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競泳選手の強化合宿に帯同していました。@オーストラリア・ケアンズ

競泳選手の強化合宿に帯同していました。@オーストラリア・ケアンズ


 

2018年〜2019年の年越しはオーストラリア・ケアンズで

競泳選手の強化合宿に帯同していました。

 

TOKYO2020の最終選考会を来年に控え、残すところ一年ちょっと。

選手・コーチと共に目標に向かって携われることに

感謝して、日々のサポートを頑張りたいと思いました。

 

今回の合宿では東海大学の加藤コーチとご一緒させていただき

競泳選手に必要な陸上でのトレーニングを色々と教えていただきました。

沢山のヒントをいただけたので、また日々のトレーニングへと

その成果を反映させていきたいです。

 

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オリンピックまで3日、インターハイまで2週間、インカレまで1カ月

オリンピックまで3日、インターハイまで2週間、インカレまで1カ月


 

いよいよ夏本場となり、オリンピックに高校野球と

スポーツが楽しみな時期になりました。

競泳に携わる者として、やはりこの季節は良い緊張感があり

携わる選手からも、色々と感じたり、学ばせてもらう事が多くあります。

その度にトレーナーという仕事のやりがいを日々感じてます。

 

今回のブラジルでのオリンピックには、私が携わらせていただく

所属チームから計4名のオリンピアが出場します。

最高峰の舞台で自分自身のベストな泳ぎをしてもらえるように

日本からも応援したいと思います。

 

日本では次のオリンピックや世界水泳の代表入りを目指す選手達が

全日本大学選手権(インカレ)や全国高校総体(インターハイ)、

ジュニアオリンピックに向けての強化期間真っ最中です。

 

体の疲れもピークにあり、重く動かない、筋肉も張って辛い状態の中

一本一本、集中して取り組んでいると思います。

それぞれの目標達成に少しでも力に成れるように

ケアやトレーニングなどトレーナーサポートを尽くしてまいります。

 

今年は17日~20日まで広島でのインターハイに帯同します。

 

それぞれのインターハイを良いレースにしてもらえるように

4日間しっかりサポートしてきます。

 

今回は緊張とパフォーマンスの関係性について紹介します。

以前にもこの内容は記事にしてますが、大切なレースを迎える選手や

周りのサポートの方々に、少し知って頂く事で安心できる内容です。

 

逆U字理論

これは心理学に出てくる

「ヤーキーズ・ドットソンの法則」で説明されている

逆U字理論です。

横軸は緊張度が低い~高い

縦軸はパフォーマンスが低い~高い

であらわされており、緊張度とパフォーマンスレベルの関係を

曲線で描いた内容です。

 

図の通り 緊張度が高すぎると「アガリ」と言われる状態に

陥り、本来の力が発揮出来ません。

逆に全く緊張せず、リラックス出来ている状態でも

パフォーマンスや効率が上がらなかった。という研究報告が

この曲線で分かります。

 

選手はレース前に緊張して、心拍数が上昇したり

体が震えたりした時に、この曲線を思い出して

「この緊張は良い緊張感だ」

「ハイパフォーマンスが出来る緊張感だ」と思って

2~3回 吐くことを意識した深呼吸を行いましょう。

ポイントは緊張により我を失うのではなく

緊張感を味方につけて、上手く利用する事です。

深呼吸がスイッチとなり、いつもの自分で居られるようになります。

 

我をコントロールして、一番最適な状態に持って行くスキルが

一流のアスリートには必要です。

本来の能力がしっかり発揮出来る事を応援しております。

 

競泳 JAPAN OPEN2016 5.19~5.22 @東京

先日22日まで東京辰巳で開催されていました

競泳のJAPAN OPEN2016にトレーナー帯同していました。

この大会は日本選手権レベルの大会であり

海外からも招待選手が多く参加されるなど、レベルの高い大会です。

選手にとっては出場する事が先ず難しいレースであり

日本ランキングの上位50~60名ぐらいしか出れない大会です。

セミナー_8890

 

先月4月の選考会でリオ五輪の代表が決まりました。

今回はその1カ月後のレースであり、選手のパフォーマンスとしては

レースに対する仕上げのレベルや、中にはモチベーションの部分なども

影響してか、まあまあの結果を残せる選手もいれば

それほど高くない結果となっていたレースが有ったように思います。

常に安定した力を発揮する事が如何にして難しいかを感じます。

 

大会の結果からはジュニアパンパシフィック(高校生以下)の代表として

上位選手が選考され、私が帯同する所属チームからも数名選出されました。

 

セミナー_739

 

毎回大会に帯同する度に、トレーナー目線では

どうすれば選手が持つ本来の力を発揮できるのか?を考えます。

体が良い状態であっても、それだけではベストパフォーマンスは

発揮出来ません。

スポーツは 心・技・体 であります。

人間不安要素があったり、調子が良くない時は

どうしてもネガティブ面、欠けた部分に意識をフォーカスしがちです。

また選手によっては、メンツやプライドもあり

恥をかいたり、敗北感、劣等感を味わう事への恐怖心も多いと

思います。

 

そういった背景から、大会中の選手の言動、行動は

いつもと違う様子になってしまい、パフォーマンス発揮を応援する

立場としては、心苦しい一面に遭遇します。

そこに至るまでの過程や、他の選手やライバルの様子、調子に

影響されて、自分自身を見失うというパターンが

ある様に思っています。

平常心を保てるように、メンタルコントロールの出来る事が

強い選手の条件なのだと改めて感じました。

 

 

超一流と言われた人や勝負強い選手、

しっかり勝つべきところで結果を残せる選手は何が違うのか?

実に考えさせられます。

 

 

先月引退表明した北島選手のレースが印象的です。

数年前の大会で北島選手は決勝に進めず、B決勝の端のコースで泳がれたました。

 

どの様な心境でおられたかは、憶測でしかありませんが

そのB決勝のレースも全力で挑まれていたことを観て

自分なりの解釈があります。

 

目の前の事に対して、今できる自分のベストを尽くす。

 

それに尽きるのかと。

どうやってこのレースを勝つのか?

その時の調子や、練習の過程は考えず

今の自分自身のベストを出す事に集中している。

そんな心理が必要であり、結果を残す選手なのかと思いました。

代表選考会まで1カ月を切りました

代表選考会まであと一ヶ月・・・


4月4日から東京辰巳で行われる

競泳の日本選手権、五輪代表選考会まで

あと一ヶ月を切りました。



私も3日からトレーナーとして日頃から関わらせて頂いている

チームに帯同予定です。



今年は夏季オリンピックの代表選考会であるため

競泳アスリートや関係者にとっては

この大会が特別な意味をもちます。



4年前のロンドンオリンピック選考会は

その独特の雰囲気に私自身も緊張してました・・・


選手が力みすぎたり、過剰な緊張をしなくてすむように

トレーナーはいつも通り、選手の落ち着ける環境作りを

意識したいと思います。





日本選手権は競泳の日本で一番を決める大会です。

出場する資格は、その競技種目における

年齢無制限での上位約50~60番程。


出場する事自体が、とても高いハードルであり

特に中高生で出場する事は、その世代のトップクラスとなります。



3月末に行われるジュニアオリンピックで

出場資格となる標準記録を突破すれば

このオリンピック選考会に出場できるという事で

サポートするチームの中からもより多く

このレースへの出場と、選考会でもベストパフォーマンスを

発揮出来る様に、残り期間しっかりサポートしていきます。


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