からだの中心部から、症状を改善する
今回は前回まで解説してきた 姿勢不良 について それらを 改善する具体的な方法 を紹介します。 ここまで姿勢不良について、続けて読んでいただいた方は ” メカニズム ” や ” 理屈 ” 、 ” 根拠 ” といった 予備知識や考え方を少しだけでもイメージしてただけたかなと思います。 イメージできると、改善までの道のりが、より分かり易く 腑に落ちた状態でセルフケアやストレッチを取り入れていただける と思っております。 前回までの記事 ⇒ 「姿勢不良が、その症状・・・」 「姿勢不良の特徴と考え方 その①」 「姿勢不良の特徴と考え方 その②」 これまでの説明や解説が少し分かり難かった方も 引き続きより伝わり易い形を探してまいりますので 先ずは紹介していく方法をご自身で試していただくと 嬉しい限りです。 今回は 脊柱(背骨)の可動性 を高めるエクササイズを 紹介します。 以前にも数回取り上げた内容ですので そちらも合わせてご確認ください。 以前の記事 ⇒ 腰痛にならないためのセルフケア 腰痛に効果的なコンディショニング
ペルビックティルト
この ペルビックティルト という方法は 以前からも数多く取り上げて解説している方法です。 姿勢不良 に 陥る際に 背骨の自然な弯曲が減少し 骨盤の傾斜や 、頭の位置の変化が それぞれに影響しあって、 姿勢を作っていると解説しました。
このエクササイズでは ・ 脊柱 の 屈曲 ~ 伸展 ・ 骨盤 の 前傾 ~ 後傾 ・ 胸郭 の 開閉 ・ 肩甲骨 の 内転 ~ 外転 これらの 基礎となる動き を行い 固まって動かなくなった 骨格 の 可動性 を拡げることが出来ます。 腰部 や 背中 、 股関節など 痛み や 不調 を抱えている方は このエクササイズでの 可動性が極端に低下 しています。 多くの方々は、 動きの必要な関節 が固まってしまい 比較的動きやすい関節ばかりが動くことで 代償しています。 ” 動作 ” を行う上で、 本来動いて欲しい関節が 理想の正しい動きをする事が重要です。
痛み ・ 不快症状 の改善には 根本の要因でもある、 姿勢不良 の改善が不可欠です。 ・固くなり動かなくなった部分を柔らかくする ・動いていなかった部分を動かす筋肉を使う ※機能改善(運動) ・過剰に動いている部分を止める(安定させる)筋肉を鍛える ・故障しない姿勢と動きをからだに教育する(リハビリ・トレーニング) この過程を 正しく確実に進められれば、症状は改善します。