先日は水泳肩の症状で対応いたしました。
全国大会レベルの中高生で元々肩や腰に痛みを感じていた選手です。
今回痛みが酷く、泳げないとの事で連絡を頂き対応させていただきました。
姿勢、各部位の柔軟性、筋力バランスなど問題点を解説しながら具体的な施術と
セルフケアのアドバイスをいたしました。
競泳選手は専門種目により、姿勢やカラダ、筋力等の特徴がそれぞれ違います。
今回肩を痛めている選手も、その専門種目の持つ特徴が出ており
そこに、疲労の蓄積や、セルフケアの不足が、積もって
”コップの水があふれた” 状態になったと思います。
身体的にも優れた要素が目立つ選手ですので
先ずはこの故障を乗り越えて、全国大会の出場権をとり
夏にベストを更新してもらえればと思います。
先にセルフケアや疲労の蓄積というフレーズが出ましたが
誰もがこの様に陥る訳ではありません。
故障する時は原因となる要素が必ず揃っています。
「フォーム」や「使い方」という考えももちろんですが
トレーナーはその以前の所が専門分野です。
肩を故障しない使い方をする為には、その使い方や
フォームを体現化する為に必要な土台が不可欠です。
その土台は姿勢、アライメント、です。
姿勢やアライメントを整えた上で、それを安定させるボディバランスやポジション、
体幹筋力や股関節、肩甲骨、など各部位の柔軟性と筋力が上に積みあがると
考えております。
特にこの中高生の時期は男女共に体が変化します。
反面変わり易く改善しやすいのもこの時期です。
競泳だけに限らず、テニスや陸上、野球、ダンス、バレエも同様です。
引き続きトレーナーの専門分野からの手助けをしていきたいと思います。
アスレティックトレーナー 藤野絢也