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競泳選手のメキシコ高地合宿⑤【トレーナー】日本体育協会アスレティックトレーナー

競泳選手のメキシコ高地合宿⑤【トレーナー】

  日本体育協会アスレティックトレーナー  藤野絢也


2月の中旬から始まった合宿日程もいよいよ終盤です。

先日メインとなる練習(一番高い負荷が肉体にも精神的にもかかる内容)を

終えて、残すはリカバリーと移動前の練習となりました。

 

約一ヶ月の期間、競泳に集中して入り込み、泳ぎや選手の体を

考え込む時間が出来、充実した合宿となりました。

 

何より、練習中にコーチと選手の泳ぎや体の特徴、

強い部分や弱い部分、上手い部分と不得意な部分などなど

個々に合わせた課題や、対策を考える事が出来良かったです。

 

これらを実現するには、ケアだけに意識を向けて、治療での情報

だけを診ていては不可能だと思います。

 

実際の泳ぎと、作りたい動きのギャップを埋めるための作業や

アドバイス、アイデアなど出していける存在になりたいと思いました。

 

今回考え出した内容や、発見などまとめて発信出来ればと思います。

 

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競泳選手のメキシコ高地合宿④【トレーナー】日本体育協会アスレティックトレーナー

競泳選手のメキシコ高地合宿④【トレーナー】

日本体育協会アスレティックトレーナー 藤野絢也


約一ヶ月のメキシコ高地合宿も大詰めになりました。

選手は先週のクールから試合形式のメイン練習を行い

身体的にはかなりの負荷がかかっている様子です。

 

4月の世界水泳選考会に向けて、選手がギリギリの所を

ふんばって、かつてなかった領域にまで能力を高められるように

サポートをしていきたいと思います。

 

この合宿中は水中練習の様子をディスカッションしながら

ケアやW-UPでの対応を変化させ、良い流れでのトレーニングが

積めていると思います。

練習の内容や泳ぎについての理解を深める事で

ケアだけではなく、競技力向上に向けて

攻めるための、武器になれる対応が可能になると

改めて思いました。

あと残り1クールありますので、しっかりと頑張ります。

明日はいよいよ集大成となるメイン練習です!!

 

 

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練習の前はドライランドトレーニングの時間を設け

それぞれにストレッチや体操などのW-UPをセルフで行った後に

体幹トレーニングを中心にしたエクササイズを全体で行っています。

その日の選手達の疲労状況や、後に行う練習の内容によって

エクササイズの内容を変化させています。

 

 

 

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競泳選手のメキシコ高地合宿③ 【トレーナー】日本体育協会アスレティックトレーナー

競泳選手のメキシコ高地合宿③ 【トレーナー】

  日本体育協会アスレティックトレーナー


サンルイスポトシでの合宿も後半に入り、日々強度の高いトレーニングが

続いております。

 

標高の高い地域でのトレーニングは酸素濃度が少ないため

回復にも時間がかかります。

 

平地でやっている高強度の練習をこちらで取り組むと

体の負荷は相当高いようです。。。

 

後半戦で疲れもあると思いますが、良いトレーニングが積めるように

私はしっかりとサポートをしていきたいと思います。

 

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こちらでの宿泊先は、このスポーツ総合施設を運営する不動産会社が販売する、

高級な住宅エリアに立てられた、広いアパートを借りて過ごしております。

街並みもキレイで、安全で、気候も良いので快適に生活が出来ています。

 

トレーニングやプールも隣接しているので、歩いて移動し、食事もそちらで

取る事が出来ます。 活動拠点が全てコンパクトにまとまっているので

合宿地としては、とても良い場所だと感じています。

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毎回のクールでウエイトトレーニングを実施しています。

水中での運動パフォーマンスを高めるためには

基礎筋力や身のこなし、体幹、パワーなど、陸上で発揮出来るように

ならないといけません。

ジュニアの頃から水中でのトレーニングが中心で、泳ぐことは優れて

いるのですが、陸上での運動やトレーニングになると、意外と動きが

固く、力の入りが鈍い等と言う事もスイマーには少なくありません。

選手個々に応じた、必要なトレーニングを実施出来ております。

施設も充実しており、とてもやりやすい環境です。

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オフの日に町の中心地に行ってきました。

スペインの植民地時代の建物が多く残り

ヨーロッパの様な街並みで、とてもきれいでした。

 

残り1週間ちょっと 選手のサポートを頑張ります!

 

 

競泳選手のメキシコ高地合宿② 【トレーナー帯同】日本体育協会公認アスレティックトレーナー

競泳選手のメキシコ高地合宿② 【トレーナー帯同】

  日本体育協会公認アスレティックトレーナー 藤野絢也


合宿地のメキシコ サンルイスポトシから投稿です。

2.23 から始まった日程も、このクールで全日程の中間地点となります。

選手達はコンディションも良く、毎日トレーニングを重ねていけてます。

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このメキシコでのトレーニング合宿は

高地環境(海抜2000m)という低酸素濃度の中で、

日常生活や筋トレ、スイムなど通常の運動を行う事で

平地で行う時よりも、酸欠状態を意図的に作り出すことが出来

その酸欠状態から体が適応しようとする能力を引き出す事が

効果として考えられています。

数週間のトレーニングによって、血中の赤血球数や

ヘモグロビン、ミオグロビンが増すことで

その後平地に戻った際に体内の酸素運搬能力が高まり、

心肺機能の向上が期待出来るということです。

 

酸素濃度は高さによって変わるので

この2000m程の場所では平地での酸素濃度に対して

2/3程度だとも言われています。

簡単なはなし、息が切れてハアハアとなって呼吸数が増えますが

3回吸っても、平地の2回分しか酸素が入ってこない・・・

という状態を作り出せるのです。

 

選手は厳しい練習やトレーニングになりますが

リターンも期待できるという事で、近年この高地を利用した

トレーニングはトップスイマーのポピュラーになっています。

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競泳選手のメキシコ高地合宿①【トレーナー帯同】日本体育協会アスレティックトレーナー

競泳選手のメキシコ高地合宿 【トレーナー帯同】

 日本体育協会アスレティックトレーナー 藤野絢也


ブログの更新がしばらくご無沙汰していました・・・ m(__)m

2月23日から競泳チームの高地トレーニングに

メキシコのサンルイスポトシへ帯同しております。

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海抜2000mの準高地にあたるこの地で

約一ヶ月間、選手のサポートをさせていただいてます。

 

今回は6名の選手が合宿に参加しております。

 

4月の日本選手権(世界水泳代表選考会)に向けて

充実したトレーニングを積み重ねてもらえるように

トレーナーとして、しっかり選手をサポートしていきたいと

思います。

 

サンルイスポトシは日中は温暖で、空が青くて気持ちの良い場所です。

こんな最高の気候と、充実した施設での合宿に携われる事に感謝です。

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ウエイト施設も大変充実しており、トレーニング環境は申し分ありません。

近年競泳選手は水中でのパフォーマンスを高めるために

ウエイトトレーニングやドライランドと呼ぶ陸での補強トレーニングの

重要性が非常に高まっており、厳しい水中練習の間に

こうしたウエイト施設での筋トレやマシントレーニングを行っています。

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こちらに来て第2クールが終了しました。

本格的な厳しいトレーニングが増えてきますので

日々の選手の様子やコンディションに気を配り

少しでも選手やチームのために貢献できればと思います。

 

こちらではコーチと共にプールサイドで練習中の泳ぎを

観察しながら、泳ぎや練習の詳細を教えていただいてます。

体やコンディショニングの専門家として、ディスカッションを

させてもらいながら、色々なトレーニングを提案したり

ケアの注意点を説明したりなど、非常に充実した

理想的な環境で仕事が出来ています。

 

合宿中ですが、また時間を作って投稿します!