引っ越し作業中のギックリ腰 -リハビリ-
2月の後半に腰を痛めたお客様の様子です。 先週に2回目の施術へ訪問してきました。 受傷から1~2週間が経つと 炎症状態も治まり、患部の組織が修復過程にはいります。 この損傷組織の修復が 順調に早く回復するか・・・ それとも 長引いていまいち治りが悪くなるか・・・ この2つには初期症状での対応や 炎症期(受傷3日以内~1週間)の保護の仕方によって その後の回復スピードが大きく変わります。 今回のケースでも受傷後早い段階での初期対応が 出来た事もあり、1回目の施術から疼痛の軽減と 生活レベルにおける行動時の改善が得られました。 筋・筋膜の症状は痛みのある部位だけにアプローチしても なかなか効果的な改善とはいきません。。。 腰が痛いからと言って、腰ばかりに手当しても その時だけ痛みが軽減して、また翌日には痛い・・・ と言うような、その場しのぎの様な状態になります。
水漏れが起こっているのに、床ばかり拭いているような状態
床を拭くだけでは、水漏れは収まらないので さっき拭いたのに、また濡れている・・・ という事になります。 水道管のどの部分から漏れているのか? その部分の何が問題なのか? なんで問題が発生してしまったのか? これら根本の原因や可能性をいち早く見極めて 対応していく事が ”からだ”でも同じ事です。
今回の治療では 患部に炎症が起きる要因と考えられる 周辺部位からもアプローチを行いました。 ”なんで こういった症状が出たのか? ” ”どうすれば それは治るのか? ” ”今後予防するにはどうすれば、何をすれば良いのか? ” といった『 理屈 』の部分をお客様にも知って頂く事で リハビリやトレーニングへの意味を理解し 取り組んでいただくモチベーションにもなります。
腰痛改善のリハビリメニュー
股関節と殿部(おしり)~腰 のストレッチです。 片側 30~45秒 ✕ 左右共に 3Set 行います。 骨盤~背骨 の回旋(ゆらぎ運動)のストレッチです。 左右に倒す運動を 10往復 ✕ 3Set 行います。 骨盤~背骨の屈曲~伸展(前後の動き)のストレッチです。 一連の動作を10回 ✕ 3Set 行います。 股関節~骨盤、背骨、胸郭 の伸展(反らす)ストレッチです。 一連の動きを 30秒 ✕ 3Set 行います。 じっくり 3Set 行っても 20分程度で終わる プログラムです。 このレベルのストレッチ、リハビリは 慢性腰痛の方にも特に効果的ですので 是非取り組んでみてください。
症状や程度に応じて個人差もあります。