取り組む問題解決のヒントを解説します。

以前の記事で
肩こりや首の痛みと姿勢が深い関係にあると
解説してきました。 ⇒ 姿勢についての記事

悪い姿勢の特徴
・背中が丸くなる
・肩が前に入る(閉じる)
・頭が前方にでる

これら上半身で起こる現象は

人間だれでも起こり易いものです。

日頃の運動習慣がなかったり

長時間パソコンの作業などが続くと

その姿勢で筋肉も固くなってしまいますよね・・・

どこが固くなるのか。。。
ます胸椎 ⇒ これは背骨(脊柱)の胸の位置が胸椎です。

人間の生理的な特徴としては胸椎の弯曲は

後弯(こうわん)といい後に丸くなる状態です。

要するに元々悪くなるように出来ている・・・

次は胸郭 ⇒ これは肋骨(あばらぼね)や胸骨、鎖骨で

構成されている、肺や臓器をおおうカゴをイメージ

してください。

この胸郭にはたくさんの筋肉や筋膜がついています。

深呼吸してみましょう。
この胸郭が膨らんでしぼむ動きを感じれますよね。

中に肺があるので、呼吸運動と共に

この胸郭が動きます。

では次にパソコン作業をする様な姿勢で深呼吸して
みましょう。

胸郭の動きが小さくなるはわかりますか??

このまま胸郭についている沢山の筋肉が固くなると
どうなるか想像できますよね?

先ずは次に紹介する2つのストレッチから

毎日取り組んでみてください。

この胸椎・胸郭の動きを増やし、筋を柔軟にする

効果があります。

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イスに座った状態や壁がある所で簡単に出来ます。

是非試して取り組んだください。

ご自宅で出来る胸椎・胸郭のケアはこちら
⇒ 胸椎・胸郭のストレッチ

パフォーマンスアップのための体幹ストレッチ

今回は「パフォーマンスアップのための体幹ストレッチ」

と題して 背骨(胸椎~腰椎)と胸郭、骨盤、肩甲骨

柔軟性アップを目的にしたストレッチを紹介します。

この内容は様々なスポーツ・競技で活用していただけ

アスリートだけでなく、アーティストやダンサー、

オフィスワーカーにも日頃のコンディショニングに効果的です。

体幹部の柔軟性としせい

体幹の周囲筋群の柔軟性や、背骨・胸郭などの可動性は

スポーツのフォームや基本姿勢を築くために

必要不可欠です。

またからだの中心部の動きが悪い(固い)

肩、股関節、膝、足首など末梢の関節運動

無理のある動きを要求してしまいます。

ですのでパフォーマンスアップはもちろん

ケガの予防や改善にも効果があるので

是非参考にして取り組んでください。

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オフィスワーカーや特に運動をされない方々も

このストレッチは姿勢改善やリラックスの

効果があり、肩こり・腰痛対策として

使っていただけます。

 

ペルビックティルト(よつばい)

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~ How to ~
1.よつばいの状態で、からだを丸める~反らせるの動きを
交互に行います。
2.(丸める) おへそをのぞき込むように頭を下げ背中を
丸めます。 ※出来るだけ背中を上に高く突き上げる
3.(反らせる) 上を見る様に顔をあげて背中を反らせます。
※出来るだけみぞおち辺りを床に近づける様に。
⇒ 骨盤の前傾、後傾が重要です。写真の様に
 丸くなる時は後傾、反らせる時は前傾を心掛けましょう。

 オフィス等、座った状態で出来る方法はこちら
⇒ 「体幹コンディショニング -可動域改善ー」

背骨(胸椎)の伸展ストレッチ(反らせる動き)

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~ How to ~
1.うつぶせの状態で、からだを反らせる様に上半身を
押し上げます。※みぞおち辺りまで。(写真うえ)
⇒ 腹筋や腰を伸ばすストレッチになります。

2.よつばいの状態から手を前に着き、お尻を後方へ突き出す
様に胸をゆかに近づけます。※胸が着くまで。(写真した)
⇒ 胸や肋間筋、広背筋のストレッチになります。

⇒ 胸郭が広がり、肩甲骨の可動性も増えるので
  肩関節のストレッチとしても効果的です。

オフィス等で出来るむねのストレッチ方法はこちら
⇒ 「デスクワーク時の首の痛み」

今回は体幹部の前後・開閉の動き作りをご紹介しました。
是非ご自身でお試しください。

オフィスで出来る腰痛対策(股関節のストレッチ)

今回はビジネスパーソン向けの記事投稿になります。

「オフィスで出来る腰痛対策」と題して

オフィスワーカーが仕事や作業の途中にでも

すぐに、簡単に、効果的に、取り組める

ストレッチの内容をご紹介していきます。

これまで股関節が固くなったり、悪い姿勢

長時間の同じ姿勢が腰痛と深い関係性がありますよ!

と解説してきました。

その中で数種類のストレッチを腰痛対策として

載せてきました。

今回はオフィスに居ながら、座って出来る体操

をご紹介します。

股関節のストレッチ(お尻のストレッチ)

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股関節外旋・屈曲のストレッチ
1.片方の足の足首辺りをを反対側の膝に乗せ、
おじぎをする様に上体を被せる様に倒しましょう。
2.出来るだけ乗せた足の膝は外側へ押し下げ、
股関節の外旋(膝を外に傾ける)を作りましょう。
3.骨盤を前傾させる様にからだを傾けると効果的です。
⇒ おしりの筋肉がかたくなる事で股関節の可動域制限や
骨盤の前傾をいじする事が困難となり、悪い姿勢を
作り出す条件となります。

体幹の回旋ストレッチ

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腰をひねるストレッチ
・両膝を軽く広げ座った状態から、背もたれと対角の膝を
手で押さえ、互いに引っ張り合う様に、腰をひねります。

・背中、腰、おしりの筋肉が伸ばされます。

・体幹を伸ばし、胸を張る様に行えば効果的に伸ばせます。

⇒ 自宅やスペースのある所で同様の効果を求める
ストレッチはこちらで解説しています。
「腰痛予防の為の体幹部のウォーミングアップ」

背骨の運動(バネの体操)

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以前にもご紹介した方法ですが
ペルビックティルト といい、骨盤の前傾~後傾
獲得する体操です。

この体操は骨盤の動き、股関節、背骨、胸郭、肩甲骨

一つの体操で多くの部分への効果が得られます。

こちらも合わせて取り組んでいただくと

より効果的なコンディショニングが可能となります。

⇒ 以前の記事はこちら
「体幹コンディショニング No2」

是非お試しください。