今回は自分で出来る頚部(首)のセルフケアをご紹介します。
ひごろ肩こりや頭痛、くびの痛みに悩む方々は多くおられます。
デスクワークの多い、ビジネスパーソンのみならず、
学生や主婦の方にも、この症状は多く
様々なケアの方法が雑誌やテレビでも紹介されているようです。
これまで肩のストレッチや首のストレッチを数種類
解説してきました。
どれも普段から指導したり、セルフケアに活用されている
効果的な内容です。
今回も自分でできる効果的なケアをご紹介しますので
ぜひご自身で取り組んでみてください。
頭痛や肩こりに効果的なセルフケア
首周辺のセルフ筋膜リリース
・胸鎖乳突筋(きょうさ にゅうとつ きん)
鎖骨、胸骨と頭部をつなぐ筋肉です。
≪作用・働き≫
・下を向いたり、首を横に倒したり、
振り向き動作などの回旋に働きます。
・下を向く ⇒ 両側の胸鎖乳突筋が短縮
・右に頭を倒す ⇒ 右側の胸鎖乳突筋が短縮
・左方向に振り向く ⇒ 右側の胸鎖乳突筋が短縮
筋の短縮と頭・首の位置の関係
・頚部の筋肉・筋膜が短縮や緊張状態にあると
頭の位置が重心線に対して前方に引っ張られます。
・頚椎の前弯が強くなり、首の反りを強める原因となります。
・背中が丸いなどの悪姿勢は、頭頸部の前方位を助長します。
⇒ 背中を伸ばし、胸郭や肩甲骨の位置が改善する事で
頭の位置や頚椎の前弯は改善しやすくなります。
アスリートにおいては
・すぐに心拍数が上ってしまう
・腕や肩が動かせなくなる
・すぐに呼吸が苦しくなる
など、首の周辺筋の緊張が原因で継続して
トレーニングが出来なかったり、高強度の
練習がこなせない等のケースに遭遇する
機会があります。
ストレッチやトレーニング等のセルフケアに
取り組んでいても、なかなか疲れがとれない
からだが回復しない時など、この首周辺の
セルフリリースをしてみてください。