ジュニアスイマーに薦める体幹トレーニング②

今回は「ジュニアスイマーに薦める体幹トレーニング②」と題して
 
前回の続きとなる、段階を上げたトレーニングを
 
ご紹介します。
 
 
前回はスタビライゼーションのトレーニングを
 
前、横、後とご紹介しました。
 
 
今回はスタビライゼーション+動きを取り入れた
 
トレーニングをおすすめします。
 
 
正しい姿勢を維持したまま、肩や股関節の
 
運動を行う事で、安定性と可動性を同時に
 
含めたトレーニングを実施出来ます。
 
 
 
いくらスタビライゼーションで正しい姿勢や
 
ストリームラインを作れたいたとしても
 
いざ、ストロークやキック動作を行うと
 
姿勢が安定出来ないケースが多くあります。
 
 
簡単な動作の中で
 
止めるとこは止める・・・
 
動かすところは動かす・・・
 
を意識して取り組んでみてください。
体幹トレーニング
(スタビリティ+モビリティ)

①体幹 前面(フロントブリッジ)
安定性 ⇒ 体幹、肩甲骨
可動性 ⇒ 肩関節、股関節
 
 5秒 ✕ 10回 ✕ 3Set 

②体幹 側面 (サイドブリッジ)
安定性 ⇒ 体幹、肩甲骨、股関節(下側)
可動性 ⇒ 股関節(上側)
 
Lv.1 10回(ゆっくり) ✕ 3Set
Lv.2 10回(上下)
   10回(前後)
   10回(前回し)
   10回(後ろ回し)✕ 2Set
   ※ 4つの運動を連続で行う

③ 体幹 後面(バックブリッジ)
安定性 ⇒ 体幹、股関節(支持側)
可動性 ⇒ 股関節(運動側)
 
Lv.1 10回(ゆっくり) ✕ 3Set
Lv.2 3回(横) ✕ 左右 ✕ 5回 ✕ 3Set
  ※ 右3回、左3回を5回繰り返し 1Set

④体幹 前面(フロントブリッジ)
安定性 ⇒ 肩甲骨、体幹
可動性 ⇒ 肩甲骨、肩関節(運動側)
 
 5秒 ✕ 10回 ✕ 3Set
どのトレーニングも前回と同様に
 
正しい姿勢、形、ストリームラインを
 
前提条件とします。
 
姿勢が崩れた状態の運動や、キープは
 
例え多い回数や長い時間取り組んでも
 
実用的な効果を生むとは考えにくいです。
 
出来るだけ理想の泳ぎの姿勢と
 
泳ぐ時のどの局面の動作と似ているのかを
 
イメージして取り組む事が大切です。
 
またトレーニング自体が弱い部分を見つけ出す
 
評価そのものになります。
 
参考に取り組んでいただき
 
上手く出来ない場合や姿勢が崩れる場合は
 
その部分の弱さや動作が上手く行っていないと
 
考えて、今後の強化ポイントとして
 
取り組んでみましょう。