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デスクワーク中に感じる股関節の疲労感を一発で解消する方法 【オフィスでストレッチ】

デスクワーク中に感じる股関節の疲労感を一発で解消する方法

 【オフィスでストレッチ】


寒いこの季節は、オフィス内と外の気温に差が有り過ぎて

体調のコントロールが難しいものです。。。

特に暖房によって、乾燥がきつく

鼻つまりや喉の渇き、目の乾燥など日頃から

違和感が付きまといます・・・

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また寒い季節は筋肉の温度が上がり難く

それによって、手足などの末梢血流の循環低下や

筋肉のこわばりなど、冷えや疲労感、ダルさの原因にもなります。

 

この時期に多いのがギックリ腰や寝違い、肩こり、頭痛、腰痛などなど・・・

毎年同じ時期に体の不調を感じている方は多いのです。。。

 

オフィス内でデスクワークをしていても、腰や背中、肩の

疲労感やコリ感、ダルさに悩まされている人が多いのではないですか??

 

今日は以外と多い症状である

「股関節の疲労感・ダルさ」 に対するケアをご紹介いたします。

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オフィス内で出来る股関節のストレッチ


 

日頃から腰痛や背中の痛みでお悩みの方は

股関節の周囲の筋群が固くなり、股関節や骨盤の

位置や姿勢が悪いがゆえに、腰痛になっているケースが

多いのです。

 

従って、股関節周囲の柔軟性を高める事で

腰痛は改善し、疲れにくい体を作る事が出来るのです!!

 

 

1)お尻のストレッチ


 

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20~30秒のストレッチを右左 各2Set 行いましょう。

 

 

2)お尻のストレッチ No2


 

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 3)太もも裏のストレッチ


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20~30秒のストレッチを 2Set行いましょう。

※お尻を後方に突きだし、背中を伸ばす事がポイントです。

 

太ももの裏やお尻の筋肉が固くなる事で、腰痛のリスクは高くなります!!

骨盤の後傾位が長時間続く事で、腰や背筋が引き伸ばされ続け

緊張が高まってしまいます。   以下ポイントの解説です。

 

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座位がもたらす椎間板へのストレス  デスクワーク中の姿勢により、腰椎の間にある椎間板へのストレスは

最大6倍にも負担が増えてしまいます。。。

 

腰部の発症機序 股関節可動域が狭くなると骨盤が後傾する

 骨盤の後傾位を改善し、右の写真の様に

ニュートラルポジションを維持する事で、

その上に位置する背骨の姿勢も正しく保たれます。

日頃からストレッチを行う事で、股関節の柔軟性が高まり、

また日々の疲労で固くならない事で、腰痛を予防・改善が出来るのです。

 

ポイントを理解して、是非日々のコンディショニングに利用して

ビジネスでのパフォーマンスを高めましょう!!


ふじの整体研究所ではビジネス現場での生産性アップにつながる

コンディショニングの方法を企業やビジネスパーソンにアドバイスしております。

オリンピック選手やトップアスリートを支えるノウハウを

ビジネス現場で効果的に活用していただけます!

各種セミナーや教室、訪問整体など承っておりますので

是非一度お問い合わせください!

TEL: 090-1958-4940

Mail: atrfujino@gmail.com

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【生産性を高めるには、オフィスでストレッチ】 デスクワーク中の何とも言えない背中のダルさ・・・

【生産性を高めるには、オフィスでストレッチ】

 デスクワーク中の何とも言えない背中のダルさ・・・


日本の総人口の4人に1人の割合で、肩こりや腰痛の症状で

医療機関に通院し、医療サービスを受けているというデータがあります。

今や肩こりや腰痛は現代病とも言われ、生産性の妨げとなる

大きなリスクファクターであるのです。

 

パソコンやスマホなど便利な世の中にはなりましたが

デスクワークや電子機器の画面を眺める作業が多くなり

肩こりや腰痛だけでなく、眼精疲労や頭痛、手や肘の痛みなど・・・

さまざまな症状をお聞きします。

 

中でも多い訴えが ”背中” です。

 ・ 何となく背中がダルイ

 ・ 肩甲骨の間が怠く、痛い

 ・ パソコン作業中に背中が怠くて気分悪い

・ 背中が張って集中できない

などなど、特に男性ビジネスパーソンに多いような気がしています。

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これら肩甲骨周囲や背中に感じる症状はデスクワーク特有の姿勢にあります。

 

背中が丸くなり、腕が前にある状態が続くと

胸や腕の内側、首の筋肉が緊張し、短縮して固くなります。

 

これらの筋群が固くなると、肩甲骨を前方に引っ張る力がうまれ

余計に背中をしようとしてしまいます。

 

人間の体は筋や筋膜が相互に支え、引っ張り合う事で

骨格を形成しているため、一方向への力が強まると

その力に対する反対方向の筋、筋膜が短縮します。

 

この場合背中の筋群は予め引っ張られた状態から

筋が短縮するため、線維へのダメージが大きいのは背中になり

結果的に肩甲骨周囲や背中の筋、筋膜が固く、パンパンに張る事で

血流循環と酸素欠乏を引き起こし、ダルさや痛みを感じるのです。

 

この状態を改善するためには、胸のストレッチが効果的です。

生産性を高めるために オフィスでストレッチを取り入れていきましょう!!

 


 

今回は一つ、胸(大胸筋)のストレッチをアドバイスいたします。

胸筋壁ストレッチ

小休止をとって、オフィスの壁や休憩室の柱などを使って

大胸筋のストレッチを行いましょう!!

10~20秒のストレッチを左右2~3セットを行うと、胸が広がりスッキリします。

この際肩甲骨(黄色の部分)を内側に寄せる様に行う事で

効果的に背中へのストレッチも行えます。

是非お試しください!!

 


 

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アスリートのトレーナーによる、会社の健康改善の仕組み【健康経営とは】

アスリートのトレーナーによる、会社の健康改善の仕組み

【健康経営とは】


 

「近年注目されている ”健康経営” ですが、

   皆様その内容や概念はご存知でしょうか??」

先日ある経済団体にて、多くの経営者の方々を前にお話しさせて頂く

機会があり、健康経営についてこうした質問を投げかけてみました。

 

すると 認知度は約1~2割未満・・・

まだまだ健康経営については、その概念の普及段階であり

導入する企業はまだまだ少ないのが現状です。

 

その背景には、もちろん健康経営自体を知らない。という事であり

内容を聞いたあとは、是非うちの会社でもやりたい、取り入れたいといった

答えを多くいただきます。

 

その次に起こる事は、

「では一体何から取り組めばいいの?」

「うちの会社にはどんな事が適しているの?」

「時間や人材、資金などのコストはあまりかけれないけど」

といった導入する中でのハードルになる問題です。

 

健康経営の導入では、

「ベイビーステップ」 と 「PDCAサイクル」 の繰り返しを

推奨されております。

様々な取り組みや実施の事例が成果報告としてセミナー等でも

報告されておりますが、ではその方法を内の会社でもやろう

とマネをしても、上手く行きません。

先ずは今すぐにでも取り組めるような簡単なことから

少しずつ改善させて、それが自社に良いのか、根付かないのかの

適応を試行錯誤しながら、一歩ずつ小さな歩みを進める事で

社内の意識と行動が変わってくると思われます。

 

大切な事は、

1) 自社の従業員、組織、職種、職場の特徴は?

2) 自社の従業員がどんな健康状態に問題を抱えているのか?

3) 会社の風土は?

4) 健康経営に取り組む事で、どんな未来をつくりたいのか?

5) その経営者さんの想いを全員に知ってもらう事

これらは、会社一つ一つ違っており、経営者さんが思っている事と

従業員さんが思っている事にもギャップがある場合があります。

まずは自社の特徴や従業員の特徴などに見合った内容で

経営者さんの想いを形や行動にしていくことが成功には欠かせません。

 

ふじの整体研究所では企業様の健康経営に役立つサービスとして

・ セルフケアセミナー

・ 各種ストレッチ教室の定期開催

・ オフィスに訪問しての従業員さま向けの整体、ケアの提供

・ 各種健康関連のセミナーの提案

を行っております。

またこれらのサービスを提供しながら、健康経営が会社の文化として

根付くまでの仕組み化をお手伝いしております。

健康経営の導入を検討されている関係者様は是非お気軽に

お問い合わせください。

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社内の取り組みで従業員の腰痛を改善しよう!ストレッチ方法【健康経営:デスクワークの多い職場編】

社内の取り組みで従業員の腰痛を改善しよう!ストレッチ方法

【健康経営:デスクワークの多い職場編】


 

昨日に引き続き、本日はデスクワークの多い職場での腰痛対策に活かせる

ストレッチの方法をご紹介いたします。

 

腰痛や肩こり、その他体の不調や疲労の改善、治療を効果的に進めるには

どの様にして、身体の不調が起こるのか、そのメカニズムと根本原因を

理解して、どの部分にどのようなアプローチをかけるのか??

という治療のコンセプトがとても重要です。

 

前回はそのコンセプトとアプローチの内容を解説しておりますので

併せてご覧ください。   ⇒ 前回の特集 コンセプト

 

 

コンセプトでも解説したように腰痛の背景には

骨盤の位置や猫背などの姿勢が大きく関与しております。

中でもポイントになるのが、骨盤の後傾は改善すべきポイントであり

デスクワークの多い職場では、作業効率を大きく低下させる要因になります。

 

セミナーやストレッチ教室を実施している企業様でもデスクワーク中の姿勢を

問題視する傾向にあり、多くが骨盤を後傾させながら足を組んだり

背中が丸くなっているという現状でした。。。

 

 

デスクワークの多い職場はお尻と太もも裏を伸ばせ!!


 

その骨盤の後傾を作り出すファクターになるのが

お尻の筋群と太ももの裏の筋群です!

 

殿筋群、ハムストリングスは骨盤を後傾させる作用を持ち

骨盤の後傾は腰椎や背中を丸める根源となります。

すなわち殿筋群とハムストリングスの筋緊張を改善させる事が

デスクワークの多い職場で取り組むべき必須項目であります。

 

それでは具体的なストレッチ方法をご紹介します。

今回はオフィスで簡単に取り組める内容をご紹介します。

 

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一つ目は太ももの裏のストレッチです。

イスや壁を使い、体を支えながら前屈する事で

太ももの裏やお尻、ふくらはぎの筋肉が伸びて解れます。

背中を伸ばす事で、より効果的に伸ばせます。

 

 

 

 

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二つ目は、先に紹介した方法のバリエーションです。

少し前屈の角度を起こした状態で、今度はお尻を真横に

突き出しましょう。

股関節の外側やお尻の筋群が伸びてくれます。

お尻を出した反対側に上半身を傾けると効果的に伸ばせます。

 

 

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三つ目はお尻のストレッチです。

イスに座り片足だけあぐらをかいた状態で、体を被せます。

曲げた足のお尻が伸びてくれます。

この方法は上半身を足の方向、又は膝の方向と傾ける方向を

帰る事で、筋群も伸ばし分けができます。

 

 

 

 

 

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四つ目は腰を捻るストレッチです。

イスの背もたれを利用して体を捻りましょう。

気持ち良い程度で複数回伸ばす事で効果的になります。

 

 

今回は4つの方法をご紹介しました。

股関節周囲の筋群が解れる事で骨盤や腰椎の可動性は

改善し、腰痛の原因となる筋の短縮や緊張は解れます。

オフィスに居ながらでも出来るストレッチですので

デスクワークの多い職場でぜひ取り入れてみてください。

 

 

ふじの整体研究所では企業に健康経営の導入として

これらのセルフケアをメカニズムの解説と実技の指導を

含めたセミナーを実施しております。

会社への導入を検討されている企業様は

その方法や仕組み化までサポートしておりますので、

是非お問い合わせください。

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社内の取り組みで従業員の腰痛を改善しよう!【健康経営:デスクワークの多い職場編】

社内の取り組みで従業員の腰痛を改善しよう!

   【健康経営:デスクワークの多い職場編】


 

今回は健康経営に利用出来る、社内の腰痛改善の方法を解説します。

近年注目される健康経営ですが、健康を害するサインの一つが腰痛や肩こり等の

体に現れる症状です。 疲れているから当たり前・・・ 誰しもあるから仕方ない・・・

と軽視するのは、大間違いです。

 

腰痛や肩こりは、筋肉の緊張により血流の循環障害が起こり

筋線維内の毛細血管で運搬される酸素や栄養素が少なくなった状態です。

人間の体の筋や骨、血管や皮膚など、これらの細胞は一つ一つ栄養や酸素を

必要としています。 栄養が行きわたる事で代謝を行い、新しい細胞へと

生まれ変わる事で、体が健康な状態へと維持されているのです。

 

この酸素や栄養素が制限されている状態が筋肉のこりです。

緊張により、酸素、栄養素の循環が悪く、解りやすく言えば

「老化」している状態です。  命の終わりに順調に近づいていると言えます。

よく柔軟性は若さを表すとされていますが、あなたの柔軟性はいかがですか?

前屈で床が触れない。。。 体を捻ると脇腹が痛いなど。。。

笑い話で片づけていると、ひどい目にあいます。。。

 

そしてこの筋の緊張、柔軟性の低下などは肩こりや腰痛にダイレクトに関連します。

中でも今回ご紹介する腰痛は、体が固いがゆえに、姿勢を悪くし

その結果腰痛にいたるといった、メカニズムです。

少しでもメカニズムを理解する事で、ストレッチやセルフケアの重要性を知ってもらい

日々の取り組みとして、会社全体の健康に行かせて頂ければ幸いです。

 

 

デスクワークが多い職場は何故腰痛が多いのか???


 

それでは本題をご紹介しましょう。

デスクワーク中心の事務系やIT関係の職場の特徴は以下の様な感じでしょう。

・ 座っている時間が長く、同じ姿勢が続く

・ 肉体的な負荷は少ないが、ずっと同じ姿勢による筋の緊張が多い

・ 休憩に立ち歩く程度で、体を動かす機会が少ない

・ 昼食後に眠気がおこり、作業効率が低下しやすい

・ 腰や肩、背中の緊張が辛く、作業が進まない

・ パソコンによる疲れ目

・ エアコンの空調により、体温調整がしづらい  など・・・

他にも上げればキリが有りませんが、これらの環境が事務系職場の

大多数ではないでしょうか?

 

ではこれらの環境や要因がどの様な状態をもたらすのか。。。

下の図をご参考ください。

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この図は、座った状態で前屈みになる猫背姿勢が

腰の椎間板へのストレスを大きくしている事を表しています。

デスクワークなどパソコンを前に頭が垂れて、背中が丸くなる事で

立っている時に比べ、そのストレス負担は最大6倍とされています。

 

この状態は以下の様な姿勢へと分析できます。下の図を参考下さい。

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この図では、デスクワーク中の猫背姿勢の原因となる

骨盤からの不良姿勢を解説したものです。

ご覧の様に、骨盤が後ろに倒れる、後傾した状態では

背骨(腰椎)が丸くなり、背中を丸める力が働きます。

 

この後傾の姿勢では腰部には以下のストレスがかかります。

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骨盤が後傾し、背中が丸くなる事で上と下の方向に筋肉、筋膜が

引っ張られてしまいます。。。

筋や筋膜は引っ張られ続けると、戻ろうとする力が働くため

結果的に筋、筋膜は緊張した状態に陥るのです。

 

この原因となる筋群が以下の解説でお分かり頂けます。

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これはお尻(殿筋群)と太ももの裏(ハムストリングス)が固く緊張すると

骨盤を後傾にする、又は骨盤の前傾位を制限させる事になります。

従って、デスクワーク中の悪い姿勢の原因はこれら二つの筋群が

大きく関与しているという事が言えると思います。

 

この骨盤姿勢をどの状態に改善させるべきなのか。。。

以下の図をご覧ください。

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この様に骨盤が立つこと(前傾)によって

黄色の点線で表した背骨が、きれいにS字の弯曲を取り戻している事が

納得していただけると思います。

この状態ではデスクワークをしていても、猫背の時の様に

筋群や椎間板へのストレス負担は大きくならず、腰痛も軽減されると

思われます。

 

社内を見渡してください。 これら2つの姿勢のどちらが多いですか?

もし不良姿勢の状態で仕事を行っている様であれば、腰痛の発生要因が

高い職場となります。

 

従業員の多くの方が、腰痛を抱えているとしましょう。

その方々は自分の持っている力、パフォーマンスの何割を

毎日発揮出来ているでしょうか???

 

もし腰痛を改善、軽減出来て職場の腰痛件数を減らす事が出来れば

どれだけ従業員の方々のパフォーマンスがあがるでしょうか?

それよりも、皆さんが元気になり、社内の活気も増えるのではないでしょうか??

 

次回は具体的なストレッチの方法を引き続きご紹介します。

アスリートのトレーナーが考える健康経営とは? 【健康経営】

アスリートのトレーナーが考える健康経営®とは? 【健康経営】


 

御社の従業員さんの健康状態は良いと言えるでしょうか?

そもそも従業員の皆さんは毎日を良い状態(コンディション)で

仕事に挑めているでしょうか?

 

病気や故障による、明らかな欠勤や休職ではなくとも

実は常に体の調子が悪く、仕事に来ていても効率よく仕事に取り組めず

体調が悪いまま非効率な状態で出勤している方は多いのです。

 

 

アブセンティズム と プレゼンティズム


 

会社には出勤しているため、会社の損失としては軽視しがちですが、

実はこの”見えない損失”と言われる、プレゼンティズムによる

作業効率の低下は、企業にとって大きな損失だと言われています。

アメリカでの研究では、このプレゼンティズムが明らかな欠勤や病欠を

意味するアブセンティズムを生産性の損失を比較した際に3倍にもなると

発表されているのです。

 

もし10~20名の企業でこのプレゼンティズムにあたる従業員さんが

存在、または増加傾向にあれば、どうなるでしょうか?

 

中小企業は少数精鋭であり、従業員一人ひとりが占める貢献度は

従業員が多い大企業に比べると、影響が大きく

1人の体調不良をカバァーするために、別の人材が負担を負う事になります。

疲れの蓄積や体調不良により、パフォーマンスの下がった

従業員の割合が増えると、企業の生産性は大きなダメージです。

 

反対に従業員の健康状態が良く、会社としてそれぞれの健康に力を入れよう

と取り組むことによって、一人ひとりのパフォーマンスが上ると考えられます。

 

近年注目されている「健康経営」という言葉は

従業員の健康増進を企業の経営戦略として、継続的に取り組み

結果として会社の業績を向上させ、競争を勝ち抜くための

考えであります。

 

 

アスリートのトレーナーが何故ビジネスの現場へ


 

では何故トレーナーがビジネス現場に関与するのか?

結論から申しますと、スポーツ現場で活かされる

スポーツ科学や医学、栄養学などのコンディショニングのノウハウは

人間が最大のパフォーマンスを発揮する為に活用されているため

どの分野の人々にも効果的なのです。

 

アスリートは試合やレース、大会で、ハイパフォーマンスを発揮し

結果を残す事が求められています。 ピークパフォーマンスを発揮するには

毎日の生活習慣や取り組みによって、常に良いコンディション(体調)を

作り、競技活動における疲労の蓄積や病気、ケガを予防しながら

ライバル選手よりも良い体を作る事が必要不可欠なのです。

 

そんなアスリートが取り組む内容は、スポーツ医科学の分野から

情報提供され、常に選手へ最良のプログラムがフィードバックされ

計画的に進められています。

 

スポーツもビジネスも同じ人間が営む点で本質は同じはず


 

ビジネス現場でも近年エリートビジネスマンのコンディショニングなどが

注目されつつあり、書店にもそれらの特集や内容の本が並び

人気を集めております。

アメリカではその文化が進み、コンディショニング出来ない人は

仕事も出来ない。。。とマイナスの評価を付けられます。

 

また常に自身のコンディションを高めて、生活習慣をコントロールする

姿は自身をマネジメントするという点で、実に高い意識と能力の現れなのです。

では、意識が高い人だけに出来る事なのでしょうか?

 

体調管理やコンディショニングは生活習慣であり

毎日の積み重ねが、習慣を作り、点と点が線になる事で

良い体を作っています。

従って、毎日の生活環境に仕組みを作ってあげる事で

自然と人は体調が整い、健康や体作りに意識を向ける様になる。

結果それぞれの取り組みや少しの意識の変化が従業員を健康にし

常に良い状態で、仕事に挑む体をつくれるという事です。

 

そんなビジネス界にトレーナーの存在が大きく力になってくれます。

 

これまで関わらせて頂いた企業様からも、セミナーや教室などの

取り組みによって、従業員の行動がかわり、姿勢が変わった。

オフィスに活気が出てきた。などの声をいただいております。

今後はビジネス現場にも、専属のトレーナーが必要になる時代です。

引き続き健康経営について、記事を発信して参ります~

 

 

※(健康経営)は健康経営研究会の登録商標です。

【オフィスでストレッチ】肩甲骨、背中の疲労解消法

【オフィスでストレッチ】肩甲骨、背中の疲労解消法


 

今回はデスクワークの多いビジネスパーソンに向けて

その不快症状を自らの力で軽減・改善させる方法をご紹介します。

 

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パソコンでの調査や資料作成など、モニターを眺めて

前かがみになる姿勢は、背中や肩、首に負担を掛けます。

 

仕事以外にもスマホやタブレットで画面を眺める時間は

かなり多くなりました。

 

姿勢から起こる筋緊張だけでなく、目の筋肉が緊張することで

首や肩の筋肉が連鎖的に緊張する事が分かっています。

頭痛や眼精疲労も筋緊張による血流循環障害がきっかけとなり

症状を招いているのです。

 

「 姿勢が悪いと分かってはいるけど、どうしても直し方が分からない。。。」

「 長年、慢性的に肩や背中が凝っていて、もうこれは仕方ない。。。」

など、これらの悩みは尽きないし、多くの方が困っている症状です。

 

多くの対処は、マッサージや整骨院等で肩や首の筋肉を

もみほぐしてもらって、少し楽になって終わり。といった

ところではないでしょうか??

筋肉は肩は肩、首は首といってそれぞれ別々の物ではなく

筋肉同士は筋膜を介して繋がっております。

したがって、その繋がりや関連を考慮した方法で

施術やセルフケアを行えば、効果的に根本に近い部分を

改善することが出来るのです。

 

今回紹介するストレッチは肩だけでなく、肩甲骨や背骨など

筋膜の繋がりや、姿勢の関係性をも考慮した方法で

柔軟性を改善出来る事が出来ますので、

是非デスクワークの途中に体のリフレッシュや

自宅でのセルフケアにご活用ください。

 

 

肩甲骨を動かすストレッチ


緊張しやすい肩や背中の筋肉を肩甲骨を動かす事で

解しましょう。

今回はオフィスや休憩時間に2~3分取り組むだけで

首から肩、背中がスッキリと解れる方法をご紹介します。

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写真のように 丸くなる事と胸を開き体を伸ばす事の一連動作を

深呼吸と一緒にゆっくり気持ち良い範囲で行うと

筋肉が緊張することなく、解れてくれます。

特に重要なポイントは胸を開くことで、肩甲骨が背中で

内側に寄り合う様に動きます。この時に肩甲骨周囲の筋群が

収縮~弛緩し、肩こりや背中の疲れである筋が解れてくれます。

 

オフィスで出来る肩こり対策(胸椎・胸郭のストレッチ)

今回は「オフィスで出来る肩こり対策」をテーマに

胸椎 と 胸郭 に注目して、可動性柔軟性

獲得するストレッチをご紹介します。

特に読んで参考にして欲しい方々は
オフィス等でデスクワークをするビジネスパーソンです。

肩こり・首の痛み等 まあ腰痛も含めて

慢性的に辛い症状に悩んでいる方々は多いですよね。

大抵の方はがまんして、根性で乗り切る。

また同じぐらいの方々は整骨院やマッサージへ通い

ケアをしてもらっている思います。

しかし症状に悩む方が一向に減らず、

年代が上がるにつれて増えるのは何ででしょう??

沢山の方が問題の解決にいたってないからですね。

では私が取り組む問題解決のヒントを解説します。

以前の記事で
肩こりや首の痛みと姿勢が深い関係にあると
解説してきました。 ⇒ 姿勢についての記事

悪い姿勢の特徴
・背中が丸くなる
・肩が前に入る(閉じる)
・頭が前方にでる

これら上半身で起こる現象は

人間だれでも起こり易いものです。

日頃の運動習慣がなかったり

長時間パソコンの作業などが続くと

その姿勢で筋肉も固くなってしまいますよね・・・

どこが固くなるのか。。。
ます胸椎 ⇒ これは背骨(脊柱)の胸の位置が胸椎です。

人間の生理的な特徴としては胸椎の弯曲は

後弯(こうわん)といい後に丸くなる状態です。

要するに元々悪くなるように出来ている・・・

次は胸郭 ⇒ これは肋骨(あばらぼね)や胸骨、鎖骨で

構成されている、肺や臓器をおおうカゴをイメージ

してください。

この胸郭にはたくさんの筋肉や筋膜がついています。

深呼吸してみましょう。
この胸郭が膨らんでしぼむ動きを感じれますよね。

中に肺があるので、呼吸運動と共に

この胸郭が動きます。

では次にパソコン作業をする様な姿勢で深呼吸して
みましょう。

胸郭の動きが小さくなるはわかりますか??

このまま胸郭についている沢山の筋肉が固くなると
どうなるか想像できますよね?

先ずは次に紹介する2つのストレッチから

毎日取り組んでみてください。

この胸椎・胸郭の動きを増やし、筋を柔軟にする

効果があります。

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イスに座った状態や壁がある所で簡単に出来ます。

是非試して取り組んだください。

ご自宅で出来る胸椎・胸郭のケアはこちら
⇒ 胸椎・胸郭のストレッチ