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デスクワーク時の首の痛み

本日はオフィスワーカー向けの内容になります。
ビジネスパーソンにとって、どの世代でもパソコン作業は
必要不可欠ですよね。
「デスクワーク時に首が痛い」 そんな方が多いでしょう。
私の整体のお客様にも、この様な症状は多いです。
肩こりや腰痛、首の痛みなどは職業病になりつつありますね。。。

私もパソコンに長い時間向かい作業していると、首や肩がコリ
時々手を止めては、肩を回したり、首を伸ばしたり、姿勢を治したりします。
調子の悪い時は車の運転中にも首が気になる時もあります。
自身のトレーニングで胸や背中の筋肉が張ってる時は
特に症状も出やすいので気を付けてセルフ整体(セルフケア)を心掛けます。

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デスクワーク時の首の痛み -姿勢編-
先ずは姿勢
・背中が丸い
・肩が前に入っている
・腰が曲がる
などなど・・・

これには様々な要因が関係します。。。⇒ 別の機会で解説します。

デスクワークじの首の痛み -頭、頸の位置編-
は頭と首の位置・角度
・頭、目線が低すぎる(モニターに近づきすぎ)
・頭、頸が前にある (一つ目と同じ)
・あごが突き出た状態
・左右どちらかに傾く
などなど・・・
挙げればキリがありません。

これは座っている姿勢と頭の位置・角度が関係します。
作業に集中している時の自分の姿や姿勢は
認識が難しく、どうなっているかは分かりません。
作業が続くにつれ、首や肩が痛くなり
酷くなれば集中力が落ちて
結果的に作業効率や生産性が落ちているなんてことが
当てはまるのではないでしょうか??

先ずは例に挙げた姿勢と頭や首の位置・角度を
意識してみてください。
次回は具体的な首の角度の解説とセルフ整体(ケア)の
方法をご紹介します。

体幹トレーニング、ストレッチの方法に関して

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昨日は京都、そして大阪と1日中スイマーのからだに関わらせていただきました。
この時期は大きなレースが一旦終わり、練習内容も質、量と共に多い時期となります。
数日のオフをとり、再始動してからの数週間…
皆それぞれにからだはキツイようです。

そんな中でも調子良く日頃のトレーニングに挑める選手も居ます。
どんな季節、時期でも練習の質やレースのタイムで大きな差を作らない事が、トップ選手としての一つの条件でしょう。

高校生以下は陸トレの質も段階的に上げて取り組みました。
体幹部、肩甲骨周り、骨盤・股関節周囲と大きく3つに分類してそれぞれの位置や力の入れ方、動かし方の理解をより進めてます。

体幹トレーニングなどはネットや本を調べれば沢山方法論は分かります。
見よう見まねで取り組み始める事も大切かもしれませんが、間違った形や解釈、理屈や目的を理解していない、泳ぐ事とリンクしていない、
そんな取り組みを沢山見てきました。

せっかく取り組むのであれば、競泳を知る人、トップレベルを知る人、トップレベルの選手を指導してる人に、競泳とリンクしたカラダの使い方や鍛え方を教わりたいですよね?

トレーニングだけでなく、セルフケアのストレッチも同様です。
ストレッチ自体がカラダを痛める原因となる方法でやってる選手もよく居ます。

正しい方法や目的を理解する事がすごく大切です。
また具体例や詳しい解説を載せていきます。

※歴代のオリンピック選手のパネル
※歴代のオリンピック選手のパネル

 

※歴代のオリンピック選手のパネル
※歴代のオリンピック選手のパネル

 

施術方針について【訪問整体・アスリート、コンディショニング】

整体 = 「バキバキ」 「ボキボキ

と連想される方々が多いかもしれません。

そして私の施術は、そういった手技が専門ではございません。

一般的に 整体、整骨、接骨、整形 と 何がどうなのか
区別をしっかり認識されていないと思います。

私の使う 「整体」 という フレーズは
からだを整える = コンディショニング という意味合いで
整体 と敢えて分かり易くお使いしています。
※ですので「バキバキ系」が怖いという方はご安心ください。

施術方針や対症施術例はこちら 

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・固くなった筋や腱、腱膜などの組織を柔らかくします。
・固くなった組織が骨や関節の位置に影響します。
⇒ 姿勢、アライメント(上の図)
・コリや痛みの原因には姿勢・アライメントが深く関係します。
・筋力が低下したり、アンバランスがある
⇒ 姿勢・アライメントが崩れる原因となります。(下の図)

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そのためには
・筋力トレーニング
・セルフケア(セルフ整体)
を継続して実施してもらう事を重要としています。

アスリートのコンディショニングに用いる手法・理論・マネジメント
を一般的に分かり易くお伝えし、サポートさせていただきます。

先ずは一度症状をご相談ください。※電話相談無料、メールも可

40代だから体の事を考える

本日はトレーナー業と違い、整体業からのはなしです。
ビジネス現場での健康管理について。。。
今回は特に 40代、50代 をフォーカスしております。

日々忙しくケアや運動になかなかまとまった時間の
とれないというお客様にも、多くご利用頂いております。

「やると良くなると分かっていても・・・」
「なかなか家に帰ってしまうと・・・」
「ドクターからも運動しろと言われている・・・」

日々の暮らしや仕事の中で時間を少しでも作り出し
ストレッチ、体操、などのセルフケアを取り組めると
良いのですが、なかなかそうは言っても上手く行かない
事が多いでしょう。

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・40~50代の男性
・仕事の忙しさや責任レベルは高く、時間が無い
・心身共に負荷はかかっており、正直無理をしている
・年々と仕事のレベルや領域は上がり
 身体は休めても疲れはとりきれず
 また翌週から少しずつ蓄積していく一方
・しかし疲れた所は見せれない
・この先も今まで以上に活躍していたい
・でもこのまま継続できるのか・・・ という不安も・・・
・何とかしなきゃいけないと自覚はある。。。

心当たりの多いことでしょう。。。
(書く時にどなたかを思い浮かべておりますので・・・)

身体を診せていただくと筋が固くなり
姿勢も丸くなり、胸が閉じてしまいがちです。

姿勢が崩れると見た目の印象も変わります。
良い姿勢の方は、やはり印象が良くなります。

40代は、介入し改善に向けたプログラムを取り組む事で
しっかり体質改善していただけます。
しかしほっておくと50代は身体のコンディショニングで
苦労されます。
頑張り時に、体が思うように言う事聞かない時が
一番つらいと思いますので。

痛みやコリを和らげ、コンディショニングする事で
集中力が高まり、さらにビジネス現場での成果を挙げられる
そんなお手伝いが出来るパーソナルトレーナーで
ありたいと思います。

オフ明け 始動 -競泳-

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先日は大阪まで競泳チームのケアに行ってきました。

大学生はインカレ、国体が終わり
オフを過ごしてからの一週間でした。
トレーニング再開時期で身体は慣れるまでキツイ
と思いますが、選手皆が次のレースや合宿
そして4月のオリンピック選考会に向けて
取り組んでおりました。

私もトレーナーとして、選手少しでも
目標や目的に近づける様にサポート、アドバイス
をしていければと思います。

高校生はまだ国体後に遅れてのオフ期間でした。
タイで開催されるAsia ageの選考メンバーは
早めに再開しており出発前にケアが出来ました。
どんな時期でも安定してハイレベルなパフォーマンス
が出来る様に頑張ってほしいです。

来週からは陸トレも再開予定です。
基礎や土台として取り組んできた内容が
如何に泳ぎとリンクするのか、そのイメージを
しっかり伝え、重要性が理解してもらえるよう
トレーニングや指導の内容を考えておきたいと
思います。

競泳選手の肩の痛み《2》

競泳選手に起こる肩の痛みに関して、前回は痛みの出やすい場所や
ストロークの局面や前触れとなる症状などを記事にしました。

今回は症状発生に繋がるリスクファクターや、原因として考えうる事、
現場や選手が自身で取り組める改善策、予防策をご紹介します。

疼痛発生のリスクファクター
・姿勢不良(背中が丸く、頭頸部が肩よりも前方にある様な状態)

・肩甲骨、肩関節のマルアライメント

(筋の固さにより骨の位置が故障しやすい位置にある状態)

※上記二つは比較的多くの選手に存在する。

・肩甲骨可動性不足

・胸郭、胸椎の可動性不足

・肩関節の過剰な弛緩性(関節が緩く、柔らか過ぎるのも問題です。)

・肩甲骨~肩関節、体幹での安定性(筋力)不足 ※インナーマッスルやコアなど

・フォーム (無理な肩の動かし方をしている選手も多くいます)

※練習量が増える事やパドル、スポンジプルなどを使用する事も

要因としては考えられますが、競技力向上には必要な事であり

大切なことは、強化に必要なストレスに耐えうる体作りやコンディショニング、

予防やセルフケアなど自分の体を守る知識と方法を身に付ける事と思います。

考えられる原因

・肩関節周囲筋の短縮(筋肉が固くなった状態)

特に競泳では上半身への負担は大きく、推進力を生み出すのも上半身に

依存が高くなります。その為練習量や強度が上がれば上肢が疲労することは必然。

筋、腱が固くなる事が様々な原因と関連してきます。

・関節アライメントの不適合

筋肉・腱、その他の関節周囲の軟部組織が固くなると、肩甲骨や上腕骨、

などの肩関節を構成する骨のそれぞれの位置関係が変化します。

特に多い例を分かり易く言うと、「肩が前に押し出されている状態」

上腕骨の頭部分が前方方向に押し出されます。

これは肩だけでなく、姿勢そのものが関連します。

・胸郭の可動性低下

広背筋や僧帽筋、胸腰筋膜、腹筋群(腹直筋・腹斜筋)

殿部筋(お尻)の短縮は胸郭の可動性を制限します。

また胸椎・胸郭レベルでの可動性の制限や筋タイトネスは

結果的に肩甲帯の安定性を妨げ、肩関節への負担を増悪させます。

⇒ 特に肩関節の後方、下方、前方では大胸筋・小胸筋、上方で僧帽筋の上部、

肩甲挙筋、頚部の伸筋などが固くなり、姿勢・肩甲帯のアライメント不良が

起こります。(背中が丸くなり、頭が前に出て、肩甲骨を背負う状態)

その結果、安定性に必要なインナーマッスルの機能低下や

アライメント不良から引きおこされる関節の不安定性、関節内の摩擦、

関節周囲の軟部組織での伸張ストレスなどが生じると考えています。

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細分化して原因を述べると、項目が増えますが

肩が痛むと訴える選手の多くは、まずその周囲の固さが著明です。

ポイントとなる部分のセルフケアやストレッチ、安定性に必要な筋の

強化などが必要でしょう。

何気なくストレッチ・セルフマッサージをするのでなく、

少しでも痛くなるメカニズム(理屈)を知ると、一段とコンディショニング

の質が上がると思います。

また何かと肩甲骨の動きを・・・ という声を選手から聞きます。

もちろん肩甲骨の可動性は大切です。

しかし勘違いで多いのが肩甲骨が問題なのでなく、

胸郭や脊柱、骨盤、股関節など中枢部の可動性や安定性に問題を

抱える選手が多いと感じます。

トップレベルの選手は「胸郭を動くようにしてください」

「体幹を安定させられる様に補強を教えてください」など

トレーナーに求める事も具体的です。

コンディショニングのノウハウを選手自身が高いレベルで持つことが

競技レベルの向上につながると思います。

競泳選手の肩の痛み

先日まで国体の競泳競技に帯同しておりました。

その期間中でも訴えとして多かったのが肩の痛みでした。

競泳の場合は繰り返しの動作で患部の組織が炎症や微細損傷を起こし

痛みを訴えるケースが多く、致命的な故障に至るまでには

必ず前触れ(サイン)が存在します。

今回はそのサインや疼痛発生メカニズムについて、現場レベルでの観点で説明を

させていただきます。

特に痛みを訴える部分

・肩関節の前(三角筋前~中部、上腕二頭筋腱、大胸筋停止部)

・肩関節の後方及び下方 ※脇の下や後

(三角筋後部、大円筋・小円筋、上腕三頭筋腱、広背筋)

・肩~頸の筋肉(僧帽筋上部、肩甲挙筋、頚部の筋群)

・肩甲骨と背骨の間(菱形筋、僧帽筋)

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ストローク中の痛みに関して
1.プル前半(入水からキャッチ)

2.リカバリー(フィニッシュから腕の引き上げ)

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※発生頻度が多いのがこの2つの局面です。

疼痛発生のメカニズム (フェーズ別)
【プル前半期】
肩関節屈曲位での内旋+肩甲骨上方回旋
※手が頭より上で、ハイエルボーの状態がこの局面
⇒ これは肩関節、烏口肩峰アーチでのスペースが狭くなり、
関節内での摩擦を起こしやすくなります。

【リカバリー期】
肩関節伸展位での内旋+肩甲骨下制、内転
※手が後方で背面方向に引き上げながら、腕は前方へと方向を変える局面
⇒ これは肩甲骨の内転や下制が不十分であると、肩関節伸展可動域が
過剰に要求され、その結果肩関節前方の二頭筋腱などが伸張ストレスを
受けやすくなります。

現場で考えられるサイン(前触れ症状)
・肩関節の柔軟性低下
「腕を上げた時に関節が詰まる感覚」
「コリコリと音が鳴る」
「肩(三角筋周囲)の張りが強い」
・肩甲骨の柔軟性低下
「背中の張りが強い」
「僧帽筋(肩の上)、頸の張りが強い」
・胸郭の可動性低下
「体が捻り難い」「呼吸やストロークで胸が開きにくい」
「片側だけ体が開いてしまう(捻れ方向のアンバランス)」
等々・・・

一番分かり易い自己評価は
ストリームラインが楽に組めるかどうか・・・
毎日自分自身でチェックする事で良い時と悪い時の
自分の体の違いに気づける様になります。

※リスクファクター、原因、改善策や予防策は
また今後の記事で載せます。

調子の良くない時にこそ、自分に言い聞かす事

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トレーナーをしていれば、調子が良く、結果の良かった選手ばかりに
携わる訳ではありません。

むしろ喜ばしい結果を残せた選手の方が少数。
大半の選手は思う結果が残せず、または怪我や故障を抱え
自分らしいプレーが出来なかった選手です。

まあまあの結果であっても、次の課題やライバルの姿が見えて
悔しさを味わう選手の方が圧倒的多数でしょう。

どんな世界であろうとも、己を 成長・向上 させる時には
その前に 逆境 や 理不尽、悲運 が立ちはだかり、
挫折 や 劣等感 を味わうと思います。

戦うステージが上がれば上がるほど、ハードルは高くなり
選手として求められる事や、対戦する相手も強くなり、
ライバルの成長や活躍ばかりが目に入ってしまいます。

いつかは合った自信を いつの間にか失ってしまい
負け や 失敗 をイメージしてしまう 負のスパイラルに巻かれてしまいます。

どんなプロスポーツ選手やアスリート、各分野の成功者が
現在の地位や功績を残すまで、この 挫折や劣等感を
味わう事無くのし上がったのか・・・
というと、もちろんそんな事は無いと思います。

逆境やピンチの中、必死にもがき、色々と試行錯誤する事で
本当にやるべき事や、やり方を学び
成功へと近づいたものだと認識しております。

ピンチはチャンス
逆境を味方に、逆境でこそ笑う

この経験の積み重ねが、強いメンタリティーへと進化していくんだと思います。

カツオの様に
 たたかれても
  ほされても
    味を出す

自分らしくタフなメンタルで、日々成長していける様に
アスリートをサポートしたいと思います。