トレーニング指導に関して

先日契約先の競泳チームへの訪問でした。
毎回滞在時間の内の1時間を高校生を中心にした陸上トレーニングの指導に充てさせていただいてます。

高校に進学し入寮してからずっと継続して取り組んでいますので
セルフケア、ストレッチ、体幹トレーニング、毎日の補強、筋力トレーニングなど
競泳選手に必要と考える方法、内容を一貫して指導しています。
選手によって取り組みへの意欲や実施には正直言って差がありますが
真面目に取り組む選手が成績を上げる事で、皆の取り組みも随分と向上しました。

選手には方法論だけでなく
・何故この内容なのか?
・何故このやり方なのか?
・どの筋肉を何のために使う、または鍛えるのか?
などなど 根拠や理屈を少しでも理解して取り組む様に指導してきました。

ですのでトレーニング中は選手のフォームチェックや個別での注意点など
時間をかけて丁寧に指導しております。
選手自らが「このトレーニングをチェックして欲しい」
「肩甲骨の動きがおかしいのでチェックして欲しい」
「どちらかの可動域や腹圧が上手く発揮出来ない」と私の所へ伺い、
その質問や指導依頼がより具体的になってきております。

3年生にもなると理解が深まり、後輩への指導や
トレーニングフォームも随分と安定して取り組めるまで成長します。
その成長を感じる時がトレーナーとしての喜びの醍醐味でもあります。

競泳選手にとっては水中でのトレーニングが一番重要な時間です。
あくまでも水中で頑張れるための補強と捉え、今は取り組む様に指導しています。

特に男子選手などは筋トレを取り組みだすと一時的に筋力・パワーが向上し
スピードアップが可能になります。 しかしその先に繋がらず、頭打ちになりかねません。

今はチューブや軽い負荷、自体重での負荷で良いから
注意点や根拠を理解して、自分の体を正しく扱える様になろう
と選手たちにはアドバイスしております。 
そうする事で大学にあがり、本格的なトレーニングへと取り組みが移行した時に
必ずその効果が向上へ繋がると確信しております。

今週は大学生が関西インカレ、来週は高校生が近畿大会となりインターハイ予選です。
しっかりサポートしていきたいと思います。

アスレティックトレーナー 藤野絢也