ハイパフォーマンスを可能にするファンクショナルストレッチ①

今回は
「ハイパフォーマンスを可能にするファンクショナルストレッチ」
として姿勢運動機能を向上させるストレッチを紹介します。

特に今回のエクササイズでは

伸ばす面筋収縮の必要とする面

共存します。

弛緩と収縮の両面を引き出す事

より関節運動の可動域を拡げ

姿勢改善や運動時のパフォーマンス向上に

繋がります。

第一弾の今回は

胸郭・胸椎のストレッチとして

四つばいでのオープンリーチをご紹介します。

私が関わる競泳でも特に多く運用されるエクササイズですが

どの動きの、どの局面に活かされるのか??

もう一度読んでいただく競泳関係者には整理していただきたい

内容です。

また競技に関わらず、今回のエクササイズにより

胸郭・胸椎の伸展、拡張に働きかけます。

これは姿勢改善に特に効果的であり

悪い姿勢(背中が丸い状態)では

この筋肉の活動されにくく

背中や肩甲骨周囲の筋の張り感(こり感)を

逆に与えます。

ビジネス現場では顧客や取引先など
面会時に与える影響は、その後のビジネス展開を
左右します。
第一印象が大切だというようなコピーで売り出された
商品も数多く存在する程・・・

今回のエクササイズでは胸椎・胸郭の伸展、拡張に
働きかける為、その方の姿勢を正しくキレイに
保つ事に効果的に働きます。
セルフブランディングとしての
体作りに是非お役立てください。

胸椎・胸郭のストレッチ(オープンリーチ)

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~ How to ~
1.四つばいの状態になり、写真の様に片側の手を
  頭に当て、肘を曲げておきます。(スタート姿勢)
2.曲げた肘を支えている手に近づける様にからだを
  縮める様に捻ります。(写真ひだり、赤の曲線)
3.次は肘を大きく斜め上方向に挙げ、胸郭を開き
  からだを捻ります。(写真みぎ、赤の曲線)
4.この時に肩甲骨を内側・下方に引き寄せる様に
  行いましょう。⇒ 肩甲骨の引き寄せ方について(リンク有)

ポイント
・腰の過剰な伸展(反り)が無いように注意しましょう。

・胸郭の回旋時に、骨盤の回旋や横方向への動揺に
 注意しましょう。

・頭から骨盤まで一直線の体幹の姿勢保持を注意しましょう。

効果
・胸椎の伸展
・胸郭の回旋
・肩甲骨の内転、上方回旋

~ 競泳選手への適用 ~
競泳選手はローリング動作と連動した肩甲帯の運動
を可能にするためのエクササイズです。
胸郭のローリングに対して、肩甲骨が適した
タイミングで回旋や内転を行えないと
肩甲骨が胸郭から離れた状態になり
肩関節や肩甲帯の安定性が著しく低下します。

またこの胸郭と肩甲帯の運動バランスやタイミング
をズラした状態で行うと、プル動作の効率が
上らず、競技能力も上がりません。
肩関節の故障に至るケースが多く
逆を言うと、肩の痛い選手は
この運動が上手く行ってない事が多いと
思われます。
練習前のW-UPに取り入れ、注意点を意識して
取り組んでみてください。