タグ別アーカイブ: 体幹トレーニング

腰痛に悩む方へ・・・ 改善・予防の運動プログラム②

腰痛に悩む方へ・・・ 改善・予防の運動プログラム②


今回は体幹トレーニングのフロントブリッジについて解説します。



・スポーツや運動時に腰が痛い、又は 運動後や翌日の腰痛・・・

・年に数回はぎっくり腰の様な突発的な腰痛がある・・・

・慢性的な腰痛にいつも悩まされている・・・

・下っ腹が出て太ってきた・・・


これら1つでも該当する方は基本的に体幹部の筋機能が低下

しているか、骨盤~腰椎の姿勢が悪化しているか。。。

腰痛のリスクファクターが存在するでしょう。




前回のバックブリッジとは対照的に、このエクササイズでは

体幹部の前面を主に働かせる事が出来ます。

  ※前回の続きとして合わせてご覧ください。



特に前面では腹筋群が内臓を支える役目を担います。

この腹筋群が低下してたり、姿勢的に腹筋群が働きにくい状態に

あると、腰椎、骨盤の安定性が低下し、内臓が下方に下がって

しまう事になりかねません。




腹筋群の機能低下は結果として腰痛になりやすい状態になります。

⇒ からだの前面で壁を作り、腰椎、骨盤を支える機能が低下していまい

 腰椎の前弯の増強や骨盤の前傾が過度に起こり、腰部へのストレスを

 増悪させてしまいます。。。


腰痛と姿勢の関係



背筋と腹筋の両方で、骨盤~脊柱を挟みこむ様に働く事で

骨盤~脊柱が安定し、動作時の痛みやスポーツ動作などでの

腰痛を予防していく事で出来ます。




フロントブリッジ

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まずは 下の写真から取り組んでみましょう。

肘 - 膝 で支える事により、体幹を支える長さが短いので

その分負荷が軽く、正確に体幹部に効かせる事が出来ます。


体幹トレーニングに慣れていたり、体力のある方は

上の写真の方法で取り組みましょう。

☆60秒間キープ を 3Set 繰り返しましょう。



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上の写真は間違ったフォームの例です。

特に女性は上の写真の様に、腰が反ってしまいがちです。

体を一直線で保てるようにフォームに注意しましょう。



ポイントになるのは、やはりからだの中心部から順番に力と形を作る


事にあるようです。決めてはドローインが重要。
よく見られる間違いのフォーム


1.腰が反っている

2.肩甲骨と胸郭が分離している

3.背中が丸くなっている

4.頭が下がり肩に力が入る


それぞれに重なる点もありますが、これらの間違いは多く遭遇します。

体幹トレーニングは、からだの中心部を鍛えるので軸が安定する

感覚と、姿勢を安定する事が得られます。

スポーツだけに限らず、健康管理や仕事でのパフォーマンスや

姿勢やスタイルを維持、向上させるセルフプロデュースにも効果的です。



どんなトレーニングやストレッチでも共通して言える事ですが

重要な事は、体のどの部分を使い、どの部分が伸びているのか?

をより意識する事です。

感覚を巡らせる事で脳~筋肉の神経伝達が促され効果が生まれます。

トレーニングが見た目で同じフォームや形が出来ていても

体の感覚とずれていたり、使ってほしい筋肉が間違っている事もあります。

これでは効果が生まれませんので、注意しましょう。


フロントブリッジのポイント

効果的な方法(ポイントとなるフォーム)

・あごを引いて頭からつま先を一直線にする

・骨盤を後傾気味にする(ドローイン)


ポイント

・つま先を曲げたまま、足先方向に軽く押す事で

 お尻やハムストリング、に力が適度に入ります。


・両肘を外に押し広げる様に力を入れる事で

 肩甲骨を支える筋肉が活動します。


⇒ 肩甲骨を上手く固定できていない例も多いです。

 2つのポイントは普段指導している際に効果的ですので

 是非意識してみてください。




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「 ~ 集中力を高める整体 ~ 」
ふじの整体研究所
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腰痛に悩む方へ・・・ 改善・予防の運動プログラム①

腰痛に悩む方へ・・・ 改善・予防の運動プログラム①


 

今回は体幹トレーニングのバックブリッジについて解説していきます。


このエクササイズは運動習慣に有無に関わらず


腰痛の改善・予防にメリットのある姿勢改善にむけて


効果的な種目です。




アスリートであれば競技力の向上や障害予防を目的とし

一般の方や高齢者の方々にはリハビリや体力作りにも

よく取り入れるエクササイズです。



取り組みも簡単で分かり易いという利点がありますので

運動習慣の無い方々にも安全に実施していただけます。


※ 前回の記事 を先に読んで頂く事で
  より目的や理論を理解していただけます。

 「なぜ腹筋・背筋が必要なのか・・・」


バックブリッジ (下の図をご覧ください)

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このエクササイズは体の背面を強化出来ます。


「背中が丸くなってしまう・・・」


「背中や腰がだるくなる・・・」


「肩こりや首がツライ・・・」

これらの不快な症状は原因として、元々の姿勢が関係します。

背筋を鍛える事で、前方に丸く下がりがちな

 上半身や頭を後方から引っ張り支えてくれます。(下の図参考)

※左側の姿勢モデルは腹筋・背筋の機能が低下したパターン

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エクササイズのポイント

・ 背骨を伸ばす様に体を持ち上げます。

・ 肩甲骨を背中で寄せ合う様に行います。

・ お尻を締めるように力をいれておきましょう。

・ 腰が反らないようにお腹に力を入れておきましょう。

※ドローイン と言うエクササイズも同時に行う事で
   
   腹筋と背筋の同時収縮が高まり、より体幹の安定に

   効果が得られます。  ⇒ ドローインについて


体幹トレーニングは体力作りやリハビリ、アスリートのトレーニングまで

幅広い層の方々に効果的であり、予防や改善に活用出来ます。

特に姿勢改善は様々な症状の根本的な改善に効果的ですので

是非参考にして取り組んでみてください。

 

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ジュニアスイマーに薦める体幹トレーニング③

今回は「ジュニアスイマーに薦める体幹トレーニング③」と題して
 
競泳のパフォーマンスアップ障害予防に応じた
 
トレーニング、ストレッチをご紹介します。
 
 
今回はプルの強化や動作の改善に効果的な
 
エクササイズをご紹介します。
 
 
プル動作で大切にしてほしい事は
 
肩甲骨の正しい位置での動きと安定です。
 
 
腕や肩の筋力が増えると、プルの力が
 
強化された様に、感じるかもしれません。
 
しかし100m、200mとレースのパフォーマンス
 
を高める為には、やはり後半の強さが勝負のカギでしょう。
 
筋力が増える事でスピードは出ますが
 
腕や肩に頼ったスピードは後半には持ちません。
 
出来るだけ、体の大きな筋肉を効率よく使い、
 
腕や肩のスタミナを最後まで維持できるように
 
体の使い方を考えて見ましょう。
肩甲骨の動き、位置を考える

①オープンリーチ(肘曲げ)
10回(左右) ✕ 2Set
※体操の様な感覚で行いましょう。 
胸郭の回旋に伴い、肩甲骨が
正しい位置に収まる様にしましょう。
 
⇒ 背中が使えていない場合
  肩が上にあがり、首や僧帽筋が
  疲れるようになります。

②オープンリーチ(肘伸展)
10回(左右) ✕ 2Set
※肩甲骨を取り込み、安定させる筋肉を使います。
 
アームが長くなる事で難しくなります。
 
特に手を伸ばし、挙げた状態を維持する時に
背中や肩甲骨の下、内側の筋肉が使えている事が
大切なポイントです。

③バックエクステンション(応用)
10回 ✕ 2Set (4カウント)
※肩甲骨の下部、内側が使える様に
フォームに注意しましょう。
 
上手く出来ていない場合は
僧帽筋や腰が疲れる結果になります。
 
 

④プッシュアップ(膝着)
10回 ✕ 2Set (3カウント)
※肩甲骨の安定と胸筋のウォームアップです。
肩甲骨と頭の位置に注意しましょう。
頭が下がると肩甲骨の位置が上方にあがり
肩(三角筋)や僧帽筋上部を使った腕立て
になってしまいます。
 
今回ご紹介した内容は
肩甲骨の位置と安定を主な目的と
捉えたエクササイズです。
ウォーミングアップや日々の補強で
取り入れる事で、肩甲骨の動かし方の
イメージが作られます。
その結果 「背中を使ったプル」が
少しずつ体で理解していけると思います。

ジュニアスイマーに薦める体幹トレーニング②

今回は「ジュニアスイマーに薦める体幹トレーニング②」と題して
 
前回の続きとなる、段階を上げたトレーニングを
 
ご紹介します。
 
 
前回はスタビライゼーションのトレーニングを
 
前、横、後とご紹介しました。
 
 
今回はスタビライゼーション+動きを取り入れた
 
トレーニングをおすすめします。
 
 
正しい姿勢を維持したまま、肩や股関節の
 
運動を行う事で、安定性と可動性を同時に
 
含めたトレーニングを実施出来ます。
 
 
 
いくらスタビライゼーションで正しい姿勢や
 
ストリームラインを作れたいたとしても
 
いざ、ストロークやキック動作を行うと
 
姿勢が安定出来ないケースが多くあります。
 
 
簡単な動作の中で
 
止めるとこは止める・・・
 
動かすところは動かす・・・
 
を意識して取り組んでみてください。
体幹トレーニング
(スタビリティ+モビリティ)

①体幹 前面(フロントブリッジ)
安定性 ⇒ 体幹、肩甲骨
可動性 ⇒ 肩関節、股関節
 
 5秒 ✕ 10回 ✕ 3Set 

②体幹 側面 (サイドブリッジ)
安定性 ⇒ 体幹、肩甲骨、股関節(下側)
可動性 ⇒ 股関節(上側)
 
Lv.1 10回(ゆっくり) ✕ 3Set
Lv.2 10回(上下)
   10回(前後)
   10回(前回し)
   10回(後ろ回し)✕ 2Set
   ※ 4つの運動を連続で行う

③ 体幹 後面(バックブリッジ)
安定性 ⇒ 体幹、股関節(支持側)
可動性 ⇒ 股関節(運動側)
 
Lv.1 10回(ゆっくり) ✕ 3Set
Lv.2 3回(横) ✕ 左右 ✕ 5回 ✕ 3Set
  ※ 右3回、左3回を5回繰り返し 1Set

④体幹 前面(フロントブリッジ)
安定性 ⇒ 肩甲骨、体幹
可動性 ⇒ 肩甲骨、肩関節(運動側)
 
 5秒 ✕ 10回 ✕ 3Set
どのトレーニングも前回と同様に
 
正しい姿勢、形、ストリームラインを
 
前提条件とします。
 
姿勢が崩れた状態の運動や、キープは
 
例え多い回数や長い時間取り組んでも
 
実用的な効果を生むとは考えにくいです。
 
出来るだけ理想の泳ぎの姿勢と
 
泳ぐ時のどの局面の動作と似ているのかを
 
イメージして取り組む事が大切です。
 
またトレーニング自体が弱い部分を見つけ出す
 
評価そのものになります。
 
参考に取り組んでいただき
 
上手く出来ない場合や姿勢が崩れる場合は
 
その部分の弱さや動作が上手く行っていないと
 
考えて、今後の強化ポイントとして
 
取り組んでみましょう。

 

ジュニアスイマーに薦める体幹トレーニング①

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今回は「ジュニアスイマーに薦める体幹トレーニング」と題して
 
競泳選手パフォーマンスアップ障害予防
 
目的に解説させていただきます。
 
 
・姿勢が悪いと言われる
・100mや200mの後半が明らかに弱い
・肩や腰が痛くなる
・キック、プルのタイミングが合わない
 
もちろんレベル差はありますが
 
そんな問題を抱える選手が多いのではないでしょうか?
 
キックやプルのテクニックももちろんですが
 
そのテクニックやスタミナ、持久力を活かすのも
 
ボディポジション、ストリームラインが重要です。
 
レースの最後まで高い位置で真っ直ぐした
 
姿勢をキープ出来る様に
 
体幹の筋肉で安定させるようにしましょう。
スタビライゼーション基礎

①スタビライゼーション(前面)
フロントブリッジ 
 ・腹筋群
 ・股関節屈曲筋群(曲げる筋肉)
 ・※前鋸筋
 ・※広背筋  肩甲骨を安定させる筋群 
 
Lv.1 60秒 ✕ 3Set
Lv.2 90秒 ✕ 3Set
Lv.3 120秒 ✕ 3Set
 
 
 
 

②スタビライゼーション(横面)
サイドブリッジ 
 ・腹筋群(腹斜筋)
 ・股関節外転筋群、殿筋(股関節を開く筋肉)
 ・※広背筋  肩甲骨を安定させる筋群 
 
Lv.1 30秒 ✕ 3Set
Lv.2 45秒 ✕ 3Set
Lv.3 60秒 ✕ 3Set

 

 


③スタビライゼーション(後面)
バックブリッジ 
 ・背筋群
 ・股関節伸展筋群、殿筋(伸ばす筋肉)
 ・※ハムストリングス(大腿後面)
 ・※広背筋   
 
Lv.1 5秒 ✕ 10回 ✕ 3Set (両足)
Lv.2 5秒 ✕ 10回 ✕ 3Set (片足ずつ交互)

 
 

 

どの形のトレーニングも
ドローインの状態で腹圧を高めた状態で
行いましょう。
骨盤 - 背骨 -胸郭 - 肩甲骨
この4つの部位を正しい姿勢で
安定させる事を重視しましょう。

 

ジュニアスイマーに薦めるストレッチ②

今回は「ジュニアスイマーに薦めるストレッチ②」と題して
 
競技力向上障害予防を目的にした
 
コンディショニング方法をご紹介します。
 
 
前回は「ストリームライン」「姿勢」について
 
胸椎、胸郭、肩甲骨の可動性を高めるストレッチ
 
ご紹介しました。
 
 
背中や腰、肩甲骨が固く、姿勢が悪いままでは
 
抵抗が少なく、効率の良い姿勢や泳ぎは作れません。
 
体力をつける事だけでなく、テクニックを磨く事が
 
競技力を高め、怪我をしない体を作る事には大切です。
今回は体幹の回旋に対するストレッチと
エクササイズをご紹介します。
体幹の回旋 = 胸郭を開く
すなわち抵抗が少ないローリング運動が出来る
ようになる事を目指します。
上の図の様に大胸筋が短縮し
背中が固く、丸くなった状態では
頭や首が前方に出てしまい首の角度が強まります。
肩甲骨も上方に挙がり易く、この状態で
ストリームラインを組む事は困難であり
抵抗は大きくなります。
 
ローリング時の胸郭の回旋を妨げ
リカバリーで体が開かない原因でもあります。
 
先ずは大胸筋や胸郭の前面、体側部の
柔軟性を高めて、肩甲骨が内転位(背中に寄せる)
を取り易い状態にします。

胸筋群と体側、胸郭前面の柔軟性を高める事で
ローリング動作や、リカバリーでの肩甲骨の内転、
肩や胸郭の開きをスムーズにします。


胸郭の開きがスムーズになる事で
ローリング時のボディバランスの崩れや
力みを減らした効率の良いストロークを
可能にします。
 
上記のストレッチを行う際は
頭から背骨、骨盤までを
泳いでいる時のポジション、姿勢をイメージして
取り組んでください。

姿勢をきれいにする方法(運動プログラム)

今回は「姿勢を改善させて元気になる方法」と題して
 
肩こり・腰痛、姿勢の改善に悩みや課題を持たれる
 
ビジネスパーソンに向けてご紹介します。
 
 
・慢性的に肩や背中がツライ・・・
 
・腰痛が辛くて作業に集中できない・・・
 
・首が張って頭痛もする・・・
 
 
そんな悩みや課題を抱えたまま、日々の激務を
 
奮闘されている方が多いのではないでしょうか?
 
誰もが朝起きた時にしっかり疲れがとれていて
 
元気なコンディションで仕事に挑みたいと思ってますよね。
 
疲れにくいタフなからだになりたいですよね。
 
今回はこれらのツライ症状がご自分で改善出来て
 
尚且つ疲れにくいタフで元気な体を作れる・・・
 
そんなセルフケアとトレーニングを解説していきます。
 
これまでにも姿勢が大きな要因であると
 
説明してきました。
 
先ずは代表的な猫背から改善させましょう。
1.上半身のストレッチ

胸をストレッチする事で
肩甲骨や肩が前方に引っ張られる力を減らし
胸椎が伸びやすく、胸郭も拡げやすくなります。
結果 背中や肩の緊張がとれやすくなります。
2.首のストレッチ

肩こりや首の痛みには
背骨や重心に対する頭の位置や
首の角度が関係しています。
特に頭が前方に位置して、首の前弯が
過剰になる事で症状が出やすくなります。
首の横の部分を伸ばす事で
頭が引っ張られる力を減らす事が出来ます。
 
 
3.股関節(前面)のストレッチ

デスクワークや車の運転など
座っての作業が多い方、運動不足の方など
腸腰筋が固くなり、股関節を伸ばせないケースが
多くあります。
股関節の前や体側を伸ばす事で
股関節から腰の緊張をやわらげ
背骨を伸ばし、骨盤を立てやすくなります。
4.背骨、胸郭、肩甲骨のエクササイズ

ストレッチをして動かしやすくなった状態で
筋肉を収縮させる事をしていきましょう。
筋収縮により関節が動く事で
姿勢を正しく、負担の少ない形に支える事を
可能にします。
5.背面のトレーニング

お尻、背中、腹筋を鍛える事で
背面から体を引っ張り、支える筋肉を
強化出来ます。
 
姿勢とは体の筋肉が前後左右から引っ張る張力の
バランスで出来ています。
前が強く引っ張ると、体は前に傾き
後で引っ張れなくなります。
 
意味合いをイメージして取り組んでみてください。

 

体幹トレーニングの効果的な方法 No9「サイドブリッジNo3」

今回は「体幹トレーニングの効果的な方法」No9
サイドブリッジについて第三弾をご紹介します。
 
前回のスタビライゼーションとはまた別の要素を
 
含めたトレーニングです。
 
強度も中強度~高強度の内容になるので
 
アスリートは日々のトレーニングに
または体力作りやダイエットなど
自身のフィジカルを高め、ハイパフォーマンスを
可能にする為に活用してください。
先ずは今回解説するトレーニングからご覧ください。

~ How to ~
 
1.膝~肘で支えたサイドブリッジの状態で行います。
 
2.からだを真っ直ぐに伸ばした状態でキープします。
 
3.伸ばしている足を真っ直ぐ上下に動かします。
 
4.支えている足と体幹の形が崩れない様に固定しましょう。
 
5.10~15回ゆっくり動かします。 2~3Set行いましょう。
 
 
ポイント
・支えている部分、固定する部分は出来るだけ
 姿勢や形を変えずに行いましょう。
 
・動かす部分は出来るだけ力まず、可動性を意識して
 動作を行いましょう。
 
・止める部分と動かす部分を理解して取り組みましょう。
 
 
効果
 体側、お尻(殿筋)、背筋、広背筋の強化
 
写真の状態では
 
固定:左体側、左下肢、股関節
可動性:右股関節
 
が要素として含まれています。
今回ご紹介した内容は
 
トレーニングの要素に
 
安定性(Stability:スタビリティ)
 
可動性(Mobility:モビリティ)
 
が含まれております。
 
この2つの要素は
 
運動をより効率よく、安全に行うために
 
重要なポイントであり、からだの部位や
 
関節によって、運動時に求められる役割があります。
 
 
~競泳に関して~
例えば競泳選手がストロークを大きくしようと
 
肩関節、肩甲骨の可動性を意識したとします。
 
この場合水を押える際に肩甲骨が安定しないため
 
プルのエネルギーが効率よく推進力に繋がりません。
 
肩甲骨は柔軟性は必要ですが、動作の中では
 
安定する事が必要です。
 
もし安定性に欠ける場合は肩の故障に繋がったり
 
パフォーマンスの低下に関係します。
 
よく選手からも
 
「肩甲骨が使えていない」
 
「肩甲骨から動かせていない」
 
など肩甲骨にフォーカスした言葉や
 
質問を耳にしますが、ここでの
 
肩甲骨の安定性と可動性を間違ってはいけません。
 
競技レベルの高い選手は自然とからだで理解している
 
様ですが、柔軟性や関節弛緩性の高い選手、
 
特に女子選手はこの安定性を理解して
 
取り組む事でパフォーマンスアップと
 
障害予防が出来ると思います。
 
またこの点は今後詳しく説明していこうと
 
思います。

 

体幹トレーニングの効果的な方法 No.8「サイドブリッジ」

今回は「体幹トレーニングの効果的な方法」
(サイドブリッジ)と題してご紹介します。
 
これまでにもサイドブリッジについて
 
基礎となる部分を解説しております。
 
こちらも合わせて参考にしてください。
 
 
今回は少し強度を上げた内容の
 
トレーニングを紹介します。
 
アスリートは注意点やフォームを意識して
 
取り組んでいただければ、体幹の強化に
 
効果的な内容です。
 
どんなスポーツや競技でも体幹を
 
強化する事はパフォーマンスを高めるのに
 
重要な事です。
 
今回のトレーニングでもあらゆるスポーツに
 
適応していますので、是非継続して
 
取り組んでみてください。
 
 
スポーツを目的とされない方でも
 
ダイエットや体力作りには十分効果的です。
 
難度が高くなるため、フォームが崩れやすく
 
目的となる筋肉に効果が得られない可能性も
 
ありますので、正しく行える強度で
 
取り組んでください。
 
 
サイドブリッジ(強度 中~強)

~ How to ~
 
(写真うえ 中強度)
1.横向きの状態で、両足と肘で体を支えます。
 
2.足を閉じた状態で揃えて行います。
 
3.からだを真っ直ぐに保ち行いましょう。
 
4.45~60秒程キープします。
 
 
(写真した 高強度)
1.横向きの状態で、両足と肘で体を支えます。
 
2.足を開いた状態で片足で支えて行います。
 
3.上の手を真っ直ぐ上に伸ばしておきます。
 
4.からだを真っ直ぐに保ち行いましょう。
 
5.30~45秒程キープします。
ポイント
・からだを真っ直ぐな状態でキープしましょう。
 
・上半身を支える肘、肩の肩甲骨を支えましょう。
 
・腰が反らない様に注意しましょう。
 
効果
 体側、お尻(殿筋)、背中(広背筋)の強化
今回は安定性(スタビライゼーション)
目的としたトレーニングを紹介しています。
 
前面ではフロントブリッジ
 
後面ではバックブリッジ
 
今回ご紹介したサイドブリッジ
 
複合的に行う事で体幹の安定性が
 
強化出来ます。
 
姿勢やフォームの安定には必須項目ですので
 
是非参考にし取り組んでください。
 
 
~競泳選手への効果~
競泳選手はレース中に最後まで正しく
 
水の抵抗が少ないストリームラインを維持する事が
 
求められます。
 
その姿勢が崩れる事でボディポジションが下がり
 
または傾く事になり、水の抵抗が増えます。
 
キック、プルの動作を効率よく推進力に繋げるためには
 
この体幹の安定性が必要です。
 
モーターボートで例えるボディ(船体部分)が
 
柔らかい状態ではスピードに負けてしまいます。
 
体幹の剛体化を理解して日々のトレーニングに
 
活かしてください。

 

体幹を鍛えてパフォーマンスを上げる方法(プログラム例)

今回は
「体幹を鍛えてパフォーマンスを高める方法」
と題して、プログラムの一例をご紹介します。
 
アスリートであれば日々のトレーニングや
練習のウォーミングアップなどに数セットを
行うことで、体幹の安定性が高まり、腕や足への
連動性や筋力発揮を著しく高める事が可能です。
 
健康管理や日々の体力作りダイエットなどを
目的に取り組んでいただいたとしても効果的です。
体幹の筋力が増強する事で代謝量が増加し
姿勢の改善も出来ます。
 
また体幹の筋力が働く事で
姿勢と重心がどっしり安定します。
 
・デスクワークで肩や腰が辛く集中できない
 
・会議中に長時間座ってる事がツライ
 
・移動中の車の運転で体が疲れる
 
・通勤の移動や電車内で辛い  などなど
 
そんな日常生活の中で悩まれている方は多いようです。
 
これらの問題は体幹が弱いことで起こっている
からかもしれません。
 
体幹筋力を鍛える事は日々の姿勢をシャキッとさせ
体に力がみなぎり、必ず集中力とパフォーマンスを
高めてくれます。
 
競技パフォーマンス向上の為に
 
日々トレーニングやセルフケアに取り組む
 
アスリートと同様に
 
ビジネスでの成果やパフォーマンスを高めるために
 
ビジネス・アスリートとして
 
日々のコンディショニングに励んでください。
 
 
 
体幹トレーニングのセットプログラム例
①ドローイン(下部、深層腹筋群)
 骨盤をおへそ側に閉じる様にお腹を凹めると
 腹筋群の下部・深層が働きます。
 この筋肉は骨盤、腰椎の安定を高め
 ウォーミングアップに取り入れる事で
 体幹の中でも重要な下腹部の筋出力を
 効果的に高める事が出来ます。
 
 ※上向けに寝た状態で行うと良いでしょう。
 

②バックブリッジ (おしり、背筋、太もも裏)

 背面を鍛えるメニューです。
 お尻は骨盤、股関節の安定に働きます。
 肩甲骨を寄せる様に背中を使う事で
 肩甲骨の安定性と背筋を鍛える事が出来ます。
 これによって背筋と広背筋や菱形筋という
 肩甲骨の安定に重要な筋肉の連動性や協調性を
 高める事が出来ます。
 
 ※ドローインの状態を保って行いましょう。
 
③フロントブリッジ (腹筋群、前鋸筋、股関節屈筋群)
 前面を鍛えるメニューです。
 腹筋を鍛える事に効果的です。
 腰が反らない様に注意しましょう。
 
 60秒正しいフォーム、姿勢でキープ出来る様に
 頑張ってみましょう。

④サイドブリッジ(体側、殿筋、背筋、広背筋)
 側面を鍛えるメニューです。
 体側の腹斜筋や殿筋(おしり)の強化に効果的です。
 バッティングやドライバーの飛距離
 ランニング時の推進力などを向上する時は
 見落としがちなからだの側面を是非鍛えてください。
 
 ※腹筋、背筋を両面均等に力を使う様に行いましょう。

⑤バックエクステンション (背筋群、菱形筋、僧帽筋中下部)
 背筋群や肩甲骨周囲を鍛えるメニューです。
 肩甲骨を背中、後面に引き付ける筋群を
 鍛える事に効果的です。
 上半身を使うスポーツには欠かせない筋肉です。
 また姿勢を正しくキレイに保つ為にも
 このメニューは効果的です。
 肩甲骨を後ろで敷き寄せる事で
 胸が自然と開き、背中が丸くなるのを防ぎます。
 
今回は上記にご紹介した①~⑤のメニューで
構成したプログラム例になります。
 
比較的に簡単で、取り組みやすいメニューで
構成しましたので、初心者の方でも
十分取り組んでいただけます。
 
アスリートやトレーニング上級者には
簡単なメニューになってますが、注意点や
フォームなどより細かく意識して取り組んで
いただければ効果的でしょう。
 
是非このプログラム例を一日に2~3Set
行ってみてください。