放っておいても改善しない事があります。
何も痛める様な事はしていないのに、からだのどこかが痛くて
1週間程続き、全然改善しなくて不安になる。。。
そんな経験ございませんか?
一向に症状がマシにならない。。。
湿布やテーピングをしても全然マシにならない。。。
少し様子をみて、時間が経てば引いていくだろうと誰もが思う事です。
私自身も同様です。。。
動物は自然界でケガをしたら、傷が癒えるまでジッと動きません。
人間もその様になるのが自然のことなのです。
しかし人はじっとしている訳にはいきません。
仕事や私生活、付き合いなど何かと体は動かしており
痛みや傷を抱えたまま、活動しなければなりません。
痛みを引きずったまま、生活をしてそれなりの時間を過ごしてしまうと
自分では気づいていない、感覚に無い所で
痛みをかばい、回避する動作が身に付いてしまいます。
これを代償動作とも言います。
痛みがあると、からだは自然に他の関節を捻ったり傾けたりしながら
その痛みを起こさない様に、動きを工夫するのです。
しかしこの動作のインプットが、本来の適切で自然な動作に
代わり、いすわってしまいます。
これら不自然な動作は、人間本来の関節運動や筋機能から
は外れた状態で行う事となり、その結果
脊柱(背骨)や骨盤、股関節など動くべきところが硬くなり
または過剰にストレスが生じる部位が出来るなど
症状の長期化、複雑化が起こってしまいます。
昨日対応した例では足関節捻挫(足首の捻挫)を切っ掛けに
足関節の不安定性と、その方向への荷重の傾きが生じ
股関節や腰での代償動作が出来ていました。
その結果腰部の局所が過剰に短縮したり、
立位や歩行ですぐにその部分が疲れたりなど
症状が発生しやすい状態を作りこんでしまいます。
今回は足関節の関節軸と股関節の関節軸を整え
骨盤~腰部、背部のケア、可動性(自動運動時)の改善を
行いました。 股関節周囲の筋短縮が改善する事で
ずっと感じていた腰の違和感が消失し、喜んでいただけました。
この様に腰が痛いと思っていても、原因は違う部分に存在する事が多いです。
からだへの症状や違和感は出来るだけ放っておかずに、
早い段階で信頼出来る専門家を頼る事をオススメします。