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競泳 JAPAN OPEN2016 5.19~5.22 @東京

先日22日まで東京辰巳で開催されていました

競泳のJAPAN OPEN2016にトレーナー帯同していました。

この大会は日本選手権レベルの大会であり

海外からも招待選手が多く参加されるなど、レベルの高い大会です。

選手にとっては出場する事が先ず難しいレースであり

日本ランキングの上位50~60名ぐらいしか出れない大会です。

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先月4月の選考会でリオ五輪の代表が決まりました。

今回はその1カ月後のレースであり、選手のパフォーマンスとしては

レースに対する仕上げのレベルや、中にはモチベーションの部分なども

影響してか、まあまあの結果を残せる選手もいれば

それほど高くない結果となっていたレースが有ったように思います。

常に安定した力を発揮する事が如何にして難しいかを感じます。

 

大会の結果からはジュニアパンパシフィック(高校生以下)の代表として

上位選手が選考され、私が帯同する所属チームからも数名選出されました。

 

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毎回大会に帯同する度に、トレーナー目線では

どうすれば選手が持つ本来の力を発揮できるのか?を考えます。

体が良い状態であっても、それだけではベストパフォーマンスは

発揮出来ません。

スポーツは 心・技・体 であります。

人間不安要素があったり、調子が良くない時は

どうしてもネガティブ面、欠けた部分に意識をフォーカスしがちです。

また選手によっては、メンツやプライドもあり

恥をかいたり、敗北感、劣等感を味わう事への恐怖心も多いと

思います。

 

そういった背景から、大会中の選手の言動、行動は

いつもと違う様子になってしまい、パフォーマンス発揮を応援する

立場としては、心苦しい一面に遭遇します。

そこに至るまでの過程や、他の選手やライバルの様子、調子に

影響されて、自分自身を見失うというパターンが

ある様に思っています。

平常心を保てるように、メンタルコントロールの出来る事が

強い選手の条件なのだと改めて感じました。

 

 

超一流と言われた人や勝負強い選手、

しっかり勝つべきところで結果を残せる選手は何が違うのか?

実に考えさせられます。

 

 

先月引退表明した北島選手のレースが印象的です。

数年前の大会で北島選手は決勝に進めず、B決勝の端のコースで泳がれたました。

 

どの様な心境でおられたかは、憶測でしかありませんが

そのB決勝のレースも全力で挑まれていたことを観て

自分なりの解釈があります。

 

目の前の事に対して、今できる自分のベストを尽くす。

 

それに尽きるのかと。

どうやってこのレースを勝つのか?

その時の調子や、練習の過程は考えず

今の自分自身のベストを出す事に集中している。

そんな心理が必要であり、結果を残す選手なのかと思いました。

代表選考会まで1カ月を切りました

代表選考会まであと一ヶ月・・・


4月4日から東京辰巳で行われる

競泳の日本選手権、五輪代表選考会まで

あと一ヶ月を切りました。



私も3日からトレーナーとして日頃から関わらせて頂いている

チームに帯同予定です。



今年は夏季オリンピックの代表選考会であるため

競泳アスリートや関係者にとっては

この大会が特別な意味をもちます。



4年前のロンドンオリンピック選考会は

その独特の雰囲気に私自身も緊張してました・・・


選手が力みすぎたり、過剰な緊張をしなくてすむように

トレーナーはいつも通り、選手の落ち着ける環境作りを

意識したいと思います。





日本選手権は競泳の日本で一番を決める大会です。

出場する資格は、その競技種目における

年齢無制限での上位約50~60番程。


出場する事自体が、とても高いハードルであり

特に中高生で出場する事は、その世代のトップクラスとなります。



3月末に行われるジュニアオリンピックで

出場資格となる標準記録を突破すれば

このオリンピック選考会に出場できるという事で

サポートするチームの中からもより多く

このレースへの出場と、選考会でもベストパフォーマンスを

発揮出来る様に、残り期間しっかりサポートしていきます。


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競泳日本選手権 帯同結果

昨日まで東京辰巳国際水泳場で行われておりました、

競泳の日本選手権、代表選考会にトレーナー帯同しておりました。

6日間の競技日程の中、各種目 予選、準決勝、決勝 とレースが行われ

代表権の争いは厳しい戦いとなりました。

帯同チームからは最終的に

世界水泳 3名
ユニバーシアード 3名

という代表選出の結果となりました。

来年の選考会はRioのオリンピックの選考になります。
今年の悔しい結果を来年へのバネと出来る様に、少しでも良いサポートを
していきたいと思います。

選手が少しでも力を発揮出来る様に、自分の努力を惜しみなくしていきたいと思います。

アスレティックトレーナー 藤野絢也

競泳日本選手権 帯同2日目

c0362789_22282298昨日より競泳日本選手権、世界水泳代表選考会の競技が始まりました。

東京では生憎の小雨でしたが、会場ではたくさんのスイマーが

熱いレースを繰り広げてます。

午前中に予選が行われ、午後に上位16までの選手が準決勝、8名の決勝が行われます。

私が帯同するチームからも準決勝、決勝の進出者

表彰台に昇る選手もいましたので、先ず先ずのスタートかと思われます。

より多くの選手のベスト、代表選考、またそれに近づく結果が出せるようにしっかりサポートしたいと思います。

写真は400mFr 女子の決勝のスタート時です。
レース観戦ではプールサイドから独特の緊張感とスピード感を味わえます。
スポーツを観戦するという点では特等席です。

アスレティックトレーナー 藤野絢也

競泳日本選手権 帯同1日目

本日より東京に入り、トレーナーとしてチーム帯同しております。

明日から競泳の日本選手権が始まります。

2016Rio五輪の前年であるので、今年の代表権の争いは大きな意味が加わります。

今回は予選、準決勝、決勝 と種目によっては3回泳ぐ必要があり

身体的にも精神的にもよりタフでないと勝てません。

そんな激しい争いに挑む選手達の最高の準備が出来る様にサポートしたいと思います。

ホテルでのケアはこの様にベッドを持ち込み環境を整えております。

地上17階の眺め良し、光の差し込む綺麗な部屋です。

明日からトレーナー業をしっかり頑張ります!

競泳選手専門のアスレティックトレーナー 藤野絢也

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日本選手権まであと2日

本日は東大阪まで競泳チームへのトレーナー出張でした。

新年度に入り高校生も新入生が増えました。
ドライランドトレーニングでは日本選手権を控えた選手も居ますので
アクティブレストのストレッチセッションと体幹トレーニングの基礎を
重点的に行いました。

メジャーな種目のエクササイズでも、どこを意識して、何を注意するのか?
一体競泳のどの場面において、どんな有利な働きが図れるのか?
このポイントを選手には理屈でもカラダでも理解し、考えて取り組んで欲しいと
思い指導を心掛けております。

また怪我でリハビリ中の選手も、ようやくトレーニングを取り組める状況にまで
回復を見せてきてますので、再発のしない以前より強いカラダ作り
しっかりサポートしていきたいと思います。

高校生はジュニアオリンピック後で、また次の大会や夏に向けた強化期間になります。
競泳日本選手権を控えた選手は調整期間となります。
選手個々の状態を注意深く確認しながら、対応いたしました。

日本選手権まで後2日 しっかり準備をしベストな泳ぎを皆が出来る様に祈ります。

アスレティックトレーナー 藤野絢也