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オフィスで出来る肩こり対策(胸椎・胸郭のストレッチ)

今回は「オフィスで出来る肩こり対策」をテーマに

胸椎 と 胸郭 に注目して、可動性柔軟性

獲得するストレッチをご紹介します。

特に読んで参考にして欲しい方々は
オフィス等でデスクワークをするビジネスパーソンです。

肩こり・首の痛み等 まあ腰痛も含めて

慢性的に辛い症状に悩んでいる方々は多いですよね。

大抵の方はがまんして、根性で乗り切る。

また同じぐらいの方々は整骨院やマッサージへ通い

ケアをしてもらっている思います。

しかし症状に悩む方が一向に減らず、

年代が上がるにつれて増えるのは何ででしょう??

沢山の方が問題の解決にいたってないからですね。

では私が取り組む問題解決のヒントを解説します。

以前の記事で
肩こりや首の痛みと姿勢が深い関係にあると
解説してきました。 ⇒ 姿勢についての記事

悪い姿勢の特徴
・背中が丸くなる
・肩が前に入る(閉じる)
・頭が前方にでる

これら上半身で起こる現象は

人間だれでも起こり易いものです。

日頃の運動習慣がなかったり

長時間パソコンの作業などが続くと

その姿勢で筋肉も固くなってしまいますよね・・・

どこが固くなるのか。。。
ます胸椎 ⇒ これは背骨(脊柱)の胸の位置が胸椎です。

人間の生理的な特徴としては胸椎の弯曲は

後弯(こうわん)といい後に丸くなる状態です。

要するに元々悪くなるように出来ている・・・

次は胸郭 ⇒ これは肋骨(あばらぼね)や胸骨、鎖骨で

構成されている、肺や臓器をおおうカゴをイメージ

してください。

この胸郭にはたくさんの筋肉や筋膜がついています。

深呼吸してみましょう。
この胸郭が膨らんでしぼむ動きを感じれますよね。

中に肺があるので、呼吸運動と共に

この胸郭が動きます。

では次にパソコン作業をする様な姿勢で深呼吸して
みましょう。

胸郭の動きが小さくなるはわかりますか??

このまま胸郭についている沢山の筋肉が固くなると
どうなるか想像できますよね?

先ずは次に紹介する2つのストレッチから

毎日取り組んでみてください。

この胸椎・胸郭の動きを増やし、筋を柔軟にする

効果があります。

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イスに座った状態や壁がある所で簡単に出来ます。

是非試して取り組んだください。

ご自宅で出来る胸椎・胸郭のケアはこちら
⇒ 胸椎・胸郭のストレッチ

体幹トレーニングの効果的な方法 No2 「フロントブリッジ(応用編)」

今回は「効果的な体幹トレーニング No2」ということで

以前に紹介した「フロントブリッジ」の応用編として

エクササイズを説明していきます。

内容はアスリートやスポーツや体作りを目的に

トレーニングをされている方々向けとなりますが

ダイエットや姿勢改善にも効果的な方法ですよ。

段階的な強度変化
1.肘と膝を支点に行う
2.肘とつま先部分を支点に行う
3.手や足を浮かせて支持面を減らして行う
4.対角線上の手と足を上げる
5.バランスボールやディスクの上に支持面をおく

エクササイズの難度が段階的に強くなるように
説明しています。
支点の距離を離す ⇒ 支持面、支点を減らす
難しくなっても体幹部の固定やドローイン
崩さない様に注意しましょう。

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肘ー膝 シングルアーム
(写真うえ)
1.肘ー膝を支点にフロントブリッジの姿勢を作ります。
2.片方の手をまっすぐ前方にのばします。
3.3~5秒キープすれば、元の位置に戻し手を変えて
 行いましょう。
⇒ この時に出来るだけ、からだの傾きや、腰の反り
 お尻が上るなど、体幹部の姿勢を変えない様に
 注意して行いましょう。

肘ー膝 シングルレッグ
(写真した)
1.肘ー膝を支点にフロントブリッジの姿勢を作ります。
2.片方の足をまっすぐ後方にのばします。
3.3~5秒キープすれば、元の位置に戻し手を変えて
 行いましょう。
⇒ この時に出来るだけ、からだの傾きや、腰の反り
 お尻が上るなど、体幹部の姿勢を変えない様に
 注意して行いましょう。

2つのエクササイズは支点を減らす事で
難度が上っています。
体幹部にスクエアを作り、その形が傾かない様に
注意しましょう。

スポーツでどう活かされるのか?
・競泳、陸上などの記録競技
⇒ ストリームラインを維持する筋力です。
スピードが上がると水の抵抗が上がります。
また後半スタミナが切れると腰が落ちたり
上体があがったり、ストリームラインが
崩れてしまいます。
それに耐える体幹筋力に活かされます。
陸上ではランニングフォームや姿勢の維持に
必要です。

・サッカー、バスケ等 フィールド種目
⇒ 相手選手とのコンタクトや
アジリティ、クイックネスなどのキレを
向上させるためには、体幹部の剛体化が
必要です。

これらのエクササイズは数多く紹介されています。
ベーシックな種目であるので
競技種目によってこれらのエクササイズの基本を
応用すると、特性や特異部分を含めた内容で
行っていただけます。

是非ポイントを注意して取り組んでください。

パフォーマンスアップのための体幹ストレッチ

今回は「パフォーマンスアップのための体幹ストレッチ」

と題して 背骨(胸椎~腰椎)と胸郭、骨盤、肩甲骨

柔軟性アップを目的にしたストレッチを紹介します。

この内容は様々なスポーツ・競技で活用していただけ

アスリートだけでなく、アーティストやダンサー、

オフィスワーカーにも日頃のコンディショニングに効果的です。

体幹部の柔軟性としせい

体幹の周囲筋群の柔軟性や、背骨・胸郭などの可動性は

スポーツのフォームや基本姿勢を築くために

必要不可欠です。

またからだの中心部の動きが悪い(固い)

肩、股関節、膝、足首など末梢の関節運動

無理のある動きを要求してしまいます。

ですのでパフォーマンスアップはもちろん

ケガの予防や改善にも効果があるので

是非参考にして取り組んでください。

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オフィスワーカーや特に運動をされない方々も

このストレッチは姿勢改善やリラックスの

効果があり、肩こり・腰痛対策として

使っていただけます。

 

ペルビックティルト(よつばい)

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~ How to ~
1.よつばいの状態で、からだを丸める~反らせるの動きを
交互に行います。
2.(丸める) おへそをのぞき込むように頭を下げ背中を
丸めます。 ※出来るだけ背中を上に高く突き上げる
3.(反らせる) 上を見る様に顔をあげて背中を反らせます。
※出来るだけみぞおち辺りを床に近づける様に。
⇒ 骨盤の前傾、後傾が重要です。写真の様に
 丸くなる時は後傾、反らせる時は前傾を心掛けましょう。

 オフィス等、座った状態で出来る方法はこちら
⇒ 「体幹コンディショニング -可動域改善ー」

背骨(胸椎)の伸展ストレッチ(反らせる動き)

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~ How to ~
1.うつぶせの状態で、からだを反らせる様に上半身を
押し上げます。※みぞおち辺りまで。(写真うえ)
⇒ 腹筋や腰を伸ばすストレッチになります。

2.よつばいの状態から手を前に着き、お尻を後方へ突き出す
様に胸をゆかに近づけます。※胸が着くまで。(写真した)
⇒ 胸や肋間筋、広背筋のストレッチになります。

⇒ 胸郭が広がり、肩甲骨の可動性も増えるので
  肩関節のストレッチとしても効果的です。

オフィス等で出来るむねのストレッチ方法はこちら
⇒ 「デスクワーク時の首の痛み」

今回は体幹部の前後・開閉の動き作りをご紹介しました。
是非ご自身でお試しください。

オフィスで出来る腰痛対策(股関節のストレッチ)

今回はビジネスパーソン向けの記事投稿になります。

「オフィスで出来る腰痛対策」と題して

オフィスワーカーが仕事や作業の途中にでも

すぐに、簡単に、効果的に、取り組める

ストレッチの内容をご紹介していきます。

これまで股関節が固くなったり、悪い姿勢

長時間の同じ姿勢が腰痛と深い関係性がありますよ!

と解説してきました。

その中で数種類のストレッチを腰痛対策として

載せてきました。

今回はオフィスに居ながら、座って出来る体操

をご紹介します。

股関節のストレッチ(お尻のストレッチ)

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股関節外旋・屈曲のストレッチ
1.片方の足の足首辺りをを反対側の膝に乗せ、
おじぎをする様に上体を被せる様に倒しましょう。
2.出来るだけ乗せた足の膝は外側へ押し下げ、
股関節の外旋(膝を外に傾ける)を作りましょう。
3.骨盤を前傾させる様にからだを傾けると効果的です。
⇒ おしりの筋肉がかたくなる事で股関節の可動域制限や
骨盤の前傾をいじする事が困難となり、悪い姿勢を
作り出す条件となります。

体幹の回旋ストレッチ

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腰をひねるストレッチ
・両膝を軽く広げ座った状態から、背もたれと対角の膝を
手で押さえ、互いに引っ張り合う様に、腰をひねります。

・背中、腰、おしりの筋肉が伸ばされます。

・体幹を伸ばし、胸を張る様に行えば効果的に伸ばせます。

⇒ 自宅やスペースのある所で同様の効果を求める
ストレッチはこちらで解説しています。
「腰痛予防の為の体幹部のウォーミングアップ」

背骨の運動(バネの体操)

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以前にもご紹介した方法ですが
ペルビックティルト といい、骨盤の前傾~後傾
獲得する体操です。

この体操は骨盤の動き、股関節、背骨、胸郭、肩甲骨

一つの体操で多くの部分への効果が得られます。

こちらも合わせて取り組んでいただくと

より効果的なコンディショニングが可能となります。

⇒ 以前の記事はこちら
「体幹コンディショニング No2」

是非お試しください。

頭痛や肩こりに効果的なセルフケア(首周囲のセルフリリース)

今回は自分で出来る頚部(首)のセルフケアをご紹介します。

ひごろ肩こりや頭痛、くびの痛みに悩む方々は多くおられます。

デスクワークの多い、ビジネスパーソンのみならず、

学生や主婦の方にも、この症状は多く

様々なケアの方法が雑誌やテレビでも紹介されているようです。

これまで肩のストレッチや首のストレッチを数種類

解説してきました。

どれも普段から指導したり、セルフケアに活用されている

効果的な内容です。

今回も自分でできる効果的なケアをご紹介しますので

ぜひご自身で取り組んでみてください。

頭痛や肩こりに効果的なセルフケア

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首周辺のセルフ筋膜リリース
・胸鎖乳突筋(きょうさ にゅうとつ きん)
鎖骨、胸骨と頭部をつなぐ筋肉です。

 ≪作用・働き≫
 ・下を向いたり、首を横に倒したり、
  振り向き動作などの回旋に働きます。
 ・下を向く ⇒ 両側の胸鎖乳突筋が短縮
 ・右に頭を倒す ⇒ 右側の胸鎖乳突筋が短縮
 ・左方向に振り向く ⇒ 右側の胸鎖乳突筋が短縮

筋の短縮と頭・首の位置の関係

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・頚部の筋肉・筋膜が短縮や緊張状態にあると
 頭の位置が重心線に対して前方に引っ張られます。

・頚椎の前弯が強くなり、首の反りを強める原因となります。

・背中が丸いなどの悪姿勢は、頭頸部の前方位を助長します。

⇒ 背中を伸ばし、胸郭や肩甲骨の位置が改善する事で
  頭の位置や頚椎の前弯は改善しやすくなります。

アスリートにおいては
・すぐに心拍数が上ってしまう
・腕や肩が動かせなくなる
・すぐに呼吸が苦しくなる

など、首の周辺筋の緊張が原因で継続して

トレーニングが出来なかったり、高強度の

練習がこなせない等のケースに遭遇する

機会があります。

ストレッチやトレーニング等のセルフケアに

取り組んでいても、なかなか疲れがとれない

からだが回復しない時など、この首周辺の

セルフリリースをしてみてください。

腰痛に効果的なセルフケア(股関節内旋のストレッチ)

今回は「腰痛に効果的なセルフケア -第三弾-」です。
前回股関節の外旋のストレッチを紹介しましたので
その反対方向である股関節の内旋をご紹介します。

この内旋のストレッチはポーズややり方によって
伸びる部分や、目的が変わってきます。

今回は一番基本的で簡単なモノをご紹介します。

股関節ストレッチ(内旋) ※外旋筋群のストレッチ

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1.両膝を開いた状態で両手は後ろに置きます。
2.片方の膝を内側に倒し、反対の膝は外に開きます。
3.開いた方の足を倒した膝の上に乗せて膝とお尻を
 引っ張り合う様に伸ばします。
・倒した膝と体が真っ直ぐになり、膝がからだより内側に
 入り過ぎるのを防ぎましょう。
・お尻が浮いてこない様に床に着けたまま、引っ張り合うと
 効果的に伸ばせます。

股関節の外旋筋群は以下のとおりです。
・大殿筋 ・梨状筋 ・大腿方形筋
・内閉鎖筋 ・外閉鎖筋 ・上双子筋 ・下双子筋

お尻の後ろ~横や股関節の内部で伸びる感覚があれば
効果的に伸ばせています。

股関節のウォーミングアップへの運用

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上記のストレッチのポーズを左右交互に入れ替えるように
リズムよく行います。
運動前やトレーニング前に行うと股関節の可動性や
骨盤、背骨、胸郭との連動を得られます。

競泳選手への指導
競泳でも股関節の内旋~外旋は重要視して指導しています。
股関節の柔軟性が不足する事でキックの蹴り込み、蹴り上げ、
またはローリングの際に過剰に腰が反ってしまったり、
胸郭と骨盤の捻じれで代償する要因となりえます。

体幹部が過剰に動いたり、安定できない様では
推進力やテンポスピードが効果的に上げる事が
難しくなります。
体幹トレーニングで強化した効果を活かす為にも
股関節周囲の柔軟性は重要と考えます。

今回で股関節の内旋、外旋、伸展のストレッチを
ご紹介してきました。
今後屈曲方向のストレッチをご紹介していきます。
腰痛の予防や改善に向けて、是非取り組んでみてください。

効果的な上半身の筋力強化の方法(プッシュアップ)

今回は「効果的な上半身の筋力強化の方法」と題して、
プッシュアップ(腕立て伏せ)をとりあげ解説していきます。

対象はアスリートにもトレーニングが趣味の方も
今からからだを鍛えよう、鍛えたいと考えてる方
にも全ての方々に参考にしていただけます。

まず今回、最初に投げ掛けたい事は
「その腕立て伏せ、正確に胸に効いてますか?」
何故こんな事から始めるかと言うと、リハビリや
トレーニング、ダイエット、からだ造り等…
指導する中で、きっちりしたフォーム、
正確な筋肉の活用、効果的な効かせ方を出来て
いない方々が多いからです。

プッシュアップは「筋トレを始めよう!」と
思った人が、すぐに思い付き、家でもすぐに
取り組めるエクササイズです。
一般的で認知度が高い為に簡単に思われますが
細かいフォームや効果を考えてやると、
案外難しかったり、アドバイス後に今までと違う
感覚に出会えたりと、やり方1つで効果の大小が
変わってきます。

今回は落ち入り易いミスと具体的なポイントを
解説します。

落ち入り易い間違い

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・頭の位置が下がっている
・腰が反っている、丸くなっている
・肩甲骨が浮き上がっている
・肩の位置が上に上がっている
・手の幅、位置が下過ぎる、上過ぎる
・降ろしていく順番が違う

これに加えて、左右のアンバランスなども多く
遭遇します。

フォームの誤りの大半は、体幹や肩甲骨の安定性不足、
もしくは安定させる感覚を理解していないか・・・
その次に肩関節の動かし方が影響しています。

これら間違ったフォームや認識でのトレーニングは
肩の故障や、せっかく取り組んでもパフォーマンスアップに
繋がらない・・・という辛い結果に繋がります。

先ずは段階的に取り組んでみましょう。
・膝着きのプッシュアップ

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効果的に行うためのヒント
・胸を張る様に背骨を伸ばしたまま行うと
 胸筋がやや伸張した状態で行え効果的です。
・両肘を体から離す様に、からだと水平に曲げると
 肩甲骨や肩の位置を変える事無く行え効果的です。
・下肢の視点と頭の頂点のラインを一直線に保ち
 行いましょう。体幹の機能がポイントです。

是非一度試してみてください。
今後は段階を挙げた(高強度)のプッシュアップもご紹介します。

腰痛に効果的なセルフケア(おしりのストレッチ)

今回は「腰痛に効果的なセルフケア -第二弾-」と題しまして
おしり(殿筋)のストレッチをご紹介します。

おしり=殿部(でんぶ)
大殿筋、中殿筋 と耳にする名前でもあるかもしれません。
股関節 をおおっており、腰痛や運動に大変影響のある筋肉です。
今回は腰痛に効果的で、自分自身で取り組める
予防・改善の内容を解説していきます。

アスリートは日々のトレーニングや競技の練習で
筋疲労が蓄積し、殿筋が固くなります。
そして股関節の可動域制限や、短縮した殿筋・筋膜が
腰・背中を引っ張り腰椎や骨盤の動きを制限します。
結果、腰部周囲の筋で痛みを感じたり、骨盤付近での痛みや
腰椎や椎間板での障害へと発展していきます。。。

またデスクワークなどが多いビジネスパーソン
座っている姿勢そのものがからだへのストレスとなります。
運動不足やケア不足により、固くなった背中や股関節が
結果として腰部の痛みの原因要素となります。
特に姿勢が悪いままの座位姿勢は負担が増大します。
この場合も慢性的な症状として、特異的な疾患へと
発展しかねません。。。

おしりが固くなると、股関節が固まる!

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股関節が固まる?
おしりの筋肉で今回解説する筋肉は 大殿筋、中殿筋
この筋肉は股関節の 伸展 や 外転 に作用します。
伸展=歩行でいうと「地面をけり足をからだより後方へ送る」動作
外転=横に寝た状態で、上になった足を真横に挙げる動作

座っている姿勢は股関節の屈曲となります。
伸展の逆の動きです。
大殿筋が固くなり短縮していると
股関節の屈曲を制限します。
結果股関節が固まり、座位姿勢では固くなった
大殿筋が引っ張られることになってしまいます。(上図を参考)

股関節外旋のストレッチ

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1.片方の膝を曲げ、もう片方は後方に位置します。
2.曲げた膝に上半身を被せる様にからだを前に
 曲げます。
3.膝とお尻の位置を引き離す様に行いましょう。
4.上半身を倒す角度を変える事で、お尻の伸びる部分も
 変える事が出来ます。

デスクワーク中でも片方の足を反対の足に乗せる事で
同様のストレッチが可能です。
是非取り組んでみてください。

腰痛に効果的なセルフケア(股関節のストレッチ)

今回は「腰痛に効果的なセルフケア」と題しまして
股関節のストレッチをご紹介します。

腰痛を抱える方や以前に腰痛があったと言う方、年に数回ぎっくり腰になる方
ビジネスパーソンであれ、アスリートであれ、老若男女問わず
経験や悩みをお持ちであることでしょう。

腰痛と一言にいっても・・・
・からだのどの部分が問題なのか?
・神経症状などを伴う特異的なものなのか?
・筋疲労による慢性的なものなのか?
・筋や筋膜の損傷なのか?
・腰椎や骨盤の捻挫なのか?
発症部位や損傷部位、疼痛発生のメカニズムは様々です。

そして国民の4人に1人とも言われる腰痛の発症率
その中でも85%は病院で検査をしても
病態としての所見が骨や関節、靭帯には診られない
主に筋や筋膜での慢性的な疲労による腰痛だという事です。

だから腰痛は発症メカニズムと、そのタイプ別の具体策・改善策
個人が理解して取り組めば、大半は病院など行かずに改善出来ると
考えます。

もちろん腰痛のリスクファクターや問題点は人それぞれに別であり
専門家に先ずは評価と改善までの治療方針を確認するべきです。

今現在ひどく痛みの無い方は、まず日々の習慣の中に
セルフケアを取り入れ、予防・改善に取り組んでみてください。

股関節のストレッチ(腸腰筋・股関節前面)

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1.片膝を立てた状態で骨盤を並行に前に送ります。
2.この時に骨盤が前に傾き過ぎない様に軽くお腹を凹めます。
※やや後傾位になる意識でOKです。
3.後ろ側の脚の股関節・前面が伸ばされます。

股関節のストレッチ (応用編)

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1.先のストレッチの形から伸ばしている脚と同側の手を
頭上に挙げます。
2.この時に骨盤と胸郭を引き上げる様に姿勢を立てます。
※床に着く膝と手の距離を出来るだけ離しましょう。
3.上体を支えている脚の方へ倒し、からだの側面を伸ばします。

これらのストレッチは
腸腰筋、大腿四頭筋、大腿筋膜脹筋、
腹斜筋、肋間筋、広背筋などに効果があります。

腸腰筋はこんな時に働きます
・階段を上る時に膝をあげる
・走る時に太ももを挙げる
・体幹を屈曲させる働きもあります。(腹筋と協同)

特にアスリートは重要な筋肉でありますが、
上手く使えている選手やトレーニングで確実に使えている選手は
少ない印象です。

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慢性的に固くなっていると腰痛の原因になります。
・腰を反らせることが痛くて出来ない
・体幹トレーニングで腰が痛くなる
そんな方は特にこのストレッチを取り入れてください。

腰痛予防の為の体幹部のウォーミングアップ(回旋の可動域改善)

今回はアスリート向けにウォーミングアップに効果的な
体幹部の回旋可動域を改善するストレッチを紹介します。

運動前のストレッチや関節の適合性、動きを高める体操は
ケガの予防や障害予防に効果的であり
アスリートに対してはベストパフォーマンスを発揮するため
必要不可欠なウォーミングアップのいち要素です。

ウォーミングアップに必要な要素として
・可動域の改善
・筋温度の上昇
・筋出力の発揮
・心肺機能、呼吸機能の促進
・筋、腱の反射活動の促進
・トップスピード(速度、運動)の獲得
・傷害回避動作の教育 など・・・

細分化するとさらに項目や要素は増え多岐に渡ります。

今回ご紹介する内容では
運動するにあたって必要な
可動域改善と筋温度の上昇が可能になります。

体幹部のストレッチ(回旋の可動域改善)

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今回はこの動作を以下の方法で行いましょう。
【伸展】※写真ひだり
・軽く下腹部に力を入れておきましょう。(ドローイン)
・片側で20~30秒ずつ筋を伸ばしましょう。
・反動をつけずに左右交互に大きく動かしましょう。
・10回ずつ捻り、2~3セット繰り返しましょう。

【屈曲】
・軽く下腹部に力を入れておきましょう。(ドローイン)
・片側で20~30秒ずつ筋を伸ばしましょう。
・反動をつけずに左右交互に大きく動かしましょう。
・10回ずつ捻り、2~3セット繰り返しましょう。

効果のある部分
【伸展】※写真ひだり
・腹斜筋
・腸腰筋
・大腿筋膜脹筋
・大腿四頭筋

【屈曲】※写真みぎ
・背筋群
・胸腰筋膜
・大臀筋、中臀筋 など殿筋群
・腸脛靭帯、大腿部外側

以下の様なスポーツや動作に効果的です。
・競泳 - ローリング動作
・テニス - ラケットスイング動作
・野球 - バッティング、ピッチング動作
・バレーボール - アタックやサーブ動作
・バドミントン - ラケットスイング、スマッシュ動作

主にスポーツ動作に回旋を多用する競技を挙げました。
その他のスポーツでも腰背部や体幹の回旋可動域の
改善には効果的です。

またウォーミングアップだけでなく、クールダウンにも
活用できます。
それぞれのポイントなどはまた今後解説したいと思います。

是非お試しください。