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腰痛予防の為の体幹部のウォーミングアップ(回旋の可動域改善)

今回はアスリート向けにウォーミングアップに効果的な
体幹部の回旋可動域を改善するストレッチを紹介します。

運動前のストレッチや関節の適合性、動きを高める体操は
ケガの予防や障害予防に効果的であり
アスリートに対してはベストパフォーマンスを発揮するため
必要不可欠なウォーミングアップのいち要素です。

ウォーミングアップに必要な要素として
・可動域の改善
・筋温度の上昇
・筋出力の発揮
・心肺機能、呼吸機能の促進
・筋、腱の反射活動の促進
・トップスピード(速度、運動)の獲得
・傷害回避動作の教育 など・・・

細分化するとさらに項目や要素は増え多岐に渡ります。

今回ご紹介する内容では
運動するにあたって必要な
可動域改善と筋温度の上昇が可能になります。

体幹部のストレッチ(回旋の可動域改善)

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今回はこの動作を以下の方法で行いましょう。
【伸展】※写真ひだり
・軽く下腹部に力を入れておきましょう。(ドローイン)
・片側で20~30秒ずつ筋を伸ばしましょう。
・反動をつけずに左右交互に大きく動かしましょう。
・10回ずつ捻り、2~3セット繰り返しましょう。

【屈曲】
・軽く下腹部に力を入れておきましょう。(ドローイン)
・片側で20~30秒ずつ筋を伸ばしましょう。
・反動をつけずに左右交互に大きく動かしましょう。
・10回ずつ捻り、2~3セット繰り返しましょう。

効果のある部分
【伸展】※写真ひだり
・腹斜筋
・腸腰筋
・大腿筋膜脹筋
・大腿四頭筋

【屈曲】※写真みぎ
・背筋群
・胸腰筋膜
・大臀筋、中臀筋 など殿筋群
・腸脛靭帯、大腿部外側

以下の様なスポーツや動作に効果的です。
・競泳 - ローリング動作
・テニス - ラケットスイング動作
・野球 - バッティング、ピッチング動作
・バレーボール - アタックやサーブ動作
・バドミントン - ラケットスイング、スマッシュ動作

主にスポーツ動作に回旋を多用する競技を挙げました。
その他のスポーツでも腰背部や体幹の回旋可動域の
改善には効果的です。

またウォーミングアップだけでなく、クールダウンにも
活用できます。
それぞれのポイントなどはまた今後解説したいと思います。

是非お試しください。

体幹コンディショニング No2 -ストレッチ-

今回は前回紹介した体幹コンディショニングの続きになります。
これまでの3つの動きで肩甲骨周囲の柔軟性
効果的なアプローチが出来ました。

オフィスワーカーでも製作現場でも
長時間の同じ姿勢や、習慣的な動作から、からだへのストレスが
蓄積してきます
筋肉が固くると、骨の位置や関節の動きを制限し
それが悪い姿勢や、悪い関節運動の原因の一つになると考えています。

そして悪い姿勢のまま、さらに筋肉・筋膜・脂肪が固くなると
からだの中で動く部分と動きにくい部分が出来てきます。
それは骨・関節です。
さらに、それがヒドクなると
過剰に動く部分と全く動かない部分という状態になり、
そこへ日頃の疲労蓄積や関節へのストレスが
過剰に動く部分の付近に影響を与え、故障として表れるのです。
症状が、からだの表面(表層)で起こっている間は
まだ重症ではありません。

多くの方々は
・固くなり動かなくなった部分を柔らかくする
・動いていなかった部分を動かす筋肉を使う※機能改善(運動)
・過剰に動いている部分を止める(安定させる)筋肉を鍛える
・故障しない姿勢と動きをからだに教育する(リハビリ・トレーニング)
この過程を確実に進められれば、症状は軽減します。
簡単な動作で、効果的な運動になるので、是非いただきたいです。

ペルビックティルト
体幹(背骨・骨盤・胸郭)+肩甲骨のストレッチ

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図にも表示している様に
この一連の動きを繰り返す事で
大きく4つの部分に対して同時に効果が得られます。
背骨、骨盤、胸郭、肩甲骨
そしてこの動きは複数の筋肉が収縮~伸張
ストレッチ効果と筋収縮の両方を行えます。

腰痛改善・予防にも効果的ですので
是非取り組んでみてください。