腰痛を自分で改善させる方法④(腰を反ると痛い方へ・・・)

今回は「腰痛を自分で改善させる方法」第4弾
 
「腰を反ると痛い方へ・・・」完結です。
これまで腰痛の中でも伸展型の腰痛症について
続けて解説してきました。

今回は筋力を強化する事で
伸展型の腰痛を改善・予防していきます。
すなわちリハビリです。
 
筋力が弱い事で姿勢を保てなくなり
 
骨格や関節の捻じれ、傾きが強くなる事で
 
体の各所に故障をきたすケースがあります。
 
また肩こりや腰痛などの慢性疾患は
 
運動不足による筋の血流循環障害や
 
日常の筋疲労に耐えられないために
 
筋・筋膜が音を上げるケースがほとんどです。
 
筋は収縮~弛緩する事で働きをなします。
 
収縮しっぱなしの筋はコリや張った状態。
 
逆に弛緩したままの筋は関節や骨を
 
支える役目を果たせていません。
 
働かない部分があると、他の部分で
 
代償し、関節の動作や安定を得ています。
 
スポーツ動作での故障や障害は
 
この代償動作自体が原因でもあります。
 
 
 
伸展型腰痛では以下の図を参考にしてください。

筋力不足の傾向
・腹筋群
 からだの前面で壁となる筋群です。
 前壁が機能していないと、
 骨盤の前傾や腰椎の前弯を止める事が
 出来なくなります。
 (体幹の屈曲、骨盤の後傾)
 
・大臀筋、股関節 伸展筋群
 うしろから股関節、骨盤を支え
 骨盤が前傾しようとする力に対して
 対抗する筋群です。
 (股関節の伸展)
腹筋群のトレーニング
①ドローイン
②ダイアゴナルエクステンション
大殿筋、股関節伸展筋のトレーニング

③バックブリッジ
④シングルブリッジ
これら①~④のトレーニングにより
腹筋群、大殿筋などは強化されます。
 
しかし痛みの強い時期や
筋、筋膜が固い状態では
トレーニング動作自体に痛みを伴う場合も
ありますので、
まずはストレッチ、セルフケアを行い
患部の痛みが軽減してからトレーニングを
並行しておこないましょう。
 
必ず必要な筋トレになります。
注意点を守り、理屈を少しでも理解した
状態で是非取り組んでみてください。