今回は「腰痛を自分で改善させる方法」No3
腰部で起こる様々な痛みに対して自身で取り組める
セルフケアをご紹介します。
今回は 腰痛と姿勢の関係性 について
解説いたします。
腰痛の中でも「腰を反らす動作」で
痛みを有する、 伸展型の腰痛 は
1.腸腰筋などの股関節を屈曲する(ひざを挙げる)
筋肉が疲労などで短縮した状態になる。
2.過剰な骨盤の前傾角度が作り出される事で
腰部、腰椎の伸展(腰が反る状態)が強まる。
3.さらにそこから腰を反らす事で腰部の
痛みが発症します。
![](http://pds.exblog.jp/pds/1/201512/07/89/c0362789_06194278.jpg?w=960&h=720)
![](http://pds.exblog.jp/pds/1/201512/07/89/c0362789_06194278.jpg?w=960&h=720)
背景には
・筋肉の短縮(硬さ)
・体幹などの筋力不足、アンバランス
などが原因でもあります。
下の図をご覧ください。
![](http://pds.exblog.jp/pds/1/201512/07/89/c0362789_06020217.jpg?w=960&h=720)
この図の左側では
筋力の弱さと、筋肉の固さの
関係を表しています。
からだの前面では
・腹筋群の筋力不足(弱さ)
・腸腰筋、股関節屈曲筋群の短縮(固さ)
※ひざや太ももを上に挙げる筋肉
からだの後面では
・大殿筋など股関節伸展筋群の筋力不足(弱さ)
※階段の昇りやイスからの立ち上がりで
骨盤を押し挙げる筋肉
・背筋群、体幹伸展筋群の短縮(固さ)
これらの前後の要因が重なり
右側の図、骨盤の前傾と腰部の前弯が
強まった状態になります。
背筋群のストレッチ(腰部のセルフケア)
![](http://pds.exblog.jp/pds/1/201512/07/89/c0362789_06140443.jpg?w=960&h=720)
![](http://pds.exblog.jp/pds/1/201512/07/89/c0362789_06235598.jpg?w=960&h=720)
![](http://pds.exblog.jp/pds/1/201512/07/89/c0362789_06145846.jpg?w=960&h=720)
・骨盤の後傾と腰椎の屈曲を促す
効果があります。(ひだり)
・また背中が丸くなった姿勢も
骨盤の前傾と腰部の前弯を
増加させる要因の一つです。
・(みぎ)の図では背中を伸ばす
効果があり、お腹をへっこめる様に
(ドローイン)腹筋の力を入れながら
行うと効果的です。
今回は腰部の痛みを作り出す
姿勢や筋力の関係について解説しました。
理屈を少しでも知って頂く事で
より改善のイメージを持っていただけます。
是非ご自身でお役立てください。